【語学の習得は楽しく継続することが大事】私の英語学習論を紹介します。

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 この記事を読んでおられる方は、何らかの理由で英語の勉強をしていらっしゃるのだと思います。以下、英語学習に関する私論を述べさせていただきます。息抜きのつもりで気軽に読んで頂けたら幸いです。

項目:
1)英語学習って具体的に何をやればいいの?
2)英語嫌いのあなたへ →英語を好きになる方法をお教えします。
3)英語学習の時に辞書は何を使うべきか?→選択する時のヒントをお教えします。
4)英語学習上の様々な悩みについて考える →継続学習の習慣を身に付けられるかどうかが鍵です。
5)英語学習をする目的・理由は何か?
6)英単語を簡単に覚える方法
7)英語学習を習慣化する方法について考えましょう。
8)日本人は中学・高校と6年間も英語を勉強してるのに何故しゃべれないの?

以下、各項目の詳細です。↓
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1)英語学習って具体的に何をやればいいの?

 皆さんは英語の学習というと何を思い浮かべますか?私は英語学習を下記の5種類に分類しています。

①聞くこと(Listening)
②読むこと(Reading)
➂しゃべること(Speaking)
④書くこと(Writing)
⑤文法(Grammar)

①のListeningと②のReadingは外から情報を受け取る作業なので、いわゆるインプットにあたります。
➂のSpeakingと④のWritingはアウトプットです。自分で考えをまとめて自分の責任で発信する必要があります。

 ⑤の文法は①〜④の作業を支える土台のようなものです。文法を理解せずに①〜④の学習を行っても正しい英語を身に付けることは難しいです。文法に関しては、①〜④の学習作業で不明点が出てきたらその都度調べるというのも一つの方法です。しかし、そういう方法は穴を無くすまでにとても時間がかかります。文法書を最初に全て読み込み習得してしまうのが一番楽でしょう。
 文法を全て習得することを前提として話を先に進めます。

 さて、実際の英語学習では①〜④の各作業のうち、どれをどのくらいやればいいのでしょうか?一般論としては、全ての項目をバランスよく実施するのが理想です。しかし、これでは中々具体的なイメージが湧かないと思います。
 ここで、①〜④の各項目について、英語を使っている場面を列挙してみましょう。

①Listening
 英語のニュースを見る。洋画を観る。電話をする。会議に参加する。公演を聞く。通訳として外国人の話を聞く。その他。

②Reading
 英字新聞を読む。電子メールを読む。取扱説明書を読む。本を読む。ウェブサイトをチェックする。報告書類を読む。日本語へ翻訳するために英文を読む。その他。

➂Speaking
 目の前にいる人と、英語で議論を行う。電話で話をする。会議に参加して意見を言う。多人数を前に講演や演説を行う。通訳として日本語を英語に直して話す。その他。

④Writing
 英語で報告書を書く。日記を書く。電子メールの返事を作成する。記事を投稿する。日本語を英語へ翻訳する。その他。

 英語学習者は、自分が英語を使用する場面を具体的に思い浮かべて、上記①〜④のうちどれを重視すべきか決めればいいと思います。仕事の種類によっては、WritingとReadingは必要だがListening とSpeakingはほとんど要求されないというケースもあります。その逆もあり得ます。事情は人により様々でしょうし、どの技能に重きを置くべきかは最終的に自分で判断しなければなりません。①〜④すべてを高いレベルで要求されるケースはむしろ少ないのかもしれません。

 ここで、英語ではなく、母国語としての日本語を使用する場面を考えてみましょう。

①聞くこと、➂しゃべること
 山に籠って修行をしている人は別として、聞くこともしゃべることもせずに丸一日を過ごす人は、ほとんどいないと思います。普通の人は、一日の中で何かしら日本語を聞いたりしゃべったりしています。しかし、その実行頻度や量は個人の事情によりバラツキがあります。営業系の仕事であれば直接のコミュニケーションが重視されます。研究所の中で物を相手に試行錯誤している場合は、一日中ほとんど誰ともしゃべらずに済むかもしれません。

②読むこと
 仕事上、大量の文書を読まなければならない人や、読書が好きで活字中毒の人は読むという作業を頻繁に実施しています。その一方で、1か月に一冊も本を読まない人がいることも確かです。また、工場などで現場作業をするときは、定型化された文書しか見る機会がない、ということもあり得ます。

④書くこと
 これも人により作業量が異なります。文章をほとんど書かずに生活ができてしまう人も意外に多いかもしれません。電子メールは多くの人が利用すると思いますが、大量の文章によるしっかりとした意思表示をする人から、返事レベルのやり取りしかしない人まで様々です。会社勤めの人は報告書類を作成する場合がありますが、定型化されて負荷の少ないものもあれば、独創性を必要とする大論文もあります。作家や新聞記者は一生の間に大量の文章を世に送り出すと思いますが、こういう立場の人は少数派でしょう。

 以上、色々と例を挙げましたが、日本語であっても個人により、①〜④の4技能を実行する頻度や求められるレベルが異なることが解ります。従って、①〜④の4技能のうちどれが得意でどれが不得意かは個人により全く異なります。4技能の全てが高レベルであるという人は稀だと思います。多くの人が、偏りのある不完全な日本語能力しか持っていなくても、ほとんど不自由さを感じることなく毎日を過ごせています。

 日本語であってもこのような状況ですから、第二言語としての英語において①〜④の運用能力にバラツキがあっても構わないはずです。皆さんは、自分に求められる英語能力の種類とレベルを冷静に見極めたうえで、学習に取り組むようにしたらいかがでしょうか。

音楽を聞く女性

2)英語嫌いのあなたへ →英語を好きになる方法をお教えします。

 「英語を見るとめまいがします・・・・」、というようなコメントをネット上でよく見かけます。よっぽど嫌いなんでしょうね。何となく分かる気がします。私も初めて英語を習い始めた頃、日本語とのあまりの違いにかなり戸惑いましたから・・・。
 しかしながら、英語が好きだと将来いろいろと得をしますから、英語嫌いの状態を続けてしまうのはもったいないです。
 英語好きの状態を継続させるには、英語嫌いに陥るパターン、原因、そして回避方法などを頭に入れておかねばなりません。

①英語の指導者に問題がある場合
 「部下を生かすも殺すも上司次第」とは良く言いますが、「生徒を生かすも殺すも先生次第」であることも事実です。
 教える技術が未熟、人間的に問題があり生徒のやる気を喪失させる、はたまた、生理的に合わないなど原因は色々ですが、特に10代の若い世代にとってこれは深刻な問題です。なぜなら若い学生さんにとって教室内の先生の精神的影響力はとても大きく、「嫌いな教師=英語の本質」などという恐ろしい勘違いをしてしまう可能性があるからです。
 英語自体は日本語と同じく便利な手段なのであり、教える側の先生自身とは何の関係もありません。こういう時はいろいろと理屈を考える必要はありません。直感で十分です。「この人には、私の英語能力を伸ばすことはできない」と判断することを躊躇してはなりません。(ケンカになるので、声に出して言う必要はありません。)
 そう判断したら教室内でのお付き合いは必要最低限に留めて、教室外に活路を見出しましょう。今はインターネットを誰でも利用できますから、より適切な代替手段を見つけられるはずです。

②勉強の成果が思うように上がらない場合
 勉強の成果をテストの点数で確認するのは楽しいですね。私はTOEICを半年に1回受けていましたが、順調に点数が上がった時は、それが更なるやる気を生み出すという好循環がありました。
 しかし、人によっては逆のパターンも当然起こり得ます。一生懸命勉強したのに思ったより点数が伸びないと精神的に落ち込むのが普通です。ここで、あっけらかんとしている人よりは、落ち込むことのできる人の方が見込みがあります。問題意識が強い証拠ですからね。
 ただし、「自分は英語学習に向いていないからテストの点数が上がらないのだ。」という勘違いは絶対にしないでください。英語学習に向いていない人なんかいません。日本語と同じく英語の技術も習得可能なのです。
 テストの点数を自分の思い通りに上げたければ、その為の効率の良い手段を選択すればよいのです。ただ、それだけのことです。そして、学習手段選択のための情報はいくらでも手に入ります。途中であきらめさえしなければ、長い人生いくらでもチャンスがあります。(ちなみに、私が英語を本気で勉強し始めたのは40歳を過ぎてからです。)

➂英語を実生活や仕事の中で活用する時につまずくケース
 繰り返しますが、英語というのは便利な手段です。勉強すればするほど磨きがかかります。そしていずれ、実生活や仕事でその手段を活用する場面が出てきます。しかし、多くの人が英語を実践する時につまずきます。例えば、

「この場面で、英語で何と表現すればいいのかすぐに思いつかない。」
「自分の発音や表現が外国人に通用しない。」など

 ここで、「自分の今までの英語学習は間違っていた、無駄だった。」などという勘違いをしないでください。
 自分が仕事やプライベートで英語を使う場面を100%予測しながら英語学習を進めることは可能なのでしょうか?絶対に無理です。学習段階での英語と実践段階で必要な英語の間には、大なり小なりズレがあるのは当然です。
 自分の発音がネイティブスピーカーに通用しなくてショックを受けたのなら、CD教材を聞き、真似をしてしゃべって練習すればよいのです。心配する必要はありません。溝はいずれ埋まります。そして、事前の学習量が多かった人ほど、実践運用力を身に付けるのが早いのです。
 語学に関しては無駄な勉強というのはありません。やればやっただけ将来役立ちます。どうか安心して、学習→実践→学習→実践→、のサイクルを継続してください。

