安倍政権下では政治家の暴言・妄言・失言が日常茶飯事になっています。今回ご登場いただくのは、自民党の神奈川県議会議員である小島健一氏です。
2016年5月8日に、靖国神社内の靖国会館で「沖縄県祖国復帰44周年記念 日本民族団結靖国集会」というのが開催され、小島氏はそこで来賓として挨拶しました。海外メディアからは「War shrine」と呼ばれ、反動勢力の巣窟と揶揄されている靖国神社。過去の侵略戦争を礼賛している環境で、同じような考えを持つ人間たちに囲まれて、自民党の神奈川県議会議員である小島健一氏は楽しそうに演説しています。以下、YouTubeのリンクです。
不愉快な奴の顔は見たくないし声も聞きたくない、という人のために、注目すべき発言部分を書き起こしました。
書き起こし始め
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(前略)
4年ほど前、えー沖縄祖国40周年のときにも、私もお招きを頂きまして、沖縄に行きまして、祖国復帰のパレードに参加を致しました。
沖縄の方と、そして全国から集まってきた同志が一緒に日本の旗を振りまして、宜野湾の町を歩いたということを、今も思い出しております。大変清々しい行進だったという風に思います。
えーただ、翌日の新聞は、そのパレードよりも、基地反対のパレードを大きく扱っていたような、そんな記憶もございます。
さて沖縄と・・・私、神奈川の県議会議員ですが・・・共通点ということをちょっと考えますと、やはり米軍基地が多くあるというところかと思います。
えー今、神奈川は12の米軍基地があります。 去年、上瀬谷の通信施設が返還されておりますが、えーそんな関係で、やはり、あんまり言うと差別と言われるかも知れませんけれども、えーまあ・・・えー沖縄には、沖縄の琉球新報と、そして沖縄タイムズという、非常にこう、明らかにおかしな新聞社がございます。(会場笑)
えーこれ、潰れろと言って非常に非難を浴びた有名な作家の方もおられましたけれど、これはほんと、つぶれた方が良いと思っておりますが、・・・
(会場拍手。小島議員、笑顔でうなずく。)
神奈川にも、神奈川新聞という三流左翼新聞がございまして、これと私、今も戦っているところであります。
そして、同様にですね、沖縄の基地の周りには、基地反対だとか、オスプレイ反対だとか、もう毎日のようにですね、騒いでる人たちがいます。
えーこれはまあ、基地の外にいる方ということで、「キチガイの方」という・・・風に(大きな拍手)呼んでおりますけれども、えーこれはやはり、神奈川県も同様でございまして、大変苦慮しているところでございます。
(中略)
それで、えー憲法の改正の方もですね、同様に意見書一杯出しております。47都道府県で言いますと、37の議会がすでに出していたりします。
この意見書を、意味ないじゃないかという風に言ってるおかしな憲法学者もいたりします。小林節というという方ですけれども、これ神奈川新聞に載っておりました。
地方議会の意見書なんて茶番だという風に書いておりましたが、とんでもない・・・我々が一番地元に密着をしているわけでして、その人たちの意見を集約して・・・そして多数決で意見書出していくわけですから、これは少なからず国に影響を与えるものだと思っております。
まあ憲法改正しかり、過去の外国人参政権反対の問題においてもしかり、我々が、空気を作っていく、そういう役割をこれからもしっかりとやっていきたいと思っています。
(後略)
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書き起こし終わり
自民党の神奈川県議会議員である小島健一氏の発言を踏まえて、彼の抱えている問題点を列挙いたします。
・米軍基地による騒音・事故・犯罪などに対して無知・無関心である。
・アメリカによる植民地状態が戦後70年間続いているという事実を認識していない。
・アメリカに対して卑屈だが、その反動で、被害者である国民に対して高慢な態度をとり、謙虚に耳を傾けようという姿勢が皆無である。
・政府にとって都合の悪い報道をする地方新聞社を切って捨てる態度である。
・粗悪な人権感覚満載の自民党憲法改正草案を積極的に支持している。
・キ○ガイ集団である安倍政権閣僚達と、考えや発言がそっくりである。
本来ならば社会の中で少数派であるべき反動集団が議会の中で多数派となり、暴走・暴言の限りを尽くす。国会の中だけでなく、地方議会も堕落しています。これが、日本国民という有権者の実力なのでしょうか?そうは、思いたくありません。
自民党の小島健一県議は、「空気を作っていく、そういう役割をこれからもしっかりとやっていきたいと思っています。」と述べています。自民党の反動議員たちは、実行力がピカイチであり、そこは見習う必要があります。
もしも、現政権の行動に疑問を持っているならば、インターネットなど様々な手段を用いて反対の声を上げ、負けずに良い空気を作っていく必要があります。我々は、もっともっと、うるさい有権者になるべきだと思います。
以上