【アインシュタインの言葉】権威に盲従するものは真実に対して盲目となる。

今回は、学校教育の問題について論じた記事を紹介します。リンク先を下に示します。

Albert Einstein: “A Foolish Faith In Authority Is The Worst Enemy Of The Truth”

上記リンク先記事の邦訳を以下に記します。参考にしてください。

邦訳始め
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子供は、本人の意思と関係なく、既存の知識を常にお仕着せさせられる立場にある。

教師は子供と対話しているのではなく、一方的にしゃべっているだけである。

批判的思考を養うのではなく、情報を鵜呑みにすることが何よりも求められるため、学ぶ能力が徐々に失われていくのだ。

「権威に盲従するものは真実に対して盲目となる」

偉大な哲学者でもあったアインシュタインが残した言葉について考えてみよう。

何十年も昔、アインシュタインは、人間性が失われる原因について思いを巡らせていた。

矛先は学校の教育システムに向いた。

模倣者を生み出すところでしかない学校を我々は妄信し、子どもたちを預けている。

我々は、権威は正しいと教え込まれており、権威を疑うことはしない。

子供たちは、教育工場の一部になることを要求される。

学校で退屈な一般論を押し付けられて生徒が無気力になっている一方で、自宅学習では子供が生き生きとしていることが珍しくない。

彼らは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)と見なされてしまう場合もある。

Ken Robinson氏は、この問題を学会で扱っている。

自宅学習では子供たちが型にはまらず考えることができ、批判的思考も養われる。

そこでは上意下達の環境から解放され、疑問を持ち、答えは一つでないことを学ぶことができる。

自分で答えを見つけるように促されると、子どもたちは生き生きとし、成長する。

私は、既に退職した歴史の教師と、6~8歳の子どもを受け持っている現役教師の二人と話をした。

二人とも、今の学校は適応障害を起こしている生徒で溢れていると結論付けている。

以下は、退職した元教師のコメントだ。

「なるべく幼少時に生徒の興味関心を引き出さなければならない。外の世界に一番興味を持つ年齢は8歳だ。興味を引き出しさえすれば、子どもはずっと生き生きと学び続ける」

退職した今、彼は、子どもたちに地元の町を案内している。

自分たちの住んでいる世界、歴史、未来について考えてもらうためだ。

今の学校では、生徒たちに押し込み教育を行っている。

学ぶとは、あらゆることに疑問を持つ過程である。

いつ?、どこで?、なぜ?、だれが?、どうやって?

押し込み教育だけを受けてきた者がジャーナリズムの世界に入ってきても、権力に対して批判ができないのは当たり前である。

教育システムの弊害は、社会のあらゆる分野で現れている。

かつて、ソクラテスは次のように述べた。

「私は誰にも何も教えることはできない。彼らに考えさせることしかできないのだ。」

インタビューに応じてくれた二人の教師は次の点で一致していた。

「子供たちには、何を考えるかではなく、どのように考えるかを教えなければならない。」
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邦訳終わり

いかがでしたか?

このような問題意識は、奴隷根性の養成機関と化している日本の学校教育にこそ向けられるべきでしょう。

奴隷根性は悪徳に他なりません。

誰にも幸せをもたらさず、暮らし温い社会を形成し、皆を死ぬほど後悔させる悪徳。

愚かな偏差値信仰から抜け出そうではありませんか。

以上

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