 英語嫌いになるのを防ぐためにしてはいけない勘違いをもう一度繰り返しましょう。

①「嫌いな教師=英語の本質」という勘違い
②「自分は英語学習に向いていないからテストの点数が上がらないのだ。」という勘違い
➂「自分の今までの英語学習は間違っていた、無駄だった。」という勘違い

 上記の勘違いを避けながら地道に学習を継続すれば、あなたはきっと英語好きの仲間入りを果たせるはずです。

3)英語学習の時に辞書は何を使うべきか?→選択する時のヒントをお教えします。

 英語を学習する時、または仕事で英語を使う時、辞書は必ず必要になります。皆さんは辞書と聞くと何を思い浮かべますか?大きく分ければ以下の3種類でしょう。

①英和辞典
②和英辞典
➂英英辞典

 紙で印刷されたものはお馴染だと思いますが、最近は電子辞書もかなり普及していますね。また、WEB上の自動翻訳機を利用する人も増えています。
 私は中学生の時に①の英和辞典を学校側から指定されました。それ以来、高校、大学、そして40歳過ぎまで①の英和辞典ばかりを使ってきました。②の和英辞典は便利なことがあるので高校の時に自主的に購入しましたが、使用頻度は少なかったです。➂の英英辞典を使い始めたのは40半ばくらいからです。「英語上級者になるには英英辞典を使わねばならない」と何かの本に書かれていましたので、思い切って書店で購入したのです。それ以来、英英辞典を主に使っています。
 ところで、辞書は上記①〜➂のうちどれを使うのがベストなのでしょうか?結論を出す前に、①〜➂各々のメリットとデメリットを列挙してみます。

①英和辞典
メリット:
 英単語の意味を日本語で解説しているのですぐに理解できる。
デメリット:
 日本語での説明内容が不十分で不適切な場合がある。

②和英辞典
メリット:
 日本語を英訳したいときに、選択すべき英単語や表現の候補を提示してくれる。
デメリット:
 英訳のために提示された案の中から最適なものを自分の判断で選ばねばならない。最悪、適切な表現が提示されてない場合もある。

➂英英辞典
メリット:
 英単語の意味を英語で説明している。英語圏のネイティブスピーカーの学者が編集している場合がほとんどであり、意味が正確に記載されている。
デメリット:
 英語ですべて説明されているので日本語ほど早く読むことができない。不慣れな人にとっては面倒に感じる。

 以上の説明を考慮しつつ、私なりの正しい辞書活用方法を以下に示します。

①の英和辞典について
 英語学習を始めたばかりの人など、語彙が少ない人はこれを使わざるを得ないと思います。英英辞典を無理に使っても、解説の文章が理解できなければ不自由してしまいますので。

②の和英辞典について
 和文英訳をしなければならない時、英訳のための表現がさっぱり思い浮かばないことがあります。そういう時、和英辞典を使えば少なくてもヒントは得られるでしょう。しかし、和英辞典を信頼し過ぎて、目についた表現をそのまま使うとネイティブスピーカーには通用しない文章になってしまうことがあります。
 和英辞典はあくまで参考程度、考えるきっかけ位の感覚で付き合うのがいいと思います。

➂の英英辞典について
 上で述べたように①英和辞典と②和英辞典は限定的な使用に留めて、原則としては英英辞典をメインで使うべきです。理由は大きく分けて2つあります。

1)
 先に述べましたが、英単語の意味が英語で正確に書かれているのはとても有り難いです。単語によっては複数の意味を持つものがありますが、各々の意味や例文を英語で読むことにより英語の正しい感覚を身に付けることができます。
2)
 英単語を英語で理解する癖がつくので、いちいち頭の中で日本語に直す習慣が減ります。例えば、英語の長文を読むときに、いちいち日本語に変換していたら読むスピードが落ちてしまいます。英会話をするときも同じで、頭の中を英語で充満させていないとスムーズな会話は無理です。英英辞典はネイティブに近い感覚を養うための有効な手段なのです。

結論:
 今まで一度も英英辞典を使ったことがない人にとっては、やや敷居が高く感じられるかもしれません。また、使い始めの時は、少し面倒に思うかもしれません。しかし、使い慣れてしまえば、「英英辞典は英語学習者にとってベストの道具だ」、ということに気付くはずです。

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4)英語学習上の様々な悩みについて考える →継続学習の習慣を身に付けられるかどうかが鍵です。

 英語学習者であれば誰でも多かれ少なかれ悩みを抱えていると思います。その悩みを段階別に表現すると次のようになるでしょう。

①そもそも英語を勉強しなければならない理由がわからない。

②英語を勉強する理由・目的は何となくわかったけど、やる気が起こらない。

➂英語の勉強をすることにしたけど、具体的に何をすればいいのか判らない。

④英語学習の教材や方法は選択したけれど、内容が理解できないし面白くない。

⑤何とか勉強をしてるけれども続かない。

⑥継続学習の習慣は身に付いたけれども試験の点数アップにつながらない。

⑦TOEICなどの点数は良くなったけれども実践では使い物にならない。

⑧英語を実践で運用しているけれどもスムーズではないし間違いも多い。

⑨英語の実践運用は不自由なくできるようになったけれども、ネイティブレベルには到達できていない。

 私個人のことを申しますと、上記の段階⑧に相当します。外国人と会話する時もゆっくりしゃべることが多いですし、適切な語彙を選択していないこともあります。実践上必要な表現やスキルを徐々に増やしている最中です。プライベートでは洋画のDVDなどを見ることもありますが、見るたびにネイティブスピーカーのレベルの高さを痛感しています。仕事で英語ライティングをする機会は意外に少なく、毎日継続している状態ではありません。

 今は⑨の段階に入りたいと思いつつ頑張っているところです。知り合いのアメリカ人に質問したことがあります。

「ノンネイティブの英語学習者がネイティブレベルになることは可能だと思うかい?」

 対する答えは、

「英語だけを用いる環境に身を置いて数年間生活すれば可能だと思う。」

 これは、かなり高いハードルですし、すぐには実行できません。でも、不可能ではない気がします。

 私は上記の①〜⑧の各段階を色々と経験してきました。具体的な目に見える成果が表れず悩んでいたこともあります。しかし、あきらめて放り投げてしまうことはありませんでした。語学習得で一番大切なのは継続学習の習慣を身に付けることだと思います。上記の段階⑥までたどり着けるかどうかが鍵ですね。

 この記事を読んでおられる読者の皆さんはどんな悩みを持っておられますか?どんな悩みであれ、「あきらめる」という選択肢だけは選ばないでくださいね。

5)英語学習をする目的・理由は何か?

 上記の基本的な質問に答える前に、私自身のこれまでの英語学習を振り返ってみます。

学生時代:
 中学・高校時代に英語を勉強していた理由は大したものではありません。「みんながやっているから」「先生から言われたから」「大学入試には必ず英語があり、理系・文系ともに逃げられない」、など受け身の理由がほとんどです。英語の授業が楽しくて待ち遠しいと思ったことは一度もありません。義務感から仕方なく真面目に取り組んでいた、というのが正直なところです。真面目に勉強していたので成績はまあまあでした。大学入試でも英語で足を引っ張られることはありませんでした。しかし所詮、テスト用・受験用の英語に過ぎないので会話はできませんし、実践では使い物になりません。受験勉強で得たものは、文法知識と最低限の語彙でした。
 大学では理系の学部ということもあり、一部の必修授業を除いて英語に触れる機会はほとんどありませんでした。多くの学生は英語の勉強をしないので在籍中の4年間(大学院に行く場合は6年間)で英語が錆びつきます。元々使えない英語がさらにダメになるわけです。私自身は、それでは勿体ないと思い、NHKのラジオ英会話を毎日欠かさず聞いていました。将来仕事で使うかもしれないし、実践的な会話表現を覚えた方がいいかなと考えたのです。

社会人以降:
 あるメーカーに技術職として就職し、入社直後にTOEICを強制的に受けさせられたものの仕事上は英語を用いる必要が無い状態がしばらく続きました。大学時代からの続きでNHKのラジオ英会話は聞き続けていましたが、しばらくしてそれも止めてしまいました。
 転機が訪れたのは、入社数年後でした。突然、ドイツへの海外出張に同行することになったのです。私にとっては、外国人と英語でコミュニケーションするのは実質初めての体験です。最初に会ったドイツ人は身長195㎝、体重約150㎏の超大男。とても緊張した「Nice to meet you.」だったのを覚えています。彼ほどではないですが、日本人と比べれば大柄な人たちと約10日間を過ごしました。
 基本的な挨拶や現場での簡単なやりとりは英語で行うことができました。もちろん、込み入った内容について議論するのは無理でしたが、学習した英語が通用することを確認できたので、少し自信になりました。もし、基本的な英語の知識を持っていなかったら、ほとんど何の話をすることもできず、誰にも相手にもされず、みじめな思いをして帰国することになっていたでしょう。
 そうは言っても英語のコミュニケーションでたくさんの不自由な体験をしましたので、具体的な課題をはっきりと認識しました。ある程度の量をこなして基礎力を養いたいと思い、イングリッシュアドベンチャーの「追跡」と「ゲームの達人」に2年間かけて取り組みました。また、社内の英会話教室(初級)に参加しカナダ人のネイティブと話す機会を得ました。この後受けたTOEICでは、それ専用の対策を何もしなくても600点取れました。
 勉強をして少しは英語が身に付いたものの、これ以降10年位は仕事で英語を使う機会も少なく、いつも間にか英語学習の習慣もなくなっていました。

