【放射能汚染】海外メディアからしか得られない住民目線の情報を紹介します。

 2011年3月に発生した福島原発事故から、すでに6年半が経過しました。

 政府、官僚、電力会社、建設会社、マスコミ、学者などの原子力マフィアたちは汚染・健康被害情報の隠ぺいに熱心です。その「努力」の甲斐あって、一般人の無関心さにも拍車がかかり、今では、ほとんどの国民が次のように誤解しているのではないでしょうか?

・福島原発事故は収束し、放射性物質の放出は止まった。
・除染作業は終わり、福島住民は元の場所に帰還しても大丈夫だ。
・健康被害をたまに目にするが、原発事故との因果関係は定かでない。
・食料や水の汚染も心配するレベルではない。
・その他・・・

 現実は、そんなに甘いものではありません。原発事故で一度汚染された地域には300年間は住むことができませんし、住んではならないのです。(例えば、人工放射性物質のセシウム137は半減期が30年です。)人工的に作られた放射性物質と人間が共存する術はありません。人工放射性物質は人間の住環境から厳重に隔離して管理しなければならないものです。放射性物質は煮ても焼いても無くなることがありません。目に見えず臭いもしませんが、絶対に消し去ることができない悪魔なのです。

 その悪魔性がゆえに、日本では、追加の積算線量が年間1mSv以上の地域を除染実施区域に指定しています。空間線量 0.19μSv/h の追加分に相当し、測定線量としては自然線量の0.04μSv/hを加えた 0.23μSv/h になります。結論としては、外部線量量測定値が0.23μSv/h以上のところに住むべきではありません。

 1時間当たりの外部線量が0.23(μSv/h)。この数値を、移住すべきかどうかの判断基準にしなければなりません。ちなみに、米軍は0.33(μSv/h)以上になったら、撤退命令が出ます。世界最強の軍隊でも放射線には勝てないのです。

 内部被ばくは外部被ばく以上に心配する必要があります。体重1㎏あたり50ベクレルを超えたら、様々な健康被害が発生することを覚悟しなければなりません。チェルノブイリ原発事故の悲劇から学ばねばなりません。放射性物質に関しては、これ以下なら心配ないという閾値は存在しません。食料や水は0(ベクレル/㎏)が当たり前なのです。

 空間線量も土壌・食料汚染も日本政府が勝手に緩和した基準値が独り歩きしていますが、原子力マフィアの意向を汲み取ったものですから信用してはいけません。原子力村の人間たちに理性・良心・道徳・哲学の類を期待してはいけません。何の罪悪感を感じることもできない社会病質者(人格に障害があり,その行動が反社会的な形で表われる人)に、自分の人生を預けてはいけません。

 情報弱者という立場に甘んじていたら殺されかねません。日本の大手マスコミが信用できなくても、利害関係の少ない海外メディアは遠慮なく事実を報道してくれる場合が多いのです。今回は、福島県の住民目線で取材をし、内容を構成してくれた番組を紹介します。下記のYouTubeビデオをご覧ください。ドイツの放送局ですが、日本語字幕が付いています(14分強)。

 政府の流す心地よいウソに慣れている人にとっては衝撃的な内容だと思います。原発事故から何年経っても事実が消えることはありません。繰り返しますが、放射性物質は煮ても焼いても無くなることがありません。目に見えず臭いもしませんが、絶対に消し去ることができない悪魔なのです。

下に、ビデオ中の場面を一部貼り付けました。

















 原発事故は取り返しのつかないものです。一旦事故を起こしてしまうと、人間の手には負えないものであることが分かります。権力者と言われる人たちですら、なす術がないのです。住民たちに出来ることは、一刻も早く、なるべく遠くに逃げることくらいです

 このような原子力技術を、平和利用という美名のもとに長年存在させ続けてきた行為は、後の世代によってどのように評価されると思いますか?

 以下、参考までに理論物理学者であるアルバート・アインシュタインの名言を紹介して記事を終わります。

「知的な馬鹿は、物事を複雑にする傾向があります。それとは反対の方向に進むためには、少しの才能と多くの勇気が必要です。」

「同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という。」

「知識人は問題を解決し、天才は問題を未然に防ぐ。」

「優れた科学者を生み出すのは知性だと人は言う。彼らは間違っている。それは人格である。」

「無限なものは二つあります。宇宙と人間の愚かさ。前者については断言できませんが。」

「たとえ国家が要求しても良心に反することをしてはいけない。」

「この世は危険なところだ。悪いことをする人がいるためではなく、それを見ながら、何もしない人がいるためだ。」

以上

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