【冷静に考えてみよう】死刑賛成派が日本で多数を占めるのはなぜか?死刑制度を廃止すべき根本的な理由は何か?

出典:朝日新聞

出典:朝日新聞

はじめに:

国の調査によると、2015年1月の時点で日本国民の8割以上が死刑制度に賛成しています。

反対派が少数なんですね。

私から見れば不思議な現象です。

外国から死刑制度の廃止・死刑執行停止を要請されると日本国民は感情的になってしまい、ネット上でも激しい応酬が繰り広げられます。

まずは、冷静に議論する必要があると思います。

以下に、日本国内における死刑制度賛成側・反対側双方の主な根拠・矛盾を並べます。

死刑制度賛成派の根拠

①被害者及びその親族の無念を晴らすべきだ。
→復讐したいという気持ちに応えるべき、ということですね。最高裁判所も「国民感情」という曖昧な表現を使って死刑制度を認めています。では、被害者の遺族が「死刑にしなくてもいいですよ」と申し出たら、加害者の死刑を免除しても良いのでしょうか?被害者側のその時の考え・感情によって死刑判断が左右されるというのも変ですね。

②加害者を生かしておくと再び事件を起こす可能性がある。
→刑務所に入れておけば大丈夫のはずです。そのための刑務所なのですから。終身刑の制度を導入することは可能でしょう。

➂加害者を生かしておいても社会に貢献できないんだから、殺しても構わない。
→随分と乱暴な意見ですね。では、加害者が高度な専門知識・技能などを持っていれば、死刑を免除しても構わないのですか?

④刑務所に一生収監しておいても更生の見込みが無いので税金の無駄である。
→では、加害者が億単位のお金を支払えるのであれば、死刑を免除してもOKですか?

⑤死刑制度という厳罰の存在が、他の犯罪を抑止する効果がある。
→現時点で、抑止効果は統計的に証明されていません。

死刑制度反対派の根拠

①冤罪事件が後を絶たない。
→司法制度の欠陥や警察組織の証拠捏造・自白強要により犯人に仕立て上げられてしまう悲劇が、日本では無数に起こってきました。冤罪被害を受けた人は人生を滅茶苦茶にされてしまいます。死刑を執行した後に冤罪が判明したら取り返しがつきません。

冤罪の被害者に対して泣き寝入りを強いる社会に未来はあるのか?

では仮に、冤罪が発生しない司法制度が確立されれば、死刑制度反対派は賛成派に変わるのでしょうか?

②憲法違反である。
→日本国憲法第36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」と定められています。しかし、最高裁判所は「絞首刑は人命を奪う刑罰だが残虐ではない」などと述べています。絞首刑は残虐でない、違憲でないと言われても説得力が全くありません。

➂死刑制度があっても犯罪を抑止する効果が無い。
→その通りです。犯罪を抑止する目的で死刑制度を存続させるのは不合理です。統計的にも抑止効果が無いことが判っています。

私の結論→「死刑制度は廃止すべきです」

既述内容を踏まえた上で、私の考えを以下に述べます。

ひどい事件を起こした加害者は、事件を起こすべく運命付けられてこの世に生まれてきた訳ではありません。

家庭環境・教育環境も含めた社会システムの不備・欠陥により人格形成が十分になされず環境への不適応を起こしているのです。

つまり、加害者であると同時に被害者でもあるのです。

社会システムの欠陥によるしわ寄せは社会的弱者へ行き易く、特に未成年では本人の努力だけで困難を克服するのは無理でしょう。

社会に害を与える存在になった者は、その社会の欠陥・本質を映す鏡であり、社会の他の構成員と無関係ではありません。

確かに厄介者をこの世から抹殺してしまえば、社会制度や我々自身の欠陥と向き合う必要は無くなります。

しかし、「臭い物に蓋」という態度を取っている限り人間社会が進歩することはありません。

原因を究明せず議論もせず対策もせずに放置すると、同じような事件・悲劇が必ず繰り返されます。

現実を直視できない反動右翼的な政治家の言動・行動を見れば解るでしょう。

何か事件が起こった場合、本当の原因を直視した上で再発防止策を行う。

この地道な繰り返しをせずに暮らし易い社会を実現することはできません。

死刑制度への賛成は「臭い物に蓋」「厄介払い」という安易な姿勢の表れであり、人間社会の進歩にはつながりません。

時間・お金・手間がかかる検証・改善作業を積み重ね、暮らし易い社会の実現のために努力するのは国民一人一人の義務です。

この地道な作業を実行する為には、事件を起こした加害者が生きている必要があります。

殺してしまったら話をすることすら出来ません。

取り調べや裁判の記録などは情報のごく一部に過ぎないので全く不十分です。

「死刑執行」=「臭い物に蓋」の代償はとても大きく、長い目で見て人間社会に害悪をもたらすでしょう。

下リンク先の関連記事もオススメです。是非、ご一読ください。
【世論調査で8割以上の支持率!】死刑制度は本当に必要なのか?

以上

コメント

  1. 小川純 より:

    ラジオ番組でとある有名な論客の方が「死刑がある国の方がある意味清廉なんですよ。何故ならば、死刑がない国の場合、当局や遺族らがその罪人の存在をこの世から消そうとしても合法的に処刑できないので、あたかも罪人当人が自殺したように見せかける他殺事件が起こるんです。もちろんマスメディアのも真の情報は伝わりませんから紙面では『@@、##で自殺を遂げた。当局はその原因を究明中』というような類の記事が出て、その後は時間の経過とともにその件の真実は闇の中に葬り去られてしまうんです」….実にあり得るストーリーだと思いますね。私は死刑制度維持断固支持者です。この考えに一切の揺らぎはありません。またこの世の中には本当に一般の人間には理解し難いほどの凶悪冷酷な人格を持つ人物が一定比率で存在しているのが現実。いわゆる”悪”を生き甲斐にして生きている『反社会性精神病質者=サイコパス』と呼ばれる鬼畜連中です。こんな輩は反省も一切しないし模範囚を装うのにも長けていて出所した途端に悪事を再開するのです。その最たる取り返しのつかない犯罪が殺人です。こう言ってはストレート過ぎますが『死人に口無し』ならぬ『死人に悪事無し』でしょう。国家による人を殺める刑罰なんて、正直言ってこの私でも仮に現実に合致してるのならば賛成ですが、残念ながら世の現実は違います。新たな潜在的犠牲者が究極の恐怖と無念さを抱きながら自らの生命を強奪されるという断末魔に陥ることを未然に防ぐことこそを最優先すべきなんですよ。よって私は死刑制度は必要悪ながらも非常に有効な制度であると確信している次第。