 グローバルという言葉が使われるようになり、私の職場でも英語学習が奨励され始め、希望者全員が受けられるTOEICの無料社内受験制度も開始されました。その頃、サラリーマンとしての自分に行き詰まりを感じており、「英語を頑張れば国際的に活躍できる仕事をさせてもらえて、評価も上がるのかな・・・?」と思いを何となく抱いていました。他に現状を打破する方法が見つからなかったので、再び真剣に英語学習に取り組み始めました。

 この間、あくまで日本国内ですがイタリア人と一緒に仕事をする機会を得たり、アメリカ人の同僚がメンバーに加わったりしたこともあり、仕事で英語を使う機会が増えてきました。

英語学習の目に見えない効果:
 学生時代と職場を通じて私は、大層な目的を掲げて英語学習をしていた訳ではありません。真面目に取り組んでTOEICの点数は良くなりましたが、会社に対して大きな貢献をしているとも言えません。しかし目に見えにくいけれども、私個人にとってプラスになったことはたくさんあります。例えば、・・・

・英語は日本語と言語構造がかなり異なる、ということを理解できた。
・英語学習を通じて、外国の文化・価値観・習慣を知る機会を得た。
・英語と日本語の間を行き来することがいかに難しいかを知ることが出来た。
・自分を含めた日本人が、日本語をいかに雑に扱っているのか知ることが出来た。
・日本語を丁寧に扱うようになった。
・日本人同士の阿吽の呼吸などは特殊なケースであり、狭い世界でしか通用しないことを知ることが出来た。
・日本語に翻訳されるのを待たずに、海外情報を英語で直接得ることができるようになった。情報社会では有利な立場になれます。
・その他

 ここで、最初の質問に戻りましょう。
「英語学習をする目的・理由は何か?」

 私の考えはこうです。
「何か明確な目的があるから英語を勉強するというよりは、英語を勉強する過程で様々な効果・意義に気付くことができる。」

 日本語だけしか知らない人よりも、日本語と英語両方知っている人の方がはるかに精神的に豊かになれます。視野も広くなります。「もしも自分が英語を全く知らない・使えない状態だったら?」と想像するとゾッとします。

 私たち日本人は日本語を日常的に使っており、それが一種の学習とも言えます。そしてその学習は一生続きます。英語などの外国語学習も一生続ける価値があるものだと考えます。短期的なTOEIC点数アップばかりにこだわらず、長い目で見て取り組んでいきましょう。


6)英単語を簡単に覚える方法

 一つの例を挙げます。

 あるアメリカの人気ドラマで印象的な場面がありました。近所の人も招いて夕食会を楽しんでいる時、幼い子供が気持ち悪くなり床に嘔吐してしまいました。嘔吐物が床に広がり匂いが部屋に充満します。当然、みんなの食欲は減退します。その時、リゾットがテーブルに運ばれてきました。このタイミングで女性客の一人が次のようなセリフを発しました。

「Oh, it’s a unfortunate coincidence!」(まあ、何て運の悪い組み合わせだろう!)

(食事中の人には汚い例で申し訳ございません。)

 私は、「coincidence」という単語はこの場面でしかお目にかかった記憶がありません。何かの文書でも見たかもしれませんが覚えていません。とても気になったので、オックスフォード現代英英辞典(第8版)で調べたら次の説明が載っていました。

 「coincidence」→「the fact of two things happening at the same time by chance, in a surprising way」

 「なるほど、「coincidence」という単語は、こういう文脈の時にこういう使われ方をするもんなんだな。」と納得しました。

 以上が、私がお勧めする英単語記憶方法です。どうです?簡単でしょう?

 このような英単語記憶方法にはいろいろとメリットがあります。

①強い感情を伴っているので記憶に定着し易い。忘れにくい。
②後で同じ単語を読んだり聞いたりする時に英語のまま素早く理解できる。
➂英会話でしゃべったり何か文章を書いたりする時に、この単語を適切に使用できる可能性が高くなる。

 一方で、英単語を覚えるために単語帳を使っているという人も多いと思います。理由は、・・・

1)英文を読むためには構成要素である英単語を覚えるのが何より先決である。
2)単語帳を用いて日本語との対比で記憶し、それを繰り返すのが一番効率が良い。

 こんなところですか?でも、この方法は次のようにデメリットが多いと思います。

A)辛い作業であり、挫折する場合が多い。
B)頑張って覚えてもすぐに忘れてしまう。
C)英文を読んでいる時、いちいち日本語に直す癖がついてしまう。→早く読めない。
D)アウトプット実践での活用が難しい。

 一番効率の良い方法だと思って飛びついた方法が、実は一番効率が悪いのです。英単語帳の存在自体は否定しませんが、確認程度に用いるなど補助教材として使った方が良いと思います。

 最初に紹介した方法はテレビドラマを使っていますが、教材は他にも色々あります。

・タイトルで興味をそそられた英字新聞の記事
・興味がある内容の英語ニュース
・自分の仕事や生活に関係する文書
・TOEIC対策用の公式問題集(ビジネス場面で使える素材が満載です)
・自分の好きな洋画DVD(英語字幕と英語音声が付いているもの)
・自分の愛読書の英語版(マンガでもいいと思います)
・その他

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 自分の立場・生活スタイル・目的・価値観などに合った最適な教材を自分の判断で選択してください。最終判断だけは自分でするしかありません。自分が面白そうだと思って選んだものならば毎日の学習習慣になり易いですし、記憶への定着率も高くなるでしょう。

 英単語を覚えることも含めて英語学習は長期戦ですから、どうか楽しみながら取り組んでください。

7)英語学習を習慣化する方法について考えましょう。

 私は、TOEIC試験の前は対策本に取り組むようにしていました。しかし、次のようなこともしていました。

・iPhoneやパソコンでジャパンタイムズなど英字新聞を読む。
・「デスパレートな妻たち」など洋画を鑑賞し、字幕を音読する。
・NHKのテレビニュースは英語音声に切り替えて見る。
・パソコンでCNNを聞く。
・通勤中に英語教材のCDを繰り返し聞く。
・仕事中にアメリカ人同僚と英語で話す。

 このように、日常の情報収集、仕事、趣味の活動をする過程で英語に多く触れるようにしていたのです。意識的に生活に組み込んで習慣化したのです。それが、TOEICで950点とれた一因にもなったと思います。

 語学を習得するためには長期に渡って毎日継続することが極めて重要です。しかし、私の真似をする必要はありません。各人が個人的に楽しいと思える手段を選べば継続することが容易になります。「英語の勉強をしなければいけないのですがやる気が起きません。やる気を起こす方法を教えて下さい。」などと言っている人でも、自分の趣味であれば時間とお金を捻出して一生懸命取り組みますよね?

 例えば、「英語の参考書は読みたくない。だけど、漫画だったら時間を忘れて読むことができるし毎日の習慣になっている」という人の場合、愛読しているマンガの英訳版に挑戦してみるというのも悪くないと思います。日本は漫画大国であり、日本の漫画を読みたい外国人向けに英訳されたものが大量に出回っています。

 英訳漫画の活用というのは一つの例に過ぎません。自分が興味を持っているものは自分にしか分かりませんから、最終的には自分で手段を選択しなければなりません。他人から指示されたらつまらないでしょう?
これだと思う手段が思いついたら意識的に生活の中に取り込んでください。学習の習慣化は何となく自然に達成できるものではありません。自分で決めて行動を起こす必要があるのです。行動を起こす過程で多少の試行錯誤は必要かもしれません。しかし習慣化できてしまえばしめたものです。

 英語の試験対策だけを目的にしていると、試験のプレッシャーが無くなった途端、勉強をしなくなります。進歩が止まるどころか後退してしまいます。そうならないための工夫を是非とも検討してみてください。

8)日本人は中学・高校と6年間も英語を勉強してるのに何故しゃべれないの?

 このタイトルが示す疑問・質問はネット上でも本当に良く見かけます。実は、インターネットなどという言葉が無かった30年以上前から同じことが言われ続けてきたのです。

 日本の教育制度は、「問題意識を持たず、教えられたことを素直に素早く正確に理解し、言われた通りに従順に行動する人間を育成する。」ことを主な目的として作られています。権力層は、「自分で考え自分の意見を持つことが重要」「コミュニケーション能力の育成が重要」などと言っていますが、本音ではありません。

 欧米ではディベート(議論・討論)のルールや方法を授業で教えて実践させていますが、日本にはそんなものはありません。よくテレビ番組で社会的地位の高い人たちが「議論」している場面を目にしますが、実りのない喧嘩をしているだけのことが殆どですね。相手の発言などお構いなしにお互い怒鳴っているだけ・・・。上意下達のシステムの中で仕事をしている時はいいですが、利害関係がある相手と対等な立場で議論をしながら相違点を乗り越え合意点にたどり着く技術は持っていないのです。地域社会の中の自治会、会社組織でも似たような状況ではないでしょうか?

