【どう解釈するかは自由】社会問題を考えさせてくれる絵を紹介します。

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 今回は、下記リンク先の記事を紹介いたします。

「20 Chilling Photos that will Force You to Look at the Darker Side of Our Society」(社会問題を考えるきっかけになる20枚の絵)

 リンク先には、ポーランドの画家が描いた絵が20枚紹介されています。少し嫌な気分になってしまうかもしれません。しかし、忙しい日常生活の中で見過ごしてしまっていたことに気づく可能性があります。例えば・・・

・人類は、地球にとって脅威になっていないか?
・技術は我々を幸せにしているのか?
・自分の人生を生きているのか?
・内面よりも上っ面にダマされてないか?
・人間関係が希薄になっていないか?
・忙しさのあまり、人間性を失っていないか?

 リンク先の20枚の絵のうち何枚かを選び、下に紹介します。注釈を添えますが、最終的にどう解釈するかは、あなたの自由です。

ジャンクフードまみれの肥満男
ジャンクフードまみれの肥満男
スマホ中毒は身を亡ぼす?
スマホ中毒は身を亡ぼす?
大きくなったら、身も心も管理社会に支配される
大きくなったら、身も心も管理社会に支配される
操り人形になることを望む人
操り人形になることを望む人
自然をどうするかは人間次第
自然をどうするかは人間次第
既成概念に囚われていないか?
既成概念に囚われていないか?
感情が死んで技術が取って代わる
感情が死んで技術が取って代わる
いつか痩せることを夢見て、毎日を無為に過ごす女性
いつか痩せることを夢見て、毎日を無為に過ごす女性
時間に追われる人
時間に追われる人
地球環境を破壊しているのは誰だ?
地球環境を破壊しているのは誰だ?
混乱してるので四六時中考えても結論が得られない
混乱してるので四六時中考えても結論が得られない
家庭が崩壊すれば被害を受けるのは子供である
家庭が崩壊すれば被害を受けるのは子供である

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【冤罪事件多発!】中世の野蛮国家を体現している日本

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写真(再審開始の決定を知らせる報道) 出典:NNN
写真(再審開始の決定を知らせる報道) 出典:NNN

 そのあまりに杜撰で野蛮な刑事司法システムゆえ、「日本は中世の国か?」と国際社会が揶揄するようになってから久しい。野蛮国日本を象徴する冤罪事例を新聞記事で見つけた。

リンク:
「検察、有罪立証せず 「自然発火」になお反論 再審結審」

 1995年、大阪市東住吉区の民家火災で小学6年の女児が焼死したが、朴龍晧さんは殺人などの罪で無期懲役が確定し、服役していた。その再審初公判が、2016年4月28日に行われ、即日結審した。裁判所は自然発火の可能性を認定し、検察は有罪主張を断念した。無罪判決は2016年8月10日に言い渡される予定だ。

 朴さんは、違法な取り調べで自白させられたと主張してきたが、検察側は認めていない。そればかりか、「取調官による暴行や脅迫は認められない。自白は自発的で、任意性に何らの疑義もない」と断言している。何の強制もされずに、やってもいない犯罪を自発的に認める人はいない。この事件を担当した検察官は、嘘をついても良心の呵責を感じることがない特技を持っているのだろう。

 その一方で検察側は、裁判所に提出した有罪を裏付ける証拠には信用性が無いと自ら認めている。自分のしている仕事にプライドを持っていないのだろうか?謝罪もしない厚顔無恥な態度は、あまりに無神経である。冤罪で20年以上もの時間を奪われた被害者に対して申し訳ないという気持ちがあるのだろうか?ある訳がない。もしも罪悪感を感じる能力を持っているならば、このような冤罪事件を起こすはずがないのである。仕事の進め方に慎重さを欠く、という次元ではない。官僚組織の中で良心が分散・希釈された結果、人権蹂躙が起きたのである。

 冤罪被害に遭った朴さんは刑務所に長年服役している。検察のデタラメな言い分を鵜呑みにして無期懲役判決を言い渡した裁判官にも大きな責任がある。再発防止には、原因の検証が欠かせないが、地道な検証を行う気持ちはあるのか?

 警察の発表内容をそのまま垂れ流して無実の人を犯人に仕立て上げたマスコミも責めを負うべきである。組織の中での良心分散化・希釈化は、警察・検察だけの事象ではない。権力がやっていることに問題意識を持てないならば、報道機関に存在価値は無い。

 報道を受け取る側の一般国民はどうだろうか?犯罪者を捕まえるためならば、多少の冤罪は起こっても仕方がないと考えてないだろうか?ほとんどの日本国民が冤罪事件に無関心なのは事実だ。自分が痛い目に合わないとダメでは、想像力が無さ過ぎるだろう。冤罪事案に無関心な一方で、8割以上の国民が残虐な死刑制度に賛成している。

 安保法制(=戦争法)は憲法違反だが、自分に火の粉が降りかかるかもしれないという恐怖・心配が多くの人間を反対運動に駆り立てた。冤罪事件も死刑制度も人権侵害の違憲行為なのだが、多くの国民は無関心だ。自分は巻き込まれない、自分は大丈夫という根拠のない自信があるのだろうか?