  2. キムジョン南無 より:

    日本でも凶悪な殺人犯にたいしては、中国やマレーシアの麻薬犯並みに厳罰に処刑する必要があります。大阪の寝屋川の女子中学生殺害犯は絶対に打ち首獄門にすべきである。それには憲法を改正して残虐な刑罰が執行できるようにすべきである。

  3. ブラック裁判員 より:

    大阪寝屋川殺人犯 インドネシアで銃殺刑が執行される

    大阪寝屋川市で中学生2人を殺害したとして殺人の罪で死刑が確定した山田死刑囚に対し、今日インドネシアの刑務所で公開銃殺刑が執行され、その様子が日本でもテレビで放送されました。日本では殺人の罪はインドネシアにおいて死刑になる麻薬密輸よりも重罪であることから死刑が確定し、犯罪抑止力の面から早期の死刑執行が望ましいと判断され、今日山田死刑囚に対する死刑が執行されました。

  4. 大阪寝屋川市の中学生2人を殺害したとして死刑が確定し、先日インドネシアで銃殺刑によって死刑が執行された山田容疑者の遺体を納めた棺が12月3日大阪に戻ってきました。山田容疑者の葬儀告別式は12月6日大阪市で行われる予定です。

  5. 負の系譜はどのようにおこなわれるのか。 より:

    死刑でいいよ。
    死ぬことも生きることもさほど変わりはない。死ねばすべてが解決するわけでもないがリセットはされる。
    終身刑はかえってかわいそうだ。本人に罪があるなら修羅・地獄等に行くだろう。そうでなければ、また生まれかわってやり直せばよい。

    さまざまな事件は本人というより親の影響が大きい。
    親が馬鹿だと子供もその影響を受ける。未成年者の犯罪の100%は親の責任である。
    負の系譜は断ち切るべし。血筋をけしてしまえ。
    犯罪者の親もまた被害者等、大笑い。その親のせいで基地外の子供が育ったのだよ。
    少年法はその当事者ではなく親に責任を取らせるべき。親を死刑にしてもよい。

  6. より:

    死刑で構わないね。
    死罪を犯すほどのクズを生かしておく意味が分からない。
    ただ、そのまま死刑でだともったいない気もする、使える臓器を抜き取って、子供などに移植し、(高齢者は×)死刑執行の日までは重労働をさせ、あとは自殺できないよう、縛り付け、餓死でいいと思います。

  7. より:

    生かしておくにも善良な国民の税金だし、仮に出てこられたとしても、前科持ちは仕事にはつけないし、生活保護受給者になっても困るし

  8. より:

    愛する人や大切な人が殺されても、あなたは同じことが言えるの?おまえはただのバカだろ。

  9. あのさぁ より:

    終身刑→その費用は誰が出すと思ってんの?

    貴方とその子孫と「死刑制度反対論者」が「未来永劫 全額負担」してくれるなら廃止にしていいよ。

    それが出来ないなら、反対論者で国会議員になり法律変えれば?

  10. 死刑執行人 より:

    死刑が廃止なら仇討を認めるべき。あ、臓器移植は賛成だけど移植された側に悪影響がでなければいいが。よく、ドナーの性格が移るとか言われるし。やっぱりどんな理由にせよ人を殺したら死刑でいいと思う。精神鑑定なんか必要ない。シンプル。あと、スパムメール送る業者も死刑ね。もちろん、死刑執行人に選ばれたら喜んで引き受けるよ。

  11. より:

    死刑制度は大賛成です!何故なら遺族の感情を考えたら気持ちが痛くなります!愛する家族が罪も無いのに殺されたら誰が仇を討つのかな…極悪非道な犯罪を犯した奴に生きる資格は無いし国民の大事な税金で飯を食わせるのは納得出来ない!

  12. より:

    寧ろ現行死刑制度が鈍る緩いのが不満ですね。主様おっしゃる通り、憲法違反は許されない。現在、「確定後半年内の死刑執行」は法律上の決定事項であるはず。不確定要素のある事案云々なら分からんでもないが、現在はその拡大解釈で、執行を有耶無耶にしている。
    もっとシステマチックに人非人共を本来の世界(=地獄)に送る仕組み作りが急務だと私は思います。

  13. ベテルギウス より:

    死刑は、違法でも無意味でも不要でもなく、正義の実現の一環として、犯罪者が自らの命で責任を取る、自らの間違った行為のけじめを付けるという明らかな目的があり、犯罪者や犯罪予備軍への見せしめや警告の意味合いもある。
    また、被害者の厳しい処罰感情を慰撫する役割もある。
    要するに、被害者や遺族による復讐殺人を防ぐ事にも役立っているのである。
    そして、もう一つ言っておきたいのは、死刑という結果を招いているのは、その犯罪者自身ということ、要するに犯罪者の自業自得という訳である。
    死刑になるような犯罪を犯さなければ済む話である。

  14. 廃止論者はお花畑 より:

    そもそも死刑は単純かつ犯罪者に優しい刑だというのに何をとち狂った意見を垂れ流しているのだろうと思った。
    例えば殺人犯が死刑になったとして、
    奪った加害者の命に劣る安い犯罪者の命で「済ませてくれる」司法は加害者に寛大ですよね?
    1人の命を奪ったら1人の命で償って当たり前で、1人で1人以上の命を奪ったら、それはもう「死刑ごとき」では償えない。
    拷問や強制労働などの追加の刑が必要ですよね?

