多国籍企業による寡占化が様々な業界で進んでいますが、食料品もその例外ではありません。寡占化による弊害を以下に列挙します。
・中小零細企業が淘汰され、吸収合併された場合、従業員は巨大企業の下請け作業者になってしまう。
・個性や多様性が失われ、非人間的な仕事環境が生まれる。
・価格が安くなっても、栄養価が失われ、味も落ちる。
・利益最優先主義が徹底され、効率化のために、食の安全性がないがしろにされる。
・巨大企業が政治家に献金することで法規制の緩和をさせている。
・薬漬け、添加物まみれの食品が蔓延し、人々の健康を害する。
・企業はお金の力でマスコミを支配し、消費者にとって必要だが企業にとって都合が悪い情報を流さなくなる。
今回は、我々が日常的に購入する食料をコントロールする会社を10個紹介します。馴染みのある会社ばかりです。
参考リンク:
「10 Corporations Controlling Everything You Buy at the Grocery Store」
1)Kellogg’s
アメリカに本社を置くKellogg’sは、2015年の売り上げが135億ドルにもなる。
2)Associated British Foods
イギリスのロンドンに本社を置くこの会社は、2015年の売り上げが166億ドル。
3)General Mills
アメリカのミネソタ州に本社を置くGeneral Millsは、2015年の売り上げが176億ドル。
4)Danone
フランスのパリに本社を置くDanone。2015年度の売り上げは249億ドル。
5)Mondelez
アメリカのニュージャージー州に本社を置くMondelez。2015年度の売り上げは296億ドル。
6)Mars
アメリカに本社を置くMars。2015年度の売り上げは330億ドル。
7)Coca-Cola
アメリカのジョージア州に本社を置くCoca-Cola。2015年度の売り上げは443億ドル。
8)Unilever
オランダとイギリスに本社を置くUnilever。2015年度の売り上げは591億ドル。
9)PepsiCo
アメリカのニューヨークに本社を置くPepsiCo。2015年度の売り上げは630億ドル。
10)Nestlé
スイスに本社を置くNestlé。2015年度の売り上げは870億ドルであり、世界最大の食品製造会社だ。
これらの会社はみな、何兆円という単位の売り上げを誇る大会社ばかりです。会社名も商品も皆さんに馴染みがあるものばかりです。知らず知らずのうちに慣らされてしまい、こういったものに囲まれて暮らすのが当たり前だと思い込むのは危険です。これらの会社は遺伝子組み換え作物を躊躇なく使用し、日本へも大量に輸出しているのです。
我々消費者が一歩立ち止まって、問題意識を持つことが大切だと思います。
以上
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