 このような欠陥をもつ教育制度には、日本の産業界・経済界の意向が色濃く反映されています。入社式で名だたる大企業の社長が新入社員に対して耳触りのいいことを言いますが、本音を一言でいえば「従順な歯車たれ!」です。従順で「優秀な」官僚を育成するための受け身型教育は基本的に戦前から変わっていないと思います。。

 日本ではこのような受け身型教育が蔓延していますので、英語という教科も当然受け身型の方法にならざるを得ません。私も中学・高校を通じて6年間英語を勉強しましたが、その結果得たものは、文法知識・語彙・読む力少々といったところです。入学試験対策の勉強に過ぎませんので、コミュニケーションのためのアウトプット能力は全く形成されませんでした。

「日本人は中学・高校と6年間も英語を勉強してるのに何故しゃべれないの?」という冒頭質問に対する答えは以上です。

 ただ、私も現状のままで良いとは思っていません。英語でのコミュニケーションが出来ないために仕事上・生活上不自由している人が増加していることも事実です。日本の体制をコントロールしている支配層の考えが変わるのを待つ必要はありません。コミュニケーション能力を身に付けねばならないと感じたら、その技術・知識を自分で身に付けるべきです。

以上

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【知って驚く意外な事実?】英語になった日本語を紹介します。

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 例えば、津波は「tsunami」という英語になっています。このように、元々日本語でありながら英語としても認められた言葉は一体どのくらいあるのでしょうか?放送大学准教授の井口篤氏によると400個以上存在するそうです。(注1) 「え!、そんなにたくさん!?」、というのが私の正直な感想です。

注1)「英語の軌跡をたどる旅 – The Adventure of Englishを読む」井口篤/寺澤盾著 (放送大学教育振興会) 170ページ参照

 日本語が英語化しているという事実は、私たち日本人にとってどんな意味を持つのでしょうか?私の考えを以下に示します。

①日本語をローマ字化しているので覚えるのが楽である。
②日本語として使う時と英語として使う時で発音が異なるので、事前に辞書などで確認する必要がある。「tsu-na-mi」では真ん中の「na」にアクセントが置かれています。
③英語圏の人たちに対して使えば、そのまま意味が通じる可能性が高い。残念ながら通じない場合は、英英辞典のように判り易く説明してあげる必要がある。
④国際交流とは外国文化を一方的に受け入れるだではなく、日本の事を世界に発信することでもある、と再認識できる。
⑤その他?

 よく観察してみると英字新聞だけではなく、洋画DVDの中でも日本語を借用した英語が散見されます。この記事では、以下の借用語について説明していきます。

1)津波=「tsunami」
2)豆腐=「tofu」
3)改善=「kaizen」
4)過労死=「karoshi」
5)腹切り=「hara-kiri」
6)神風=「kamikaze」

1)津波=「tsunami」

 2011年3月11日の東日本大震災発生以降、「tsunami」という単語を英字新聞の記事でよく見かけるようになりました。一例として、The Japan Times の2013年3月15日付記事からの抜粋を示します。

「The tsunami that ravaged Tohoku in March 2011 swept some 5 million metric tons of shattered buildings, cars, household goods and other rubble into the sea.」

 私が初めて「tsunami」という単語を見たとき、文脈から日本語の「津波」だなと理解し、特に疑問にも感じませんでした。しかし、その後あまりにもたくさん「tsunami」という単語を目にしたため、「tsunami」だけで英語圏の人たちに通用することに気が付いたのです。Oxford Advanced Learner’s Dictionary 第8版(オックスフォード大学出版局)で調べると、次のように「tsunami」の意味が記載されていました。

「(from Japanese) an extremely large wave in the sea caused, for example, by an earthquake」

 権威ある英英辞典に載っているということは、英語圏の人たちに立派な英単語として認知されているということになります。英語圏のある一定以上の割合の人たちに長い時間使用され続けてきたとも解釈できます。「津波」という自然現象は日本固有のものではありませんが、「津波」という言葉は日本語であり、学術分野を含めて世界へ発信し続けた結果、広く認知されるに至ったと考えられます。

2)豆腐=「tofu」
 「豆腐」は日本の伝統的な健康食品であり、調理方法も多彩です。我々日本人の生活にすっかり根付いていますが、アジア・アメリカ・ヨーロッパなど、世界的に見ても広く親しまれているようです。

 「豆腐」が欧米に受け入れられるようになった経緯が日本豆腐協会のホームページに書かれています。少し長いですが、以下に引用します。

引用始め
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豆腐が欧米で広く使われるようになってきた理由は、健康食品として注目を浴びたからです。特にアメリカでは、以前から肉の食べ過ぎによる肥満、動脈硬化、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病が増加。その対策として、食生活の改善が必要だと言われるようになりました。70年代の後半には、アメリカ上院議会が「健康を守るには日本食がよいモデルになる」とリポート。それをきっかけとして、アメリカで日本食ブームが巻き起こりました。
日本の食材の中でも、欧米の人たちに受け入れられたのは豆腐でした。それは、豆腐の味にはクセがないために、新しい食材として受け入れやすかったからではないでしょうか。
はじめの頃は、主に菜食主義者や環境問題に興味を持つ人たちの間で、豆腐が食べられていました。しかし、アメリカ人の健康に対する意識が高まるにつれて、健康にいい食材としての豆腐の存在が知られるようになり、次第に需要が伸びていきました。
とは言っても、豆腐はまだ料理店で食べる特別なものでした。その状況を変えたのは、『ザ・ブック・オフ・トーフ』という本です。豆腐についての解説と、料理法を紹介したこの本がベストセラーになったことで、ほとんどのスーパーに豆腐が置かれるようになったのです。
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引用終わり

 上記の引用文によると、現代のアメリカでも「豆腐」は食材としてしっかりと認知されているようです。実際に、ローマ字化された「tofu」は英英辞典にも載っています。Oxford Advanced Learner’s Dictionary 第8版(オックスフォード大学出版局)によると次のように解説されていました。

「a soft white substance that is made from soya and used in cooking, often instead of meat」

 これ以外にも、アメリカ社会の中に「tofu」がすっかり根付いていることを示す事例を最近見つけました。私が英語学習に使っていた洋画ドラマDVDの一場面を紹介します。「DESPERATE HOUSEWIVES」SEASON 5 episode3 (abc studios) からの引用です。ブリー(Bree)という女性とその娘ダニエル(Danielle)が、ダニエルの息子ベンジャミン(Benjamin)の食事内容などについて議論しています。

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ブリー:
So, Danielle, what would you like me to make as a side dish for your “welcome home”party?(ダニエル あなたたちの歓迎パーティ サイドディッシュは何を作りましょうか?)I can do anything, so long as it complements beef tenderloin.(何でもいいわよ テンダーロインステーキに合うものであれば)
ダニエル:
Actually, we don’t eat meat. We’re vegetarians.(ごめん、ベジタリアンだからお肉ダメなの)
ブリー:
Excuse me?(何ですって?)
ダニエル:
So is Benjamin.(ベンジャミンもよ)
ブリー:
Well, since when?(あら、そう。いつから?)
ダニエル:
Since I realized that meat was a by-product of murder.(お肉が虐殺の副産物だって分かってから)
ブリー:
Would it be more acceptable if I shopped for a suicidal pork loin? (じゃあ、自殺した豚のロース探してきたら食べてくれる?)
オーソン(ブリーの夫)
Bree, it’s no big deal. I’ll just make a nice risotto.(ブリー、いいじゃない。僕がリゾット作るから)
ブリー:
This isn’t about dinner. This is about her nutty liberal politics getting in the way of our grandson’s nutrition.(夕食の話じゃない。バカげたリベラル志向は私たちの孫の発育に響くってこと)
ダニエル:
He gets all the protein he needs from cheese and beans and tofu.(タンパク質ならちゃんと摂ってます。チーズや豆や豆腐で)
ブリー:
Well, this isn’t just about nutrition. Do you want him to be teased at school every time he pulls tofu out of his lunchbox?(問題は栄養だけじゃないでしょ?学校で毎日からかわれるわよ。お豆腐がランチボックスから出てきたら。)
レオ(ダニエルの夫):
Actually, that won’t be an issue. Danielle is home-schooling him.(うちはそういう心配はありません。自宅学習なので。)
*******************

 あまり和やかな会話ではないようですが、アメリカ社会の中で「tofu」という英単語が日常的にごく普通に用いられている、ということは理解できます。

 「豆腐」は日本語ですが、「tofu」は英語です。外国人に対しては「ト-ウ-フ」の「ト」にアクセントを置いて発音すれば通じるはずです。残念ながら「tofu」をご存じない人に対しては親切に説明してあげましょう。

3)改善=「kaizen」
 漢字の「改善」は一般的に使われていますが、カタカナで「カイゼン」と書くと製造業における活動を示します。「カイゼン」は主に次の3項目から成ります。

a)安全の確保
 作業者が怪我をしない環境やシステムをつくること。
b)コストの削減
 費用や時間の無駄を無くすこと。
c)製品品質の向上
 製品が故障してクレームにならないように品質の安定性を向上させること。

 そして、上記の各項目について次のようなサイクルを回していきます。

①問題の内容を確認する

②問題が発生したの原因を突き止める。

➂問題の解決方法を検討し、決める

④問題解決のための行動をする。

⑤行動が問題解決に役立ったかチェックする。

⑥ 再び①に戻る。

 上記のサイクルは1、2回で終わりではなく、永遠に継続させねばなりません。上司から言われてから動くのではなく、現場の作業担当者が自主的に取り組むのが大きな特徴です。「カイゼン」活動は自動車メーカーのトヨタが本家本元ですが、今ではどの業界の製造業でも常識になっています。

 ご存知の通り、現在では企業の海外進出が進んでいます。海外に工場が建てられると現地に住む人たちが雇われます。日本からその海外工場に派遣された監督者は、この「カイゼン」活動の考え方を徹底的に指導します。今や、英語圏も含めて世界中の国で「カイゼン」活動が毎日行われていますが、この活動を意味する英単語が存在しなかったためにローマ字化した「kaizen」が新しい英単語になったわけです。

 実際、「kaizen」という言葉は英英辞典に載っています。Oxford Advanced Learner’s Dictionary 第8版(オックスフォード大学出版局)では次のように解説されています。

「the practice of continuously improving the way in which a company operates」
・Kaizen is practiced in many industries.
・kaizen training
・Companies that adopt kaizen can boost their productivity by as much as 30%.

