最近、食べ物がみんな小さくなってませんか?

まずは、下のツイッター投稿を見てください。

これらのツイートは、みな消費者目線のものであり、皆さんも薄々感じていたことではないでしょうか?なんでこんな現象が起きているのか分かりますか?

アベノミクスで円安に誘導されると、輸出が多いグローバル企業は利益を出しやすくなり、株価も上がり、富裕層はホクホクです。その見返りとして大企業から自民党への政治献金が増え、選挙の時の支援も期待できます。経団連と自民党政権は持ちつ持たれつなのですね。しかし、円安になると、輸入される原材料の値段が上がります。日本は食料自給率が4割に満たないので、特に、食料品の原材料費に響くのです。

企業は原材料費が上がっても利益を確保しなければならない。その為には、従業員の給与を抑えたり、非正規雇用の割合を増やしたり、サービス残業も横行しています。値上げができればいいのですが、消費者の実質賃金がドンドン下がっており、購買力が減少しているので、値上げは、即、売り上げ減につながります。大企業へ減税している一方で、消費税を上げるという弱者いじめをしているので、なおさら、値上げがしにくい状況です。景気が悪いのですね。

企業は利益を確保するための苦肉の策として、価格を抑えつつ商品の量を減らすという方法をとるようになりました。お客に気付かれにくい目立たない方法でコソコソと実行してきたのです。しかし、気付かれないための限界を超えてしまったため、冒頭の「#くいもんみんな小さくなってませんか日本」というタグがにぎわいを見せているのです。

繰り返しますが、こういう状況は景気が悪いと言います。庶民の目線から判断すると、アベノミクスは失敗です。安倍総理がどんなに自画自賛しても虚しく感じられます。

消費者が現場で確認した事実は確かです。マスコミの垂れ流す政府の広報なんかよりも、よっぽど役立つと思います。

以上

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