 警察・検察・裁判所・マスコミの堕落、さらには国民の無関心にも支えられて、今後しばらくは「中世の国、日本」が続きそうである。

参考リンク:

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【活断層マップを信用してはならない!】川内原発はすぐに停止せよ!

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図(川内原発周辺の活断層マップ) 出典:探求三昧
図(川内原発周辺の活断層マップ) 出典:探求三昧

 上図は、鹿児島県の川内原発周辺に分布する活断層を表します。これを見てどのように感じますか?川内原発を再稼働させても安全だと思いますか?

 実は、川内原発近くの浅い海域では調査が不十分なため、まだ活断層が確認されていないのです。十分に調査が出来ていない理由は、技術的に困難を伴うからだそうです。

 つまり、地図に描かれていないから活断層が存在しないのではなく、まだ確認されてないので描かれていない、と理解すべきなのです。実際、日本の国土のうち活断層調査を完了した地域は一部に過ぎません。限られた地域での調査結果を基に作られた断層地図を持ち出して川内原発再稼働を申請した九州電力の行為は、安全第一の原則に立ったものではありません。

 不十分な活断層マップではなく、過去に発生した最大震度分布を表す下図を活用すべきでしょう。これを見たら、地震大国日本に原発などトンデモない、と誰でも思うでしょう。

写真(最大震度マップ) 出典:古地震.net
写真(最大震度マップ) 出典:古地震.net

 原発は、世界中の保険会社から見放されており、周辺住民の避難計画が必要な唯一の発電手段です。しかも、事故を起こせば取り返しがつかなくなります。存在理由が見当たらないのです。再稼働・新規建設・輸出など論外です。

 原発マフィアたちは、九州地方で大きな地震が頻発しても稼働中の川内原発を止めようとしません。原子力規制委員会のこの人は、気が触れてしまったのでしょうか?

写真(原子力規制委員会の田中委員長)
写真(原子力規制委員会の田中委員長)

 この人も顔に生気がありません。大丈夫でしょうか?

鹿児島県の川内原発を停止させる必要が無いと発言する丸川原子力防災担当大臣
鹿児島県の川内原発を停止させる必要が無いと発言する丸川原子力防災担当大臣

 人間は自然界の一部分にすぎません。地震も含めて、人間が知っていることはたかが知れている、という謙虚さが必要です。

参照ビデオ:

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【人間はどこまで邪悪になれるのか?】原発事故による健康被害を否定する醜悪な人々

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写真(IAEA官僚のゴンザレス氏) 出典:YouTube「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」
写真(IAEA官僚のゴンザレス氏) 出典:YouTube「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」

 チェルノブイリ原発事故が発生してから15年経過した2001年、WHO(世界保健機関)と IAEA(国際原子力機関)が、キエフで国際会議を共同開催しました。そこでは、原発推進側と反対派が、原発事故による健康被害の原因について論争を繰り広げました。その模様を以下のビデオでご覧ください。

 チェルノブイリ原発事故以前は周囲の子供たちのうち不健康な者は2割程度でしたが、事故から15年後では、8割以上が不健康になってしまいました。放射性物質を、水・食料・呼吸を通じて摂取したことが原因です。しかし、IAEA(国際原子力機関)をはじめとして、原発利権関係者たちは、因果関係を死に物狂いで否定しています。

 アメリカの精神科医であるM・スコット・ペック氏は、著書「平気でうそをつく人たち」の中で、邪悪な人間を次のように定義しました。

1)自分には欠点がないと思い込んでいる。(過度のナルシシズム)
2)異常に意志が強い。
3)罪悪感や自責の念に耐えることを絶対的に拒否する。
4)自分に対する不満や憎悪をそらすため、他人に罪や責任を転嫁したりウソをつくことを厭わない。(他者に対する想像力の欠如)
5)体面や世間体のためには、人並み以上に努力する。
6)他人に善人だと思われることを強く望む。

 人間は、失敗し悩み反省し学び挑戦するというサイクルを繰り返すことで徐々に進歩します。しかし、自分自身と対峙することを徹底的に拒否し続ける厄介な人もいます。

 このような邪悪な人間が、社会的に責任ある指導的な立場になってしまうと問題が大きくなります。原子力利権の総本山であるのIAEA(国際原子力機関)は代表例ですが、原発利権団体には邪悪な人間が多数入り込んでいます。そして、原子力政策を誤り、世界中の人々の生命・財産を危険にさらし、実際に取り返しのつかない事態を招いています。

 日本では、2011年3月に福島原発事故が発生し、大量の放射性物質が拡散しました。事故から5年経ち、原子力マフィアたちは健康被害などの事実隠ぺいに熱心に取り組んでいます。しかし、あと10年くらい経って、健康被害状況が隠せなくなったら、どうするつもりなのでしょうか?上記ビデオ内で描かれているような見苦しい言い訳を再び聞くことになるのでしょうか?