 また、The Washington Postの2013年9月18日付の経済記事には、下記のような記述があります。(記事見出し「Eiji Toyoda, who made Toyota an industry giant, dies at 100」)

「The Corolla, introduced in 1966, became the best-selling car of all time. Mr. Toyoda stressed the importance of manufacturing concepts that became central to Toyota’s production methods, such as “kaizen,” or continuous improvement, and “jidoka,” the use of machines that shut down when irregularities are detected.」

 「kaizen」は、日本社会の価値観・考え方・習慣が世界中に認められている一例だと思います。日本の生産技術力が世界のトップレベルにあることを証明している、とも言えます。製造業以外の人たちには余り馴染みが無い言葉かもしれませんが、もし、外国人に説明する時は「ka-i-ze-n」の「ze」にアクセントを置いて発音してください。

4)過労死=「karoshi」

出典:http://pinetribe.com/karoshi/
出典:http://pinetribe.com/karoshi/

 私は長年サラリーマンをしておりますので、組織の中で人に使われることの悲哀を理解しているつもりです。悲哀を感じる程度で済むのであれば、まだ恵まれているのかもしれません。職場での「過労死」がニュースなどで頻繁に報じられると、この国は一体どうなっているんだ、と思ってしまいます。取り返しのつかない「過労死」が発生した会社では、管理職や経営者は自分の身を守るだけで手一杯だったのかもしれません。しかし、遺族の心の傷に塩をすり込むような見苦しい言い訳を並べている姿は見るに堪えません。

 ここでは、「過労死」の現象、原因、対策、社会的・心理学的背景などを詳しく述べません。しかし、「過労死」があまりにも世界的に有名になったために「karoshi」という英語が生まれてしまったことは指摘したいと思います。

 「karoshi」が初めてOxford 辞書に登録されたのは2002年だそうです。英語としての歴史は長いとは言えません。
Oxford English Dictionary Online によると、次のように定義されています。

”death brought on by overwork or job-related exhaustion” – a reflection of the strains imposed by Japan’s strong work ethic.

 ちなみに私の手元にあるOxford Advanced Learner’s Dictionary 第8版(オックスフォード大学出版局)には載っていませんでした。

 Washingtopost:2008年7月13日付の記事では、「Japan’s Killer Work Ethic」と題して次のような文章が書かれています。

「TOKYO — Death from too much work is so commonplace in Japan that there is a word for it — karoshi.
There is a national karoshi hotline, a karoshi self-help book and a law that funnels money to the widow and children of a salaryman (it’s almost always a man) who works himself into an early karoshi for the good of his company. 」

 「過労死」を意味する単語は、英語圏には元々無かったのでしょうか?もしあれば、それが使われている筈ですから、きっと無いんですね。日本でよく見られる異常現象として外国人は認識しており、それを一つの単語で表す必要に迫られたんですね。しかし、どうしても既存の英単語の中では見当たらない。そこで仕方なく、「過労死」をローマ字にした「karoshi」を英単語として使うようになったのでしょう。

 日本語が英語に借用されるケースは好ましいものばかりではありません。「karoshi」は明らかに不名誉なことです。しかし、私たち日本人が努力をして「karoshi」という悲劇を根絶すれば、いずれ死語となり英語の辞書からも消える日が来るかもしれません。逆に現状をこのまま放置すれば、どの英語辞書でも必ず掲載されるほど有名な英単語になってしまう可能性もあります。

 今後「karoshi」以外に、次のような新しい英単語が生まれることが無いよう祈るばかりです。

「black-corporation」(ブラック企業)
 ↓
「companies who intentionally or knowingly ignore labor laws and/or drive their workers hard by harassment or other aggressive means」注2)

注2)「Japan Press Weekly」2013年6月28日付の労働関係記事 タイトル「8 companies nominated for ‘Black Corporation’ of the Year Award 」から引用。

5)腹切り=「hara-kiri」
 昔、テレビで時代劇を見ていた時、「市中引き回しの上、打ち首獄門」という刑が宣告される場面を見たことがあります。テレビ番組は刑の宣告で一件落着し終わりになります。しかし、実際の刑の内容は下記のように随分と残酷だったようです。

・首を切り落とされた後、その首は3日間位さらし物にされ、その後捨てられる。
・首より下の胴体は、刀の試し切りに使用される。
・埋葬や葬式を行うことは許されない。
・財産は没収される。

 しかし、同じ死刑でも名誉を重んじた手段も存在しました。いわゆる「切腹」「腹切り」は「hara-kiri」という英語になっています。

 手元にあるOxford Advanced Learner’s Dictionary 第8版(オックスフォード大学出版局)によると、次のように説明されています。

「(from Japanese) an act of killing yourself by cutting open your stomach with a sword, performed especially by the samurai in Japan in the past, to avoid losing honour」

 「ha-ra-ki-ri」ではなく、「he-ra-ke-ri」と発音しています。アクセントは「ke」に置かれています。

 長い時間苦しませないように介錯人が付くものの、自分で自分の腹を切る一種の自殺です。しかし、冒頭の「獄門」と違って手厚く葬られます。(忠臣蔵の赤穂浪士は全員切腹を命じられましたが、高輪泉岳寺に埋葬されています。)

 現在では「hara-kiri」という死刑制度もありませんし、自分で自分の腹を切る人の話もめったに聞きません。日本人の日常生活の中では殆ど使用されない言葉ですし、せいぜい時代劇で見聞きするくらいです。このように昔と比べて使用頻度がかなり少なくなった日本語が、なぜ英単語として使われているのでしょうか?

 英英辞典に取り込まざるを得ない理由は、「hara-kiri」という言葉の意味を調べたがる外国人がたくさんいるからではないでしょうか。では、外国人が「hara-kiri」という言葉に出会うのはどんな場所でしょうか?

 2012年12月29日付のThe Washington PostのOpinion欄に「The worst year in Washington: The tea party」というタイトルで記事が掲載されており、その中に下記のような文章があります。

「He never got a chance to see that vision realized, because of a bit of political hara-kiri he committed in a late-October debate with Democratic Rep. Joe Donnelly. Asked about abortion, Mourdock paused, then said that “even when life begins in that horrible situation of rape, that is something that God intended to happen.”」

 上の記事では、「hara-kiri」=「suicide」(自殺)と同じ意味で使われていますね。

 また、日本の文化・歴史・習慣を学ぶ外国人が増えたことも、英語化された原因のひとつだと思います。例えば、日本の時代劇は日本独特の習俗と共に、テレビや映画を通して広く英語で紹介されています。
 
 昔の日本で「hara-kiri」をする理由はいろいろあったようです。例えば・・・

・自身や臣下の責任をとり、自身の命と引き換えに家の存続を保つため。
・生きて辱めを受けるくらいなら、その前に自分で自分の命を絶つ。
・主君が臣下に責任をなすりつけて切腹させる。
・主君に抗議する意味での切腹。
・尊敬する主君の後を追っての切腹
・その他・・・

 上記の理由があれば、腹に短刀を突き立てた時の痛みや死ぬことの恐怖を乗り越えられるのでしょうか?私の想像力を超えていますが、精神的にも重みがある行いは時代や国を超えて人々の記憶に残り続けるようです。

6)神風=「kamikaze」
 第二次世界大戦中に敵の艦隊に飛行機ごと突っ込んでいった神風特攻隊を称賛する人たちは安倍総理を始め極右反動政治家の中にたくさんいます。亡くなった隊員たちの遺書を読んで、「素晴らしい!尊敬する。国家の英雄だ。」という素直な感想を抱く若者が結構いるそうです。

 しかし、実際に神風特攻隊に所属し生き残った元隊員の人たちに訊くと事実は異なるようです。2014年4月30日付の朝日新聞に「特攻、伝わらぬ実像」というタイトルの記事がありますが、要点を下に記します。

「志願ではなく強制だ。特攻隊員に選ばれて失神する者もいた。逃げ出して憲兵につかまり自殺する者もいた。逃げても地獄だし、言われたとおり突っ込んでも地獄。これが特攻の現実だ。お国への忠誠心などは後世の人間によるでっち上げだ。暗黒の戦前・戦中を美化しないで欲しい。」

 私個人としても、「お国のために尽くしたいという気持ちから喜んで命を差し出した勇敢なパイロットたち」という設定にはかなり無理があると感じています。

 では、海外の人たちは神風特攻隊をどのように受け止めているのでしょうか?「神風」はかなり有名な言葉になってしまったので英語化されています。

 Oxford Advanced Learner’s Dictionary 第8版(オックスフォード大学出版局)によると、「kamikaze」は次のように説明されています。

「(from Japanese) used to describe the way soldiers attack the enemy ,knowing that they too will be killed.」