    結論、算数もできない頭で感情論を振りかざしているのは筆者というオチ。

    • めがね より:

      私も皆さんのコメントを見てどっちか決められません。どちらの言い分も理解できるからです、でも自分の中で仇討ちの感情が少しあるので6対4くらいで死刑賛成かな?
      もっと反対派の意見を聞きたいです。

  15. よし より:

    日本人に生まれ、当たり前で育っているが、日本の死刑判決は妥当と思う。感情論でなく真剣に考えても、それで終わりではないが、償いということでは納得できる。今回の宮城の件もたくさんの意見はあって当たり前。だけど更正がなく同じ犯罪が起きたとき、現弁護団は責任がとれるのか。あとでは、なんとでも言える。ただ、苦しみを享受できる形がふさわしい。

  16. あいうえお より:

    現在法学を学んでいる者です。
    機会があり、死刑制度の存続論と廃止論について調べています。
    その折このサイトを見つけたのですが、主は死刑制度の存続論と廃止論との両方について冷静に分析しておられたので、非常に参考になりました。
    さて、後学のためにお聞きしたいことがあります。仮に死刑を撤廃する代わりとして終身刑を導入するとして、「社会復帰が望めないまま刑務所で生かしておく」というのも、解釈によっては憲法36条に違憲すると主張できそうですが、主の考えをお聞きしたいです。
    お目汚し失礼致しました。

  17. よしこ より:

    賛成、反対、それぞれ複数の視点があり参考になりました。犯罪者が犯罪者になるのは社会の責任というのも納得できます。
    個人的には、迷いはあるものの、死刑制度には賛成しています。終身刑を導入して犯罪者が刑務所で生活するとすると、どのくらいの額の税金が必要なのか、数字を示す必要があると思います。同様に、被害者遺族に対してはどのような措置が取られるのか?加害者だけ多額の税金が投入され、遺族には国からの救済がないというのは不平等ではないかと思います。
    また、三人を殺害した加害者がいたとして、死刑ではなく終身刑で加害者の人権を守ることは、亡くなった三人の命は、殺害した一人の命よりも軽かったということになるのではないでしょうか。
    問題なのは死刑制度そのものというよりも、受刑者に苦痛を与えるという言われる刑の手段(絞首刑)だと思います。

  18. そんがし より:

    犯罪者=他人で人殺しなら死んでも当然だと思うのはほとんどの人が思うことだと思いますが、免罪で死刑になっている人も世の中にはたくさんいます。自白の強要や、司法制度の欠陥です。普段は自分の周りで犯罪事件が起こらないだけで周りで事件が起こる可能性は誰にだってあります。そこで自分が犯罪者に仕立てられたら…というふうにそこまで考える人はいないと思いますが、客観的な意見が多いのも事実です。もっと色々な事を考えれば死刑制度について簡単に賛成と言ってしまうのもあまり良い事ではないと思いますよ。

  19. Rocp より:

    日本では残虐な刑罰は禁止されている。
    惨ったらしい刑罰を課した方が犯罪抑止として効き目が高いと思われるが、それよりも倫理観が重視されるのだ。

    一方人の命を奪うことは倫理道徳に対する最大の侮辱だ。
    この事は日本の法が人命に関わる行為ほど罪深くなる事によっても明らかだ。
    よって一般予防論の観点から死刑を許容することは認められい。

    また、特別予防の観点から見ても終身刑を導入すれば良いのであって殺す正当性はどこにも無い。
    更に遺族感情は量刑以外の補償などの面で汲ん差し上げるべきであり、それ以前に感情が命に優先されることなど無い。

    死刑は正当防衛でもなく緊急避難でも無い許されざる殺人行為である。一億総殺人者だ。

  20. ぱーる より:

    死刑賛成者はレイプ犯人になんでレイプの刑させないの?
    傷害罪人になんで傷害与えないの?
    なんで?どうして?

    理由は簡単。
    死刑肯定派はアホだから。
    主さん、社会という仮面を被って、人殺しで日頃の鬱憤を晴らすような低脳とは議論にもならないですね。

    あ、あまり言ってるとまた言われてしまう
    『お前の愛する人が殺されても同じことが言えるのか?』と笑

    言えるけどね

    • オサレ死神ニキ より:

      >死刑肯定派はアホだから。
      >主さん、社会という仮面を被って、人殺しで日頃の鬱憤を晴らすような低脳とは議論にもならないですね。

      勝手に人を低能だのアホだの好き勝手レッテルを貼り、挙げ句の果てには「人殺しで日頃の鬱憤を晴らす」なんてレイシズム丸出しのヘイトスピーチかましてくる奴に言われたくないよ。
      死刑反対派はなんでこんなに表現が暴力的なのか。

      そうやってレッテル張りと差別的な中傷と感情論に容易く逃げるんなら最初からコメントなんてしない方が良い。
      真面目に議論をしたいならもう少し大人になる事だ。

    • しょぼん より:

      残念ながらぱーるさんは死刑制度の問題をひとつも理解されてないらしい(´・ω・`)
      レイプ犯、傷害犯に同じことをしてもそれではい、終わり!もうあっち行っていいよ!という話でしょう?いくらでも更生もしくは再犯が可能なわけです。生きてるんですから(´・ω・`)
      でも死刑は違う、死刑はそこで命が終わってしまう。だからこそ賛成派と反対派が生まれてしまうのでしょう(´・ω・`)
      私は必ずしも死刑は必要とは思わないけれど法律というルールを犯したならそれ相応のペナルティーを受けるべきと思いますがね(´・ω・`)そのペナルティーの一つに死刑があるのならそれでいいと思います。殺人の被害者になるのも、殺人で死刑になるのも、原因があっての結果の一つでしかないから(´・ω・`)
      とりあえずぱーるさんの家族もぱーるさんもその原因にならないといいですね(´・ω・`)
      ではさよなら〜(´・ω・`)

  21. 日本人 より:

    冤罪は明らかに罪深い過ちです。検察が悪い。
    明らかな悪意で常習的に悪いことをして要る人は、殺人などの重罪でなくても例外なく死刑がいいと思います。悪い人が居なくなればいいというのは、万人の願いでは無いでしょうか?例えば、常習的に恐喝や暴力を働く人や、車を運転していて一時停止をしない人や、ゴミをポイ捨てする人を全員死刑にすれば、安心で平和でキレイな世の中になりますね。
    必要なのは、冤罪による死刑を無くす仕組みづくりです。
    悪い人は積極的に排除しましょう。

