都民ファーストとかいう政党名で都民をだまし、東京都議選に圧勝した小池百合子都知事は、反動極右思想の持ち主として有名です。体質的にはアベ政権と何も変わりません。その程度のことすら見抜けず、多数の議席を与えてしまった東京都民の見識の無さにはあきれるばかりです。ダマされるのみ罪だと思います。マスコミのせいばかりとは言えません。
その小池百合子氏が2017年8月10日、築地から豊洲市場への移転問題で記者の質問に答えました。YouTubeビデオリンクを以下に貼ります。
書き起こし始め
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【記者】毎日新聞の円谷です。(中略)2点目が、豊洲市場の移転問題について、知事が公表した市場と、豊洲と築地と双方に市場機能を残す方針について、財源や運営費など検討した記録が都に残ってないというのが毎日新聞の情報公開請求でも明らかになりまして、最終判断が知事と顧問団による密室で下されて、情報公開という知事の方針に逆行するんじゃないかという指摘もあるんですけれども、知事のご所見をお願いいたします。
【小池百合子知事】
そして、2つ目のご質問でございますけれども、情報というか、文書が不存在であると、それはAIだからです。私があちこち、それぞれ外部の顧問から、それからこれまでの市場のあり方戦略本部、専門家会議、いろいろと考え方を聞いてまいりました。いくら金目がかかるかということについては、関係局長が集まった会議で、既にA案、B案、C案、D案と各種の数字が出てきております。よって、試算については既に公表されているものがあります。
最後の決めはどうかというと、人工知能です。人工知能というのは、つまり政策決定者である私が決めたということでございます。回想録に残すことはできるかと思っておりますが、その最後の決定ということについては、文章としては残しておりません。「政策判断」という、一言で言えばそういうことでございます。
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書き起こし終わり
聞くにも値しない意味不明答弁ですね。支離滅裂で非論理的です。何かを誤魔化すために記者たちを煙に巻きたかったのでしょうか?小池都知事は自分を人工知能だと言いたかったようです。
しかし、小池都知事は人間であり、人工知能ではありませんから、この発言は事実に反します。苦し紛れに言い訳したかったのかもしれませんが、あまりに見苦し過ぎます。
彼女の真意を分かりやすく表現すると下記のようになります。
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都民ファーストという名前で反アベを演じていたけど、実は、私はAI(=アベの一味)なのよ。自民党の目論見通り、豊洲市場への移転は断行する。国民主権など糞くらえ!国民の意見など聞く必要はない。密室で、利害関係者と権力者が決めるのは当然。決定プロセスの情報公開なんかする気はない。有権者は大人しく、独裁者である私の言うことに従っていればよろしい。
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小池百合子氏の本質を表す写真を紹介します。
彼女には、日本国憲法を遵守する意思が全くありません。悲惨な過去の過ちから学ぶ見識が無く、反動極右の日本会議思想に心酔している人間です。このような輩に日本の未来を託そうとしている有権者の気が知れません。
「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです。」
(出典:「スマイルズの『自助論』エッセンス版」P17)
以上