 「ka-mi-ka-ze」ではなく、「ka-mi-ka-zi」と発音しています。アクセントは二つの「ka」に置かれています。

「kamikaze」という単語は良い意味では使われていません。「suicidal」と同義語で使われていますね。同じ辞書の例文には「He made a kamikaze run across three lanes of traffic.」(3車線の道路を横切るという自殺行為を彼は行った)、と書かれています。普通ならば絶対に行わない異常な行為ということですね。

 「神風〜」という言葉を聞いて良いイメージを抱くのは日本人の一部だけでしょう。少なくとも英語圏の人たちは「神風特攻隊」を尊敬していませんし、見習いたいとも思っていません。その逆で反面教師にしているのですね。同じく英語になってしまった「karoshi」(過労死)と共に、「kamikaze」(神風)についても我々日本人は真剣に反省し、再発防止を考えなければならないと思います。

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以上

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留学経験も無い普通の会社員が40過ぎから英語学習に取り組みTOEIC950点に到達。有効だった教材とその活用方法を紹介します。

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はじめに:
 私は留学したことも海外で暮らしたこともありません。大学での専攻も英語とは無縁。会社員になってからの仕事も英語とは無縁。周囲を見渡しても英語が得意そうな人間は皆無。しかし、最近の流行りなのか、自分の勤める会社がTOEICの無料社内受験と学習への金銭的援助制度を始めたのです。取り柄もなく、仕事でもパッとしたところが無かった私は、一念奮起、英語学習を本気でやってみようと決断しました。年齢的には、40歳半ばになろうとしていました。

 特別に頭が良いわけでもなく、英語とほとんど縁が無い生活をしてきた私でも数年に渡って英語学習を継続したおかげで、TOEIC950点に到達することができました。TOEICは英語運用能力を測る指標のうちの一つに過ぎませんが、初めて900点を超えたときは嬉しかったですね。凡人でもあきらめずに継続すれば、この程度のことはできるのです。

 私がどんな英語教材をどんなふうに活用し、その結果どんな効果があったのか、以下に述べていきます。英語学習の壁に悩み、何をしたらいいか見当が付かない人たちにとって、この記事が何かしら参考になれば幸いです。

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1)「TOEICテスト新公式問題集」
(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)

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 1冊につき、本番のTOEICと同じ形式のテスト問題2回分が掲載されています。2冊ならば2×2=4回分ですね。問題構成としては前半Part1〜4がListening、後半Part5〜7がReadingであり、扱っている場面、使われている表現や語彙が本番のTOEICと似ています。従って、事前に繰り返し解いて完全に理解しておけば、本番のテストでかなり有利に働きます。

 私がこの問題集をどのように使用したか、以下に説明いたします。

①本番と同じように問題を解く
 付属のCDを使ってListening問題を解きます(45分)。その後、Reading問題を最後まで解きますが、制限時間の75分以内に終わらなかったらオーバーした時間も把握しておきます。私は読むのが遅いので、なかなか時間内に終わりませんでした。

②見直しをする
 別冊の解答・解説編を読み、正解と不正解部分を確認します。不正解部分に関しては間違った理由・原因を把握することが重要ですが、わかり易く解説されているので悩まずに済んでいます。この見直しをする過程で知らない単語・語句が出てきたら、なるべく覚えるようにします。ページの下に「Words & Phrases」という欄があるので確認し易いです。
 Listeningに関しては、一部の上級者を除いて完全に一言一句正確に聞き取れるということはないでしょうから、CDの音声を聞きながら問題の英文を目で追って確認するなど工夫しました。

③繰り返し解く
 TOEICはビジネスシーンでよく使われる表現が豊富です。その感覚に慣れるために問題集を繰り返し解きました。2回目以降でも不明点が出てきたら、その都度、解答・解説編で確認しました。特にListeningに関してはBGM代わりにして多数回聞いて、聞き取れていない部分はしつこく文章で確認するということを繰り返しました。

④SpeakingとWritingの練習用に活用する
 TOEICの問題集はListeningとReadingで構成されていますが、SpeakingとWritingの練習用にも使えます。CDでListeningの音声を聞いた後で、テキストに書かれた文章を見ながら音読しました。ネイティブスピーカーの発音・アクセント・リズムをそっくりそのまま真似するのです。自分で同じように音読できるようになれば、Listeningも楽になります。テキストの文章を見ずに暗唱できれば、よりしっかりと身に付いていることになります。
 Readingの問題は、その日本語訳だけを見てから英文を書く、ということをやってみました。結構大変でしたが、ビジネスWritingに慣れるという効果があったと思います。書くのが面倒なときは、しゃべって済ませることもあります。

 TOEICテスト新公式問題集を繰り返し解くことが、点数アップに大いに役立ちました。なお、TOEICテスト新公式問題集に取り組む前に、高校程度の英文法は完全にマスターしておくことをお勧めします。そうでないと、問題集を用いた学習もスムーズに行きません。

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2)「リアルな日常表現2900 英会話フレーズブック」 多岐川 恵理著 (明日香出版社)

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 著者による冒頭の紹介文では次のように記載があります。

『この本には、日常の各シーンで使える2900以上のフレーズが集められ、CDにも収録されています。
 通勤、職場の人間関係、カラオケ、飲み会、インターネットや携帯電話、音楽や映画の趣味、恋愛と結婚・離婚についてなど、私たちの日本での生活に即したものばかり。きっと、「今度これを使ってみよう」というフレーズがあるはずです』

 はい、その通りです。看板に偽り無しです。実際に私自身も重宝しました。私がどのように使ったか、以下に説明いたします。

・通勤時間などを使って付属のCDを何回も繰り返して聞きました。CDには、各フレーズごとに日本語と英語の音声がセットで収録されていますので解り易いです。
・Listeningだけでなく、テキストを見ながら音読もしました。
・理解できていない文法事項が無いか厳密にチェックしました。

 必要・不必要などを考えず、全フレーズを繰り返して聞きました。さすがに、日本語に対応する英語フレーズを完全に暗記した訳ではありませんが、おぼろげにでもイメージは定着します。個人的に興味があったり必要性が高いフレーズは記憶に定着し易いです。

 一時期、仕事上の必要性から外国人と話す機会があったのですが、このフレーズ集の表現をそのまま使えるケースが多いことに気が付きました。そまま使えなくても主語・目的語・数字・時制などを変更して、その場面に合った表現に直してからしゃべることもありました。その場合は文法の知識がとても役立ちます。文法に自信が無い人は、本書に取り組む前、もしくは並行して文法を習得することをお勧めします。基本ルールを把握していた方が楽しんで学習することができます。
 時間が無い人は、必要そうな場面のフレーズだけを抜き出して活用してもいいと思います。

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3)「TOEICテスト究極のゼミPart7」ヒロ前田著 アルク

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 この教材はTOEICのReadingセクションPart7を、問題のタイプ別に細かく分類し、各々の特徴や攻略方法を詳しく述べています。たくさんの例題とその日本語訳、解答・解説が付いています。解説は対話形式で書かれているので非常に親切な印象を受けました。

私の使用方法:
 問題を解いたら丁寧に回答・解説を読み、日本語訳などを確認します。また、例題のほとんどには制限時間が記されているので、ストップウォッチを使いながら解きました。どうしても時間がオーバーする場合は、それが自分の苦手な問題形式だということが判ります。基本的に全ての例題は2回以上繰り返しました。

 最後にPart7のミニ模試が2回分付いていますので、それを各55分ずつで解けるように取り組みました。しかし、最初の挑戦ではどうしても時間内には解き終わらず、ダブルパッセージ問題を2〜3題(設問数で10〜15問)残してしまう有様でした。1か月くらい間をあけてもう一度挑戦したら、何とか時間内に解くことが出来ました。

効果:
 今まで正確さばかりを重視し時間制限への意識が足りなかった私ですが、必要な読解スピードを体で覚えることが出来ました。そのおかげで、TOEICのリーディングセッションを初めて時間内に解き終わることが出来ました。読むのが早くなっただけでなく、確実に正解にたどり着くためのコツも教えてもらい大変助かりました。早とちりをしたり、引っかけ問題にはまることが少なくなったせいもあり、495点中475点取ることが出来たのです。

 本教材の特徴を一言でいえば「親切丁寧」ですね。問題の量が多いですし、繰り返し取り組めば誰でも効果が出ると思います。

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4)「英語ロジカル・ライティング講座」ケリー伊藤著 研究社

英語ロジカル・ライティング講座

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 本書では、基本的に以下の流れで解説されています。

①日本文の例題が与えられる。
②そのままでは英訳しにくいので日本文を修正する。
➂適切な表現を用いた英訳の模範解答が示される。

 まず、例題に用いている①の日本文が非論理的で解りにくいものが多いのです。論理的で解り易い日本文に修正しなければなりません。本書はこの②に相当する作業に一番力を入れて解説しています。
例題は合計100題あり、全て大学入試問題を題材にしています。内容はバラエティに富んでいます。一番最後100題目の日本文を引用してみましょう。

「いつ結婚するか、子供を産むか産まないかなどは、各人の自由な判断によるべきだ。しかし、同時に少子化、高齢化が進むとどんな社会になるかは考えておいたほうがよい。今の傾向が続くと今後30年足らずのうちに、65歳以上の人が4人に一人を占める。」