  22. 偽善者 より:

    自分の愛する者が非常に残虐に生命をもてあそばれながら殺された場合の加害者に対する思い、自身のその後の人生を精神崩壊せずに人間らしく生きていく為の心の整理はどのように治めていけばよいのでしょうか。死刑反対派の方の意見を聞きたいです。そんなの人それぞれ自分で考えるべきだと言われれば、死刑賛成派は減らないと思います。

  23. より:

    正直、日本人の死刑賛成でいってる理屈は、本心とは思えない
    感情が見えてこない
    同じ人が、その時によって賛成の根拠をコロコロ変える
    先に死刑を賛成するっていう結論が来ていて、適当に理屈を考えているだけに見える

    では明確に理由もないのにただ死刑を望み続ける日本人は少し異常に見える

    • オサレ死神ニキ より:

      まるでそのロジックが死刑賛成派だけに適応されるみたいな口ぶりで笑えるけど死刑廃止派はどうなんだ?
      人を殺したくないって言う甘えた理由に後から人権だのなんだのって理由を継ぎ接ぎしてるだけじゃんって言われたらお前ら反論できんの?
      お前が言ってるのは即ちそう言う事なんだけど。
      何の根拠も無いのに感情で語って議論した気になってるなら片腹痛いわ。

      >正直、日本人の死刑賛成でいってる理屈は、本心とは思えない
感情が見えてこない

      あたりまえだバカ。
      俺たちは感情の話をしてるんじゃなくて倫理と法の話をしてるんだ。
      もっと論理的な思考は出来ないのか?

  24. こつ より:

    では問いたい。

    生かしておいた犯罪者の
     本当の原因を直視した上で再発防止策を行った結果
     社会に役立ったことはあるだろうか。
     抑止につながったろうか。

    私はそれよりも被害者の感情を優先したい。

  25. 正義 より:

    黙れクズ。お前自身が犯罪者であり、人殺しの思考力なんだよ。外道が。被害者のこと完全に無視した糞みたいな持論を語るな、不愉快だ。便所の落書き以下なんだよ。偉そうにゴミ文章をのせんな。てめーに賛同するやつは人殺し肯定の犯罪者しかいねーよ。お前の周りの家族や大切な人殺されても同じ事ほざけるのか?お前ごときが、死刑を反対してんじゃねえよ、糞弁護士と同じクズが!

  26. pacemaker より:

    まあ、僕の場合は言えるけどね。家族友人殺されても(笑)
    多少は悲しいかもだけど。
    死刑ってのは表向き社会防衛のためにあるんだし。
    というかゴミ共が死刑反対する意味がいまだに理解できない。

    • グズは死ね より:

      多少悲しいぐらいの人って君にとってたいして大切な人じゃないよね?
      寂しい人生歩んでるですね。大切な人がいない君には一生理解できないんじゃないかな?

  27. fumiUK より:

    ■■■死刑廃止に同意出来ない理由
    ・民主党政権では、法務大臣の江田氏、前任者の千葉氏、国会議員の亀井静香氏等は、欧州や英国の実情を知らず『死刑廃止は世界の趨勢』と言うが、本件は『ファッション』では無く、むしろ『日本人は右並び、風見鶏国民』その物である。この様な件は、自分達の国の事を考え、自主的に決めるべき事。

    ・日本人の精神は『武士道・正義』で有り『悪は成敗される』と言う精神を持つ日本国民80%以上の声を無視してはならない。

    ・EUでは『Humanrights』に対し、『The killers are not even human!』と、『人間性の無い殺人者を守る人権擁護』に対する反論が目立つ、即ち『意図的に殺人を犯した人間は、その時点で、被害者の人権を無視して居り、死刑を免れる為に人権などかざすべきでは無い』と言う声で有る。

    ・人の命の重さは誰も同じと言うが、生きる権利・人権を無視して殺人を行った時点で、加害者の人権は失われ、、同時に、その類の人間の命の価値は軽くなると考えるべきで有る。

    ・従って、被害者が一人で有っても、死刑の対象になるべきで有る。

    ・多くの学生が射殺されたノールウエイの乱射問題、イギリスで兵士が市民の目の前で2名のイスラム教徒に首を切り取られた惨殺な事件(共に冤罪の可能性=0)では犯人の処刑の声が高い。

    ・更に、無期懲役による膨大な費用は納税者の負担、その一部を被害者遺族も支払うと言う事実は、金額の問題以上に認められる物では無い。

    ・また、現実として、死刑廃止国では、監獄スペース不足、看守不足、衛生状態悪化で刑の軽減や、地震で脱走する者により、現実として市民は殺人犯と肩を並べて生活している現実を死刑廃止論者は受け容れるのか?

    ・私の提案:仮に日本の死刑廃止論者の比率が半分になり、国が分断される状況になった場合、死刑廃止論者は殺人犯の収監費用を負担し、死刑賛成論者と税率を変えるべきで有る。

  28. あほ より:

    やっぱりネットは死刑論者のかたまりやねえ 
    死刑賛成派は「死刑になるような奴は死んで当然」という前提があるけれど、
    じゃあそういう人は「その人が確実に、間違いなく死刑に相当する犯罪をした」のであり、「今後二度と冤罪は発生しえない」と考えてくれているわけだよね?
    まさか「100人の死刑囚が死んでくれれば1人くらい冤罪で死刑になっても仕方ない」とか、「天下の優秀なる裁判官様が死刑判決を誤るはずがない」なんて考えているのかな?もしそう考えているなら、頭がお花畑は賛成論者の方だねえ
    警察や検察は状況証拠からの推定で犯罪を立脚し、それに基づいて裁判官が判断して刑が確定する。そこに誤りの混入しうるプロセスは多く存在する。天才刑法学者・元最高裁判事の団藤重光氏でさえ確信をもって死刑を宣告しているわけではない。袴田事件のように、一度死刑再審請求で死刑判決が覆った事件まである そういうことを無視して「事件を自分からみてもないくせに」「普段マスゴミと揶揄するマスコミの報道をうのみにして」「死刑に相当する犯罪をしたと決めつける」死刑賛成派の方々の聡明さには毎回毎回感服するよ

