沖縄県の辺野古に米軍基地を建設することへの抗議行動が、2016年2月21日に行われました。東京の国会周辺だけでなく、富山・岡山・札幌・名古屋・大阪の各市でも同時に実施されました。
この様子を海外メディアはどのように報じたのか紹介いたします。
1)The Japan Times
記事リンク:( )内は私の邦訳です。
「Diet surrounded by 28,000 as synchronized protests in Japan rip Futenma base move in Okinawa」(日本各地で普天間基地建設への抗議活動:国会は28000人が包囲)
2)Channel NewsAsia
記事リンク:( )内は私の邦訳です。
「Thousands surround Japan parliament in protest at US base plan」(米軍基地建設に抗議するため何千人もの日本国民が国会を包囲)
3)International Business Times
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「Thousands surround Japan’s parliament in protest against US military base in Okinawa」(沖縄米軍基地に抗議するため何千人もの日本国民が国会を包囲)
4)RT
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「Up to 30,000 flock to Japan parliament to protest US base relocation in Okinawa」(沖縄米軍基地移転に抗議するため、最大30000人が日本の国会前に集結)
5)Reuters CANADA
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「Thousands in Japan rally against U.S. base on Okinawa」(沖縄米軍基地に抗議するため何千人もの日本国民が集会)
6)Press TV
記事リンク:( )内は私の邦訳です。
「Japanese hold demo against US military base in Okinawa」(沖縄米軍基地に抗議するため日本でデモ行動)
以下に、海外メディアの論調をまとめて記します。
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・沖縄県民は、辺野古への米軍基地建設を強行している安倍政権に抗議している。
・人口密集地帯に位置する普天間基地は危険であり、県外へ移転するよう県民は要求している。
・安倍政権は、基地問題が長引いているのを沖縄県にせいにしている。
・安倍政権と沖縄県民との間で、信頼関係は無くなっており、訴訟沙汰になっている。
・夏の参議院選挙で自民党を打倒すべく呼びかけを行った。
・同じ日に、安保法制に抗議するために5000人の高校生が東京に集まった。同様の催しは全国各地で行われた。
・第二次世界大戦にて、日本で唯一地上戦が行われた沖縄県は、1972年までアメリカの占領下にあった。
・日本国土の1%に過ぎない沖縄に、在日米軍基地の75%が集中している。
・在日米軍基地による騒音・事故、そしてアメリカ兵の犯罪に、沖縄県民は70年間も苦しんできた。
・その一方で、安倍政権はアメリカの御機嫌取りに熱心である。
・沖縄県民の意思を無視して強硬手段に訴えるなど、民主主義の国とは思えない。
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まとめ:
海外メディアの論調は、全体として沖縄県民側に立ったものでした。
最後に:
日本を守っている訳でもない不必要な米軍基地を沖縄に置いておく理由はありません。お引き取り願うのが当然でしょう。義務でもない思いやり予算を献上してアメリカ様のご機嫌を取り、「米軍をそのまま駐留させてください」と頭を下げる奴隷根性丸出しの日本政府が異常なのです。その一方で、沖縄県民の意思を踏みにじり人権を蹂躙し、基地建設を強行する安倍政権の行動は独裁そのものです。そして、日本国民の多くが沖縄基地問題に興味も関心もない状態は、極めて異常だと言わざるを得ません。
参考リンク:
止めよう!辺野古埋立て2・21首都圏アクション国会大包囲
以上