 この日本語は、100題のうちでも最悪の部類に属する悪文です。筆者も「何が言いたいのかさっぱりわかりません。」と書いています。ロジックが通るように日本文を修復することが困難なので、以下のように、日本の高齢化を述べる文として大幅に変更しています。

「日本は世界中のどの国よりも速く高齢化が進んでいる。また先進国の中で初めて人口縮小が進んでいる国でもある。平均年齢と寿命は最高であり出生率は最下位である。この傾向が続けば2050年には10人中4人が65歳以上となる。」

 我々日本人が普段使っている日本文をそのまま英訳してもネイティブには通用しないな、ということが、この100題目の本書解説を読むだけで理解できました。筆者も本書のはしがきで述べているように、「まず日本語においてロジックと格闘することが必要」なのです。

 私はこの本を3回繰り返して取組みました。1回目と2回目は、いきなり解説を読まずにまず、自分で考えてみました。自分でつくった修正日本文と英訳は、筆者が提供するものと大分異なっていることがほとんどでした。筆者の解説と英文模範解答を理解することも大切ですが、まずは自分で考えるという姿勢はそれ以上に重要です。仕事で実践する時に頼れるのは自分しか居ないのですから。

 「この教材に取り組めばTOEICで効率よく点数を上げられるのか?」と問われれば、答えは否です。TOEIC対策の先、仕事上の実践段階で真に必要な能力は何なのか?、そのことに気付かせてくれる一冊です。「英語を簡単に習得する方法」みたいなタイトルの本が流行っていますが、本書はそのような軽薄さと一線を画しており、好感が持てます。内容的にはなかなか手強いですが、英語と日本語に対する意識を変えてくれる良本です。

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5)「The Japan Times NEWS DIGEST」 ジャパンタイムズ

「英字新聞を自由に読みこなして海外の情報をいち早くキャッチしたい。」
「でも敷居が高そうで、なかなかきっかけが掴めない。」

 英語学習者ならば多くの人がこのように思うのではないでしょうか。インターネット上でも英語で書かれた情報の方が日本語よりもはるかに多いですから、英語のReadingが得意な方が有利になります。だからと言って初級者がいきなり英字新聞を読み出しても難しくて続かないと思います。辞書を片手に調べながら読んでいくことは可能ですが時間と手間がかかります。かなり根気が必要です。
 辞書を引く手間を減らしつつ気軽に英字新聞を読んで慣れていきたい、という人にお勧めの教材を紹介します。

The Japan Times NEWS DIGEST 2012.7 Vol.37 (CD1枚つき)

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 日刊の英字新聞であるジャパンタイムズの記事の中から18本が選ばれ、2か月に1回発行されています。ネイティブが記事を音読したCDも付いています。各々の記事には、語句の解説と日本語訳が付いているので、ほとんど辞書なしで読むことができます。但し、ネイティブが書いたと思われる難しい表現が多いので、基本的な文法知識はあらかじめ習得しておく必要があります。

 この日本語訳はかなり洗練された素晴らしいものですので、自分が英文和訳をする立場になったときに大いに参考になっています。また、ご丁寧にも、各記事内容をより深く理解するための関連知識を「Background Briefing」として解説しています。さらに、TOEICテスト形式のListening問題とReading問題が各記事ごとに設けてあるのです。至れり尽くせりという感じがします。

私の使用方法:
①CDで音声を聞きます。さらに、もう一度繰り返して聞きます。難しいのであまり聞き取れず、ほとんど意味が解らないことが多かったです。
②記事の英文、語句解説、日本語訳を読みます。この時、文法的に理解できてないところがないようにします。
➂TOEIC形式の練習問題と、その他解説部分も全部読みます。
④英文記事を音読します。このとき、なるべくCDの音声の真似をするようにします。
⑤再びCDを聞いて、聞き取れない部分が無いかどうかチェックします。

 内容が高度なので、1本の記事をマスターするだけでも大変です。1冊の本に18本の記事が収録されていますので、かなりのボリュームになります。1冊やり終えたらそれで終わりではなく、同じ作業を複数回繰り返しましょう。洗練された英文とはどういうものか、だんだん解ってきます。また、英語ニュースを聞いたり、英字新聞を読んだりすることに対して抵抗が無くなってきます。

 これだけの内容とボリュームがありながら、1冊1000円程度ですのでかなりお得です。すでに何十冊と発行されていますから、興味がある記事が載っているものを選ばれたらいかがでしょうか?
私が自分で購入して取り組んだものを紹介します。

The Japan Times NEWS DIGEST 2012.9 Vol.38 (CD1枚つき)

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The Japan Times NEWS DIGEST 2013.1 Vol.40 (CD1枚つき)

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ジャパンタイムズ・ニュースダイジェスト 41 CD1付

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6)「英語高速メソッド ビジネス英会話集」笠原 禎一 新星出版社(CD3枚付)

「TOEICのリスニングが苦手です。抵抗感を無くす方法はありませんか?」
「ビジネス場面で用いる単語や表現を効率よく覚えたいです。」

 上記のような悩みや要望を持っておられる方は多いのではないでしょうか。私も、TOEICが700点にも到達していなかった頃、リスニングテスト中に聞き取ることができない箇所が多数ありました。当然話の内容も解らないので、いい加減にマークシートを塗りつぶすことが多かったのを覚えています。しかし、あることがきっかけでリスニング能力の壁の一つを乗り越えることが出来たのです。私のリスニング能力改善の手助けをしてくれた教材を紹介いたします。

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 この教材は、著者が独自開発した手法を用いてリスニング能力を改善することを目的の一つにしています。詳細は省きますが、段階を踏むことで最終的には、通常の2.2倍速の会話を聞き取ることが可能になるように工夫されています。英語と日本語が交互に聞こえてくるので、途中で意味が解らなくなることがありません。
 また、様々なビジネス場面がストーリー展開されているので、頻繁に用いられる典型的な英会話表現を効率よく吸収することができます。英単語帳などを使うよりは遥かに記憶に定着し易いです。

私の使用方法:
 CDが3枚も付いているので、とにかくリスニングを繰り返しました。また、本を開いて英文の音読も行いました。やはり、自分でしゃべれなければ意味が無いので、ネイティブのナレーションの真似をするよう心掛けたのです。また、確認のため「重要ボキャブラリー&重要構文」のページもしっかりとチェックしました。

 使用方法は簡単ですが、下記のように効果はかなりあったと思います。

・TOEICレベルのリスニングが随分楽になり、聞き取れない部分がかなり減った。
・自分で使えるビジネス英会話表現が大幅に増えた。

 繰り返せば繰り返すほど効果を実感し易くなる教材です。安価ですし、空いた時間に気軽に取り組めるのも魅力だと思います。TOEIC対策として公式問題集以外にも何かやろうか、と考えている方にもオススメです。

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7)オックスフォード現代英英辞典(第8版) 旺文社 DVD-ROM付

 TOEICのListeningセクションでは英語の音声がどんどん流れてきますので、意味を瞬時に理解し正解を選択しなければなりません。また、Readingセクションは限られた時間の中で大量の文章を読み、理解し、正解を選択する必要があります。いずれのセクションでも頭の中でいちいち日本語に訳している暇はないのです。英語でインプットされた情報は英語のまま理解しなければなりません。

 ネイティブスピーカーとの英会話では、相手の発する言葉を英語のまま瞬時に理解し、それに対する自分の考えを英語でしゃべらなければなりません。このケースでも、頭の中でいちいち日本語に訳している暇はありません。

 もちろん、「この英語を日本語に訳すとどうなるんだろう?」と考えること自体は悪いことではありません。日本人だったら当たり前ですし、日本語訳を作らねばならない場合もあるでしょう。英語の入力情報を英語のまま理解するということが、必要な時に実行できるならば問題ありません。これが出来ないと、様々な実践の場でスムーズに事が運ばず周囲に迷惑をかける可能性があります。

 私自身のことを申しますと、今では原則、英語で聞いたり読んだりしたものは英語のまま理解し処理する癖が付いています。自分の英語学習経過を振り返ってみますと、英英辞典を購入し活用するようになってから、日本語を介在させない習慣が定着し始めたような気がします。

 英英辞典の中では英単語の意味が全て英語で解説さてれおり、日本語が何も使われていません。英英辞典を使用すれば、英語圏のネイティブスピーカーと同じく頭の中を英語漬けにできます。彼らは、ものを考えるときに日本語ではなく英語を使っているのですが、そのネイティブ感覚に近づくことができるのです。知らない単語に出会ったときに英和辞典を使えば日本語の解説を読むことができるので快適ですが、英英辞典では英語で解説されているので最初は私も抵抗感がありました。しかし、その抵抗感が少なくなるにつれTOEICの点数も上昇していきました。

 ここでは、私が使っている英英辞典を紹介します。

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構成・内容:
・全184,500の見出し語・語句・語義が収録されていますので、学習用としては十分です。
・様々な物や動作を表す英語がイラストと写真でわかる「Visual Vocabulary Builder」が付いています。
・電子メール・論文・履歴書・ビジネス文書など、実践的なWritingを学べる学習ページがあります。
・DVD-ROMが付いており、パソコン上でも単語検索ができます。さらに音声ボタンを押すと正しい発音を確認できます。
・その他いろいろ・・・

私の使用方法
 知らない英単語、もしくは、理解があやふやな英単語に遭遇したら、この辞書を使い該当箇所をひたすら読みます。最近は、DVD-ROMのソフトをパソコンにインストールしたものを使うことが多いですね。紙の辞書を使うよりも検索が速いので便利です。音声ボタンを押して発音を確認することも重要です。
 紙の辞書は大きく重いので持ち歩きには向かないです。私は自宅でのみ使っています。紙の辞書とDVD-ROMは収録内容・特徴が異なるので併用しています。