  29. Albert より:

    この問題については様々な角度からみた意見があるので全ての方が納得する答えは出ないと思います

    私が殺されるとしたら加害者には死刑を求めます、ただそのとき私を殺したのが私の家族だったら私は死刑に反対します。わがままですね。笑

    なにより大事なのは被害者本人の意見だと思います。死人に口なしとは言いますが予め遺言のように自分が被害者になった場合最高刑はどれを求めるのか明確にしておけば多くの方が納得出来るのではないでしょうか?
    賛成派の人が殺されたら死刑
    反対派の人が殺されたら無期懲役
    どちらにせよ被害者の願いなのだからそれを第一に考え裁く。
    まぁ1対1で犯罪が起こった場合に限ることが多いですがね。

    賛成派の方、例えば愛する人が殺人を犯してしまったら死刑に簡単に納得出来ますか?
    反対派の方、例えば自分が何もしてないのに殺された、しかし犯人は生きているこの不条理に納得出来ますか?

    もう一度、なにより大事なのは第三者ではなく当事者の考えです。

  30. 死刑賛成 偽善者いらねえ より:

    偽善者の詭弁はいらない
    どうせ刑務所から出てきた元犯罪者に襲われたら主張変えるんだろ

  31. 山田 より:

    私は死刑反対派です。後だしジャンケンみたいになってしまうのは申し訳ないですが、主張に対して反対することで私自身の主張を言いたいと思います。

    1)死刑制度賛成派の根拠
    ①被害者及びその親族の無念を晴らすべきだ。
    →残念ながら日本は法治国家です。法というものは個人の感情がある次元よりも高い所にいるため、時に冷酷なものであります。おかしな話だとは私も思いますが。また、日本国憲法31条により、適正手続の原理というものが保障されていると解釈されています。この原理により、誰かに刑罰を科す際に、個人の恣意が介入することは許されていません。被害者やその遺族の感情で刑が左右されることは、法治国家であり文明国であるわが国では許されないのです。したがって、被害者や遺族の救済は、別の制度によって補完されなければなりません。

    ②加害者を生かしておくと再び事件を起こす可能性がある。
    →刑務所に入れておけば大丈夫のはずです。そのための刑務所なのですから。終身刑の制度を導入することは可能でしょう。
    →これはその通りですね。終身刑の導入自体は中々難しい所もあると思いますが、極端な話、牢屋から出さなきゃいいわけです。また、これも憲法の解釈から、死刑は重大な人権を侵害する刑罰であるため、他に適当なもっと侵害の度合いの少ないもので達成でぎることは、そちらで代替しなければなりません。したがって、終身刑ですむ問題であれば、そちらを選択しなければなりません。

    ➂加害者を生かしておいても社会に貢献できないんだから、殺しても構わない。
    →随分と乱暴な意見ですね。では、加害者が高度な専門知識・技能などを持っていれば、死刑を免除しても構わないのですか?
    →その通りです。適正手続の原理により、刑罰は厳格な基準で適用されなければならず、仮に死刑が存在するとしても、個人の資質で(今回の場合社会に貢献できるできないで)死刑にしたり生かしたりすることは許されません。これは私自身にも言えますが、犯罪者以外にも社会に貢献できない人間なんていくらでもいますし、社会に貢献できる人間は、何人でも殺しまわってもいいという理論を導きかねません。

    ④刑務所に一生収監しておいても更生の見込みが無いので税金の無駄である。
    →では、加害者が億単位のお金を支払えるのであれば、死刑を免除してもOKですか?
    →その通りです。金持ちが偉いとなるのは資本主義を採用している日本らしくていいかもしれませんが、そんなことが許されるわけがありません(社会通念から考えて)。自分の収監費ぐらいは稼いでもらうとか、そのへんでどうにかしましょう。

    ⑤死刑制度という厳罰の存在が、他の犯罪を抑止する効果がある。
    →現時点で、抑止効果は統計的に証明されていません。
    →これはその通りです。「死刑 抑止力」で検索していただければ、アムネスティなどのデータがすぐ出てきます。確かに、「スピード違反は罰金になるからやめておこう」と日常的に思うとは思います。しかし、通常生活するうえで、「死刑になるから殺さないでおこう」などと思いますか?(思うような場合は転職や人間関係の見直しをお勧めします。ストレスが溜まっているかもしれません)そもそも、計画的に殺そうとする人は捕まろうと思って計画しません。「咄嗟に殺してしまった」という場合、「死刑になるかも」と思うのは殺してしまったあとではないでしょうか?「死刑になりたくてやった」という場合では完全に逆効果です。「捕まってもいいから殺そう」なんて考える場合にも抑止力はないといえます。

    2)死刑制度反対派の根拠
    ①冤罪事件が後を絶たない。
    →司法制度の欠陥や警察組織の証拠捏造・自白強要により犯人に仕立て上げられてしまう悲劇が、日本では無数に起こってきました。冤罪被害を受けた人は人生を滅茶苦茶にされてしまいます。死刑を執行した後に冤罪が判明したら取り返しがつきません。
     では仮に、冤罪が発生しない司法制度が確立されれば、死刑制度反対派は賛成派に変わるのでしょうか?
    →冤罪による死刑では、あらゆる権利や利益を享受する主体である生命そのものが滅却されてしまいます。「冤罪で酷い目に遭った」とか、「人生が滅茶苦茶にされた」と思うことすら不可能になりますし、その後の人生で受けるはずだったすべての利益も消滅します。先程の適正手続の原理からも、冤罪が出るような手続で死刑を科すことは憲法違反だとも言えそうです。また、人間が裁判を行う以上、冤罪が0になることはあり得ませんし、反対派はこれだけを理由に反対をしているわけではないので、仮に冤罪がなくなったとしても、賛成派に回ることはないです。とはいえ、長く懲役で入れられて出てくるのもそれはそれで残酷かもしれないというのも事実です。死刑を無くし、その他の裁判は出来るだけ正確にやって貰うしかありません。

