【アベノミクスで日本経済重症】ニューヨークタイムズの風刺画を紹介します。

 2015年9月25日、安倍内閣総理大臣は記者会見を行いました。

首相官邸ホームページの記者会見リンク

 この中で、経済政策に関して次のような発言がありました。

*****************************
 新しい三本の矢によって、少子高齢化という構造的な課題にチャレンジする、「1億総活躍」の時代をつくり上げていくための新たなスタートを切りたいと考えています。心機一転、まずはそのための新しい体制を整えていきたい。帰国次第、内閣改造を行う考えであります。その際、「1億総活躍社会」づくりに腰を据えて取り組むため、新たに担当大臣を設ける考えであります。
 アベノミクスはいよいよ第2ステージ、本丸攻めへと移っていきます。国民の皆様の御支援と御協力を引き続き賜りますように、よろしくお願いを申し上げます。
*****************************

 アベノミクスから恩恵を受けた人は殆どいないと思います。この言葉は、私にとって空虚な響きしかありません。安倍さんはアベノミクスが高い評価を受けていると思っているのでしょうか?一般国民・庶民の生活がどういう状況なのか、現実を認識する能力に欠けると言わざるを得ません。

 日本の大手マスコミよりも、海外メディアの方が適切にアベノミクスを評価・報道している場合が多いです。一例を挙げましょう。

 下の風刺画をご覧ください。2014年11月23日付のニューヨークタイムズに「The Prescription for Japan’s Economy?s」(日本経済への処方箋?)、というタイトルと共に載っていました。日本を観察している外国人が、日本経済を重症患者に例えて表現しています。2014年末の国政選挙前のことです。

風刺画(アベノミクスで日本経済重症) 出典:ニューヨークタイムズ

風刺画(アベノミクスで日本経済重症) 出典:ニューヨークタイムズ

 私なりにこの風刺画を解釈してみました。

・安倍総理という無能医者のせいで、長年病気を患ってきた日本経済という患者の症状がさらに悪化してしまった。
・次の選挙(2014年12月14日)で自民党が再び政権を取れば、再びアベノミクスという名の救急車に運び込まれることになる。
・アベノミクスという救急車にはタイヤが無いので、どこの病院へも運ぶ能力が無い。
・アベノミクスという救急車に運び込まれたが最後、日本経済という患者は治療を受けられずに死ぬのを待つしかない。
・アベノミクスという処方箋は今の日本経済にとって最悪の選択肢だ。
・日本の皆さん、まさか今度の選挙でそんな恐ろしい選択肢を選ばないよね?、と心配している。

 外国人の視点から現在の日本の状況を的確に捉えているなあ・・、というのが私の感想です。

 残念ながら多くの日本人は政治に無関心で、投票率も低く、安倍政権をさらに勢い付け、日本人の生活はさらに苦しくなりました。安倍政権は経団連の手先であり、アメリカに隷従しているのですから当たり前です。

 冒頭の安倍総理発言「アベノミクスはいよいよ第2ステージ」にダマされている余裕は無いはずです。有権者の冷静な判断が必要です。

以上

タイトルとURLをコピーしました