自民党は若者に大人気:
若者世代(20代以下)の自民党内閣支持率は、総じて高いようだ。
上写真は、2017年6月11日に放送されたTBSのサンデーモーニングの画像だが、2023年の現在も傾向は変わっていないだろう。
当時の番組中で、コメンテーターが若者世代に対して「安定を望まずに変化を求めろ」などと発言し、瞬く間にネット上で拡散され、物議を醸した。
特に20代の若者は一番搾取されている世代でありながら、なぜ、無批判に自民党を支持してしまうのだろうか?
この摩訶不思議な現象について、背景と原因を少し考えてみよう。
奴隷化教育の賜物?
奴隷民族養成機関と化した日本の教育システムに大きな原因がある。
幼少のころから始まり、特に中学校から本格的な個人性抹殺が行われている。
部活動も含め、世界的に見ても異常な長時間拘束により、主体性が根こそぎ奪われるのだ。
授業は、上意下達的雰囲気の中、一方的に「知識」を押し付けられるだけであり、無味乾燥・・。
有無を言わせぬ日の丸・君が代強制。
人間性を奪われ心的ストレスが溜まり、その吐け口として行われる陰惨なイジメ。
意外に思われるかもしれないが、若者の死因の第一位が自殺という国は、先進各国の中でも日本だけだ。
このような奴隷根性を鍛える教育は、経団連をはじめとした財界の要望でもある。
疑問を持たず、自分の意見を持たず言わず、素直に従うだけが取り柄の優等生は、就職活動時もモテモテだ。
学業がイマイチでも、体育会系の学生は引く手あまたであり、奴隷としての活躍が期待されている。
実際、空気を読み、上司の意向忖度が出来、従順で自分に自信がない者の方が、就職してからの昇進抜擢もされやすい。
奴隷根性が蔓延した国家、日本。
生産性の方は立派なのだろうか?
否。
この30年間、世界の中で日本は一人負け状態で、一人当たりのGDPも凋落の一途だ。
考えるまでもなく、当然の結果だろう。
自分の意見を持たない奴隷に、創造性や変化(既存の価値観の否定)を期待する方が無理なのだから。
客観的に自分を見て批判能力を身に付けよう
多くの若者は、このような客観的状況を把握・自覚することもできず、「日本は良い国だ~」と思い込まされているのが現実なのだ。
奴隷化教育をたっぷり受けた若者世代が、御用マスコミの垂れ流す「自民党以外に選択肢はない」というプロパガンダに晒され続けている。
結果として内閣支持率が高くなるのは当然だろう。
その後、社会経験や学習を積み重ね、運が良ければ、健全な批判的能力を身に付ける場合もあるだろう。
しかし、大多数はただ流されるだけであり、ひろゆきのような冷笑系「コメンテーター」に同調し、貧しい精神生活を送っているのである。
現実はお寒い状況だが、悲観する必要はない。
都合が悪い現実を直視し、「日本の常識は世界の非常識」と心得よう。
そして、目先の損得に踊らされず、愚直に努力し、挑戦と失敗を積み重ねよう。
幅広い知識と論理的思考力を身に付け、模範とすべきロールモデルを見つけよう。
本ブログは、自分を変えたいと思っている若者を応援する立場にある。
このブログの記事が少しでも役立てば幸いだ。
参考記事:
あなたは、このポスターが気持ち悪い理由を知ってますか?「日本人でよかった・・」
【戦前教育を幼児に強制する塚本幼稚園】教育勅語の犯罪性について考える。
【アインシュタインの言葉】権威に盲従するものは真実に対して盲目となる。
【教育勅語の礼賛、銃剣道の導入・・】戦前回帰の妄想が社会を息苦しくする。閉塞感を打開するヒントを紹介。
【世間知らず】愚劣な中学校長から生き方を強制された生徒たちに同情する。
以上