    ②憲法違反である。
    →日本国憲法第36条で「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」と定められています。しかし、最高裁判所は「絞首刑は人命を奪う刑罰だが残虐ではない」などと述べています。絞首刑は残虐でない、違憲でないと言われても説得力が全くありません。
    →リーディングケースとなった最高裁の判決は、簡単な理由付けで憲法的な判断を下しています。憲法13条、31条、36条の関係の解釈に関して、疑念の余地がないわけではないですし、その他の解釈から違うアプローチもできますが、この判決から70年近く経っているに未だに覆らないところを見ると、この点に関しては反対派は辛いです。

    ➂死刑制度があっても犯罪を抑止する効果が無い。
    →その通りです。犯罪を抑止する目的で死刑制度を存続させるのは不合理です。統計的にも抑止効果が無いことが判っています。
    →これは先程述べた通りです

    申し訳ありません。かなり長くなってしまいました。
    死刑はひとつの法制度ですから、個人的には憲法的な議論が一番水掛け論になりにくくていいと思います。しかし、色んな議論や考えがあるのも当然だと思います。私は以上の様に考えていますが、もしこれを読む人がいたら、その人も思考停止せずに自分なりの考えをもって欲しいと思います。

  32. もちっこ より:

    私はお恥ずかしながら、死刑について現状では明確に賛否の答えは出せていません。一部の議論に値しない暴言はおいといて、コメント欄まで非常に興味深く読ませていただきました。

    その中で引っかかることが一つ、「遺族の気持ちを考えたら〜」という決まり文句を賛成の方々は仰いますが、本当に遺族の気持ちを考えられているのでしょうか?「愛する人が殺されても同じ事を言えるのか?」答えはわかりません。そりゃ今はぶっ殺してやりたい!とか言うかもしれませんが、実際殺されていないのでわかりません。
    皆さん人の気持ちを考えろと仰いますが、本当に考えていますか?私は都内に住んでいますが、電車通勤、職場の人間様々、冷たい人ばかりでビックリしましたよ。困ってる人は助けない、電車の中で喧嘩する人、制止しないで写メ撮ってる人。まさかここでコメント残してる方はそんな方はいらっしゃらないと信じておりますが。

    結局は遺族の気持ちを考えろと!という事を国民の意思であるが如く主張する裏では、只の他者排斥という個人的な意見であるとしか私は思えませんでした。

  33. より:

    ➂加害者を生かしておいても社会に貢献できないんだから、殺しても構わない。
    →随分と乱暴な意見ですね。では、加害者が高度な専門知識・技能などを持っていれば、死刑を免除しても構わないのですか?
    ④刑務所に一生収監しておいても更生の見込みが無いので税金の無駄である。
    →では、加害者が億単位のお金を支払えるのであれば、死刑を免除してもOKですか?

    >>>>法治国家なんですから加害者が罪を犯してる以上、能力・地位によって刑が変化される不公平な事は有り得ません。いかに優れていようと犯した罪相応の裁きを受けるべきです。

  34. ルイ より:

    私は賛成です。社会不適合者たちは、ある意味被害者であるというのは納得できません。殺人を犯しても仕方ない理由にはなりません。自分の意志関係なく、突然自分の人生を終わらせられた被害者の人生はどうなるんでしょう。亡くなったから終わりなんかじゃない。罪を償うために生きるなんて綺麗事です。私は家族が殺されたら、犯人には絶対に絶対に死んでほしいです。

  35. みんみん より:

    死刑は廃止しないでほしい。100人、人がいて被害者が加害者に殺害さる様子を身動きできない状況で見させられたら、特に女子高生コンクリート詰め殺人、例え死刑反対の人がいても震えあがり、死刑以外考えられなくなる。生きたまま、土に埋められた女性もいた。新聞で読んだが加害者を許したいと言う人がいて、加害者も生きて償いたい、と言う。2人は会って話をしているようで、そうした当事者同士の感情は考慮すべきだし、証拠があまりなく、少しでも冤罪かも、という不安な状況では死刑どころか釈放もやむを得ない。けど基本、死刑廃止は反対。あの麻原しょうこう(オウム)も生かしておくの?命を奪われる人も奪う人もそうした運命の中にいます。それでも、しょうがない、ごめんではすまされない。殺人者は殆ど、侘びの言葉は言わないけど。

  36. あいうえお より:

    死刑には賛成ですね。もし私の大切な人が殺されて、殺した人が死刑にされずのうのうと生きているなら自分で殺しに行きますよ。
    そもそも殺人犯はもはや人間ではない。まともな人間は人を殺すことはしない。

  37. ななし より:

    私は賛成という立場ですが、そっちの立場からの意見です。引用させてください。

    1)死刑制度賛成派の根拠
    ①被害者及びその親族の無念を晴らすべきだ。
    →被害者やその遺族の感情で刑が左右されることは、法治国家であり文明国であるわが国では許されないのです。したがって、被害者や遺族の救済は、別の制度によって補完されなければなりません。
    >>概ねその通りだと思いますが、古くから「仇討」や「正義は必ず悪に勝つ」というような勧善懲悪的な価値観のある日本には馴染まない考え方かなとも思います。死刑判決によって幾何か感情を慰められ未来へ進める遺族がいる以上、この制度を倫理的でないと切り捨てるのも…。感情を切り離して考えても、先の方のコメントにあるように二次犯罪(遺族等による復讐)の抑止効果はあるかと思えますし。
    ただこれに関しては難しいところです。感情論はマジョリティが絶対的に正しいと言えない世の中において時にとても危険なものであると思うので。

    ②加害者を生かしておくと再び事件を起こす可能性がある。
    →刑務所に入れておけば大丈夫のはずです。そのための刑務所なのですから。終身刑の制度を導入することは可能でしょう。
    >>理想的ではありますが加害者を生かすのもタダではできません。刑務所の独房だって有限です。このお金を補填するのは善良ななんら悪事をおかしていない市民の税金ですよ?それはおかしいのではないでしょうか。