効果
 繰り返しになりますが、英語で聞いたり読んだりしたものは英語のまま理解し処理する癖が付きました。TOEICの点数も順調に上昇するようになりました。
 英和辞典や和英辞典を使うことはほとんどなくなりましたね。英和辞典を主に使っていた時代にはもう戻れません。今では、英英辞典を使うのが当たり前という感覚を持っています。
 私も正直なところ、人に勧められてはじめて英英辞典を購入する時は少し勇気が必要でした。本当に使いこなせるのか?無駄な投資にならないか?など不安があったのです。しかし、そんなことは杞憂でした。違和感など自然に消えました。今では、意味の解らない英単語を英和辞典で調べる気は起こらないです。

 英英辞典は、ネイティブの感覚に少しでも近づくためには避けて通れない必須のアイテムです。ただし、全くの英語初心者では読みこなすのは無理でしょう。高校卒業程度の英語力があれば何とかなると思います。少しでも向上心のある方は是非、挑戦してみてください。

オックスフォード現代英英辞典 第8版 DVD-ROM付

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8)「同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング」 田村智子 著 三修社

「自分が考えている日本語を英訳したいのに適切な表現が思い浮かばない・・・」
「自分のしゃべった英語で、相手に真意が伝わっているか不安だ・・・」
「日本文の英訳はこれでいいのか自信が無い。誰かチェックしてください。」

 日本語と英語、この2つの言語の間を行き来するのは大変ですよね。私も日本人なので上記の悩みは良く理解できます。
 ご存知の通り、日本語と英語は言語の構造がかなり異なります。それに加えて、普通の日本人が日常的に用いる日本語は次のような特徴を持つことが多いのです。

・非論理的で解りにくい。(日本語自体は非論理的ではありません。使っている人に原因があるのです)
・曖昧で、複数の解釈が可能である。
・ストレートではなく遠回しの表現を好む。
・具体的ではなく抽象的な表現をする。
・中途半端なところで言葉を途切れさせる。
・本音や事実を隠して謙譲表現を多用する。
・慣用句を多用している。
・かなりの年配者には解るが、若年世代は聞いたこともない言葉がある(いわゆる死語になりつつある言葉)。
・その他?

 日本語と英語の間をしょっちゅう行き来している通訳者や翻訳家の人は大変ですね。しかし、翻訳や英会話は彼らだけに任せておけばいいという時代ではなくなりました。通訳や翻訳の資格を持っていない人であっても、仕事やプライベートで自分の意思を自分の力で英訳し相手に伝えなければならないケースが増えていると思います。「なるべく時間をかけずに実践的な英訳技術やコツを習得したい」という希望を持つ人にぴったりの教材を紹介いたします。

同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術リプロセシング

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本教材の内容:
 与えられた日本文の英訳を完成させるまでのプロセスを詳しく丁寧に解説しています。同時通訳養成クラスで著者自身が講師として教えている方法です。詳細は本書に譲りますが、基本的な流れは次の通りです。

日本語

解り易い日本語にする

英訳できる日本語にする

英訳する

一つの例を本書から引用します。
メールの日本文
「この前の報告書なのですが、手直しした個所につきまして、お手数でなければ、再度御査収のほどお願い申し上げます。」

解り易い日本語にする
「この前の報告書ですが、訂正した個所を、できればもう一度確認してください。」

英訳できる日本語にする
「このメールは、この前我々が話し合いをした報告書に関してです。私は、(我々が)訂正することに決めた個所を訂正しました。できれば、あなたは(私が訂正した個所を=それらを)、もう一度、確認してください。」

英訳する
「This is about the report we discussed the other day. I have made the corrections which we talked about. I’d appreciate it very much if you could check them again.」

 上記のような例と説明が多数掲載されていて、しかも、ビジネス場面で良く用いられる表現ばかりが選ばれています。

私の使用方法:
 日本文の英訳をまずは自分の力でやってみて、それから解説を熟読しました。3回繰り返し読みました。

効果:
・仕事で外国人と話すとき、適切なフレーズが自然に思い浮かぶことが多くなりました。
・英訳の基本技術や考え方を知ることができたので、仕事で英文を書くときに助かります。
・普段あまり意識せずに使っている日本語の意味を改めて確認することが出来ました。
・解りにくい日本語を話さないように気を付けるようになりました。

 英語学習者、仕事で英語を使う人、さらには、自分の日本語を改めて見直してみたい人まで全員に本教材をオススメいたします。下記の姉妹篇は、英訳技術をより定着させるための練習に重点を置いています。2冊合わせて学習されるのがいいと思います。

同時通訳が頭の中で一瞬でやっている英訳術 リプロセシングドリル

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9)「990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか」早川幸治、神崎正哉、TEX加藤 著 コスモピア株式会社

「TOEICテストで満点を取るのは一体どんな人たちなんですか?また、試験中はどんな解き方をしているんですか?」
「一体、どんな勉強をすればTOEICで満点がとれるようになるんですか?」

 TOEICテストが大流行してますね。会社の中ではもちろんのこと、最近は大学生も学校内で受けさせられる場合が多いようです。TOEICテストは合格・不合格を決めるのではなく、990点満点中何点かという結果が示されます。ですから受験者は、「満点に近づく為には何をしたらいいんだろう?」ということを多かれ少なかれ考えたことがあると思います。
 しかし、ネイティブでない英語学習者がTOEICテストで990点満点をとるのはとても大変なことです。私も色々と試行錯誤しながら、ようやく最近950点まで到達しましたが990点満点への道のりを明確にはイメージできていません。

 TOEICテストで990点満点に近づく為には、実際に達成した人たちの考えやノウハウを知るのが早道だと思います。テスト用の対策本はたくさん見かけますが、満点取得者自身のことをクローズアップしている本は稀だと思います。ここでは、そのような珍しい本を紹介いたします。満点取得者である著者3人は、いずれもTOEICの講師をされています。

990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか

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本書の主な構成:
・著者3人の紹介(TOEIC990満点をとるまでの英語学習歴がメイン)
・リスニングセクションの基本戦略(著者3人各々)
・リーディングセクションの基本戦略(著者3人各々)
・TOEIC攻略座談会
・満点を狙える難単語100

読んだ後の感想:
・リスニング、及びリーディングセクションにおける心構え・具体的な方法・注意点などが詳しく書かれています。テスト中の思考プロセスが実況中継されているようで解り易い。
・テストへの取り組み方は三者三様であり、決して同じでない。読者にとって合いそうな方法を各自が選んで真似ればいいと思います。
・TOEIC攻略方法座談会で個人的に印象に残った言葉
 「日本語に訳している人は、ひとつの壁ができているので、なかなかスコアが上がっていかない」「ビジネス経験があった方が有利」「英語の音が聞けるようになるためには、公式問題集などの音声を音読・暗唱する、という方法がよさそう」「パターンを覚えるのは大事」「私自身は、いつも英英辞典を使っています。」「TOEICは普段どれだけ英語に触れているか、という部分が問われます」「英字新聞のようなオーセンティックな素材にどんどん触れるようにしたほうがいい」「英語ができることイコール仕事ができるということではありません」「英語をコミュニケーションのツールとして活用できるようになることのほうが、TOEICで990点を取ることよりも意味がある」

 私自身、英英辞典を購入したのは本書を読んだことがきっかけになっています。また、失敗談や苦労話が正直に書かれており好感が持てます。

 何かしら頂点を極めた人の言葉には力があり、学ぶべきものが多いと思います。是非、本書を手に取ってたくさんのヒント・きっかけを得てください。

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P1020878

以上

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英語学習でやってはいけないこと:15項目紹介

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考える女性2

このブログ読者の中にも英語学習の必要に迫られている人がいらっしゃるのではないでしょうか?

・会社からTOEICで〇〇点以上取るように言われている。
・受験や就職試験で勉強しなければならない。
・インターネットで情報を得る際に、英語が読めると便利
・仕事で外国人とコミュニケーションしなければならない。
・その他いろいろ・・・

長期に渡る継続学習をしなければ英語は身に付きませんが、やり方を間違えたり勘違いしていると、思うような成果を挙げられないことが多いです。
有効な方法を実践することも大切ですが、落とし穴を避けることも重要です。やった方が良いこと以外に、やってはいけないことを意識しておくことも価値があると思います。

この記事では、「英語学習でやってはいけないこと」を紹介します。私が英語学習をする中で気付いたことです。
15項目各々についての詳細は、各リンク先を読んでください。リンク先は、私が運営している別のブログ(英語ニュースと英語学習のブログ)です。

(1)英単語記憶偏重学習
(2)英単語の意味を1つだけと思い込む
(3)英文を雑に読む
(4)文法知識の穴を放置する
(5)楽して短期間で習得できると思うこと
(6)ツライと感じる方法を無理に続けようとする
(7)インプットばかりでアウトプットをしない
(8)抑揚のない小さい声でボソボソしゃべる
(9)目的意識が無く受け身の姿勢で取り組む
(10)不十分な日本語能力を放置する
(11)テスト対策だけが目的になる
(12)できないのを年齢のせいにする
(13)気が向いた時だけ取り組む
(14)復習をしない
(15)「和製英語」を英語だと勘違いする

以上

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