この漫画は、ぼうごなつこさんが描かれたものです。
信じられないかもしれませんが、事実です。
なつこさんは次のようにツイートされました。
「私のマンガ史上、一番ドイヒーな作品です。後世のために記録しておきます。バカに内閣人事を握らせるとこうなるというわかりやすい見本です。」
この漫画は読み手を幸せにするものではありません。
負の歴史の1ページとして国民が記憶に留め、反面教師として今後に生かすべきものです。
この漫画が具体的に描いていること、示唆していることは何でしょうか?
以下に箇条書きします。
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・偏差値秀才でしかない視野の狭い人間が、官僚機構という狭い世界で、身の程知らずのまま年を取った。
・他者に対する敬意も思いやりも持ち合わせていない人間に権限を与えてしまっている。
・税金で雇われている官僚の分際で、情報を公開する意識に乏しい。
・雇い主の国民に対して上から目線であり、傲慢だ。
・記者の質問に丁寧に答えるという義務を怠っており、義務であるという意識すらない。
・立場を悪用したパワハラ+セクハラのし放題
・財務事務次官という名のゴクツブシに、億単位の税金を支払うのは無駄。
・セクハラ+パワハラを告発した女性記者に謝罪するどころか、開き直っている。
・高級官僚の任命権者である安倍内閣の責任は重大
・上司である麻生太郎大臣は部下を諫めるどころか、無用にかばい、言い訳に終始し、被害女性の実名公表を求めるなど、セカンドレイプにも等しい暴挙に出ている。
・その麻生太郎さんを任命した安倍総理の見識を疑う。
・安倍さんも麻生さんも苦労知らずの3世議員+5世議員であり、無知無教養が服を着て歩いているようなものである。
・そんな劣悪政治家軍団に長年支配されて、日本はすっかり堕落・疲弊した。
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雇い主である国民の問題意識は依然として低く、約半数は選挙権の行使を放棄している有様です。
日本は、社会的立場が上の人間ほど不見識で、知的な劣化度合いがひどくなるようになりました。
このような傾向は政治の世界だけでなく、ビジネスの世界でも目立つようになりました。
堕落していなければ出世できないのでは、救われません。
上長に直言した者をドンドン切り捨てていく愚行の代償は計り知れません。
すでに取り返しのつかないレベルになりつつあります。
行政の最高責任者である安倍さんはトランプさんのご機嫌を取るしか出来ることがありません。
アメリカの植民地に過ぎない日本の凋落ぶりを、世界は冷徹な目で見ています。
政治や社会の堕落・劣化は、国民が堕落・劣化した結果です。
因果応報であり、一朝一夕に日本社会の立て直しは出来ません。
ヒドイ現実を的確に描いたこの漫画を直視しつつ、今後どうすべきか、国民一人一人が各自の立場で考えるべきだと思います。
以上