    ➂加害者を生かしておいても社会に貢献できないんだから、殺しても構わない。
    →随分と乱暴な意見ですね。では、加害者が高度な専門知識・技能などを持っていれば、死刑を免除しても構わないのですか?
    >>もしも論でしかありません。あえてそのもしも論に乗るとしても、加害者が一般的に社会に有益とされる人物であっても人を複数または残虐に殺せる(現行の判決では被害者が一人、かつ犯行に残虐性が認められなければ死刑にはならないので死刑執行対象は必ずこれに該当します)時点で社会的には”貢献より害が上回る人物”です。賛成派の多くは『ノーベル賞受賞者であっても大量または猟奇殺人犯なら死刑執行すべき』と答えるでしょう。”貢献しない”とはそういう意味です。

    ④刑務所に一生収監しておいても更生の見込みが無いので税金の無駄である。
    →では、加害者が億単位のお金を支払えるのであれば、死刑を免除してもOKですか?
    >>こちらももしも論でしかありません。こちらに関してはこのもしも論に乗っ取ることも無駄に思えますが、馬鹿馬鹿しいですが仮定の話として乗るならば、お金の問題のみに限って言えば加害者または支援者が自分の生活費を補填できるならして終身刑に切り替えてもよいと思いますよ。しかし現状そのようなシステムがない以上税金でしか養いようがないことは紛れもない事実です。それを言うなら反対派の方々には税金以外で諸費用賄うシステムを考案して国民を納得させて頂きたい。

    ⑤死刑制度という厳罰の存在が、他の犯罪を抑止する効果がある。
    →現時点で、抑止効果は統計的に証明されていません。
    >>抑止効果に関しては概ね同意です。先方のコメントにもありますが『死刑になりたくてやった』という人間も定期的に出ますし、確信犯(※本来の意味の方)的な犯罪者ならば自分が死刑になるとも思わず罪を犯すので抑止になりようがない。終身刑で代用は利くでしょう(ここに関してのみ言えば、です)。まぁ、さらなる刑の厳罰化(楽に死ねなくなる)でも抑止にはなるでしょうがね?それは倫理的に問題があるので不可能でしょうし。

    2)死刑制度反対派の根拠
    ①冤罪事件が後を絶たない。
    →司法制度の欠陥や警察組織の証拠捏造・自白強要により犯人に仕立て上げられてしまう悲劇が、日本では無数に起こってきました。
    >>終身刑でも無実の人の人生をまるっと奪ってしまうリスクは同様です。これは現行の司法、裁判の問題点であって死刑制度とはまた別の話だと思います。一応こういう事例のために再審請求の権利も認められていますし、論ずるなら死刑制度についてではなく物的証拠のない事件(冤罪を主張する被告は状況証拠のみで裁判にかけられている場合がほとんど)においての判決や酌量余地の有無についてであって、「冤罪が存在するから死刑制度は廃止!」というのは乱暴であると思います。

    ②憲法違反である。
    →絞首刑は残虐でない、違憲でないと言われても説得力が全くありません。
    >>これもまた死刑制度とは論点が別です。あくまで刑の残虐性についての話なので問題があるならば他の刑罰に変えればよいでしょう。そして、現在最も機械的かつ楽に刑を執行できるのが絞首刑だと思われるからこそこれが採用されているわけです。死刑を廃止する理由にはなりえません。

    ➂死刑制度があっても犯罪を抑止する効果が無い。
    >>こちらには先述の通り概ね同意です。

    …というわけで、いち”一般的死刑制度賛成派”としての意見はこんなもんです。反対派に同意できるのは抑止効果に関する項目のみなので、トータルで見れば賛成、ということになります。

    『ある意味被害者である』という文中の言葉には、死刑賛成派であっても私個人は同意します。サイコパス的な素養を生まれもった人すべてが猟奇殺人犯になるわけじゃない。暴力性に関わる脳疾患でもないかぎり『生まれもっての悪党』など私はいないと思います。生育環境は非常に重要です。しかし、生育環境によって人殺しになってしまった人を野放しにすることも、許して情状酌量することもまたあってはならないと思います。その人によって奪われた命があるからです。
    ある種の同情は寄せても、罪無き被害者の命を軽視するような情状酌量はしてはならないと思うのです(その人をそうした要因=親への危害であれば酌量も已む無しと思いますが)。

    私はやはり、多くの死刑制度賛成派がそう思うように、全ての考えの根本として『人の命を残虐にまたは大量に奪った人間に人らしく生きる資格があるのだろうか』というのを思ってしまうのはあります。これまでの反論がこじつけという意味ではなく、あくまで思考の基盤としてあるという意味で。
    そしてこの考えに対する誰もを納得させるような否定意見は存在しないとも思います。
    そういう意味では、廃止派と賛成派というのは永遠に平行線なのかも知れません。

  38. 死刑賛成さん より:

    ⑤死刑制度という厳罰の存在が、他の犯罪を抑止する効果がある。
    →現時点で、抑止効果は統計的に証明されていません。

    証明されてないというのはどこの統計なのでしょうか。
    カナダでは死刑廃止直後に殺人事件が倍以上に増えました。
    生活水準が上がった今でも死刑廃止前の倍の数があります。
    これは死刑の抑止力を示しませんか?カナダ 死刑廃止と検索してみてください。
    死刑廃止後に日本でもこのようなことが起こる場合、一番の被害者は死刑囚ではなく一般市民です。
    弁護士の方は司法や加害者の権利をなによりも大切(もちろん大切ですが)にしてますが、多くの日本国民にとっては司法よりも身の安全を優先するのではないでしょうか。カナダの先例を考えますと多くの日本国民が死刑制度廃止に賛成する理由はないと思います。

    仇討ち等の考えが強かった日本では国家ができるのと同時に国が仇討ちの権利をも持ってしまっていても不思議とは思えません(記事では憲法違反とされてますが。)。国のもとに暮らす文化が違うのですからそれに伴って国家がもつ権利も異なると思います。ですので日本が死刑廃止の流れにのる必要はないと思いますし、国家が死刑を執行することの問題はないと思います。

  39. 賛成派の中の一人 より:

    死刑反対の根拠の「➂死刑制度があっても犯罪を抑止する効果が無い。」に対する反論です。

    賛成の根拠「⑤死刑制度という厳罰の存在が、他の犯罪を抑止する効果がある。」に対する反論として「現時点で、抑止効果は統計的に証明されていません。」と述べられていますよね?

    つまり、「抑止効果が証明されていない」だけであり、「抑止効果がない」とまでは言っていません。
    逆に言えば「抑止効果がない」ということも証明はされていないのではないでしょうか?

  40. 賛成・それ相応の代用刑があれば廃止でも化 より:

    死刑反対派は死刑囚を家に引き取って一緒に暮らしてもらいたい
    監視してもらいたい
    仮に更正し社会復帰をしたらドヤ顔すればいい
    逆に再犯したら一緒に責任とるんだよな?もちろん
    でも再犯の被害者がかわいそうだと思わないか?
    死刑囚を檻から出さずに死刑にしておけば被害にあわなかった人だ


    >②憲法違反である。
    >→絞首刑は残虐でない、違憲でないと言われても説得力が全くあ
    りません。
    残虐ってどういう意味か知らないのかな
    ぶっちゃけ私は、死刑になるような重犯罪者など
    残虐な殺し方で言いと思うんだが
    日本が、憲法で禁止している通りに法を施行するあたり「優しいもんだ」と思ってるよ

    どうせ死刑になるような重犯罪者は(冤罪の可能性が濃厚で無い限り)
    多くが他人を残虐な殺し方を複数人に行ってる
    同じ行為をその死刑囚にするというのなら
    死刑は廃止で良いと思う
    もちろん死刑ではないのだから出来うる限りの治療を行う
    当然、人数分を回数に分けてまだ行うのだから
    ※これは死刑ではありません
    刑の途中で死亡に至ったとしても
    「囚人が行った犯罪行為がそういう事であった、ただそれだけの事」

  41. sak より:

    加害者も被害者であると貴方は仰いますが、その被害者は無惨に殺されたのですか?
    本当の被害者は加害者に殺害された被害者と、その親族や周りの人間です。
    死刑になる人間は、其の刑に相応の犯罪を犯しています。釈明の余地はありません。
    人の命や人生を奪っておいて、のうのうと生きて居るなんて、遺族の怒りや悲しみは計り知れません。
    死刑反対派には是非、もし自分の親族が惨殺されても、被害者の人権よりも加害者の人権を守るのかと問いたい。

  42. 女高校生 より:

    現時点では私はどちらとも決められませんでした。
    悪意を持って人を殺した者がのうのうと生きていていいとは思えません。刑務所の中だとしても。被害者の気持ちになることはできないので小さい頃暴力を受けた自身から察すると、加害者は許せないです。もし死刑が無ければ、いくら泣き叫んでも、髪をかきむしっても、般若の形相で訴えかけても、恨めしい思いで物を粉々にしても、思いは届かない。。。そんなの、いっそ自分が殺してしまいたくなるでしょう。
    しかし、もしも冤罪だったとしたら?自分本位で非現実的な話になりますが、私だったら呪いたくもなると思います。運命を、社会を、何もしていない自分を死に至らしめたすべてに対して。もちろん、死刑でなくとも想像を絶する苦しみが不条理に襲いかかる。考えただけでも耐えられません。
    他にも、有名な「高瀬舟」のように悪意が無かった場合や、生活環境からのやむを得ない強盗、突発的な強姦、人権など、様々な論点から、情状酌量の余地はあると思います。……女としては、操を奪われるのがニュースを見ていても一番殺意が湧きますがね。

    このような点から、死刑制度の是非は一概には決められないと考えます。

    あまりにも暗い文章になってしまいました……。お目汚し失礼しました^_^;

  43. 普通の会社員 より:

    私は条件付きで死刑制度に賛成の方です。記事の行間にコメントをする形で、なるべく冷静に書いてみたいと思います。

    1)死刑制度賛成派の根拠
    ① 被害者及びその親族の無念を晴らすべきだ。
    → 復讐したいという気持ちに応えるべき、ということですね。最高裁判所も「国民感情」という曖昧な表現を使って死刑制度を認めています。では、被害者の遺族が「死刑にしなくてもいいですよ」と申し出たら、加害者の死刑を免除しても良いのでしょうか?被害者側のその時の考え・感情によって死刑判断が左右されるというのも変ですね。
    【コメント】
    変ではないと思います。「被害者の気持ちを尊重している」という意味で、一貫性があると思います。

    ② 加害者を生かしておくと再び事件を起こす可能性がある。
    →刑務所に入れておけば大丈夫のはずです。そのための刑務所なのですから。終身刑の制度を導入することは可能でしょう。
    【コメント】
    次の③で。

    ③ 加害者を生かしておいても社会に貢献できないんだから、殺しても構わない。
    →随分と乱暴な意見ですね。では、加害者が高度な専門知識・技能などを持っていれば、死刑を免除しても構わないのですか?
    【コメント】
    刑務所の中で無給で専門的な仕事をさせるのであれば、国益にかなうので認めても良いと思う。

    ④ 刑務所に一生収監しておいても更生の見込みが無いので税金の無駄である。
    →では、加害者が億単位のお金を支払えるのであれば、死刑を免除してもOKですか?
    【コメント】
    OK。被害者以外の国民が金銭的な不利益を被らないので。

    ⑤死刑制度という厳罰の存在が、他の犯罪を抑止する効果がある。
    →現時点で、抑止効果は統計的に証明されていません。
    【コメント】
    死刑制度を廃止しても、同様に抑止効果はありませんよね。

    まとめ:
    事件が起こった背景として、社会的な深い問題があったとしても、それは死刑制度の是非と切り離して、改善に取り組めると思います。死刑制度に賛成することが、「臭いものに蓋」に直結するとは言えないのではないでしょうか。
    また、冤罪については「死刑制度の是非」とは全く異なったアプローチで、冤罪をなくす努力をすべきと思います。

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