 上に紹介したビデオは、ジャーナリストのヴラディーミル・チェルトコフ氏が制作したドキュメンタリーです。チェルトコフ氏は最近、日本を訪問し講演を行っています。

リンク:
ヴラディーミル・チェルトコフ日本講演録(1)広島—京都—岐阜—東京

 「チェルノブイリの犯罪」と題されたこの講演で、チェルトコフ氏は冒頭、次のように述べています。

「手短に言えば、チェルノブイリは犯罪であるということです。研究所の実験動物のように、子供たちを使って犯罪的な政策が行われたのです。つまり、フランス、ドイツ、スイスの専門家、またWHO世界保健機関 やIAEA 国際原子力機関、欧州委員会、フランス、ドイツ、スイス、CEPNのような非営利の非政府組織NGO、ムタディス・コンサルタント社、エートス、コールがグルとなって、その犯罪に加担しているのです。
福島事故によって汚染された土地で暮らしている日本の住民と子供たちにも、同じ運命が待ち受けています。というのも、同じ権威機関の庇護の下で、同じ当事者が、同じ疑似科学的な正当化によって、同じ戦略を日本で実践しているからです。」

 チェルノブイリ原発事故の教訓から学ぶべきか?それとも、犯罪的な政策を繰り返すのか?

 日本人一人一人が考えるべきだと思います。

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邪悪な人間を政治家にしてはならない。日本人の政治的無関心と奴隷根性はいつまで続くのか?

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 アメリカの精神科医であるM・スコット・ペック氏は、著書「平気でうそをつく人たち」の中で、邪悪な人間を次のように定義しました。

1)自分には欠点がないと思い込んでいる。(過度のナルシシズム)
2)異常に意志が強い。
3)罪悪感や自責の念に耐えることを絶対的に拒否する。
4)自分に対する不満や憎悪をそらすため、他人に罪や責任を転嫁したりウソをつくことを厭わない。(他者に対する想像力の欠如)
5)体面や世間体のためには、人並み以上に努力する。
6)他人に善人だと思われることを強く望む。

 一見立派そうに見えても、上記1)~6)に当てはまる人間はどこにでもいると思います。人間は、失敗し悩み反省し学び挑戦するというサイクルを繰り返すことで徐々に進歩します。しかし、自分自身と対峙することを徹底的に拒否し続ける人もいます。そういう人はとても厄介ですが、社会の末端で人に使われる立場であれば、まだ害は少ないと思います。

 しかし、邪悪な人間が、責任ある指導的な立場になってしまうと、問題が大きくなります。ましてや、権力者である国会議員の中に邪悪な人間が多数入り込むと、国の進路を誤り国民の生命・財産を棄損するなど、取り返しのつかない事態を招きかねません。

 国民の暮らしを破壊し、憲法と人権を蹂躙し、民主主義を憎悪する安倍政権には邪悪な人間がたくさんいます。実例を以下に挙げます。

1)原発問題

写真(福島原発事故により大量の放射性物質が放出されたが、健康問題は発生しないと安倍総理は断言した。)
写真(福島原発事故により大量の放射性物質が放出されたが、健康問題は発生しないと安倍総理は断言した。)

 IOC総会での演説を格好良くこなし、東京へのオリンピック招致を成功させることしか頭にない。福島原発事故による都合の悪い事実はすべて握りつぶし、闇に葬り去る。彼にとっては、健康被害に苦しむ人たちは存在しないのと同じです。懸念の声を上げる者に対しては、「風評被害になる!」と非難するだけです。

2)安保法制の強引な推進

写真(安保法制の内容に自信満々の安倍総理) 出典:http://togetter.com/li/824251
写真(安保法制の内容に自信満々の安倍総理) 出典:http://togetter.com/li/824251

 
 ほとんどの憲法学者が違憲と主張しても全く耳を傾けず、合憲と主張する極少数の御用学者だけを都合よく利用しました。国会でも全く議論をしようとせず、「俺は総理大臣なんだから、大人しく言うことを聞け」と言い出す始末。あまりの無神経さに野党議員たちは茫然としたでしょう。「国民の生命と安全を守るため」と心にも無いことを良い、正義の味方を気取ります。外交努力を放棄している一方で、中国や北朝鮮の脅威を演出することに熱心です。

3)靖国神社への参拝

写真(超党派議員による靖国神社参拝) 出典:ANNニュース
写真(超党派議員による靖国神社参拝) 出典:ANNニュース

 靖国神社の基本的立場は、下記のとおりです。

 「天皇の軍隊が行ったのは自衛のための戦争であり、侵略戦争では断じてない。日本軍の行動を邪魔する者は皆テロリストだ。我々は何も悪いことはしていないので謝罪する必要はない。」

 靖国神社に参拝する国会議員は皆、この考えに共感しています。ナゼか?歴史の事実を直視し反省し活かす、という進歩的行動が面倒くさいからです。彼らは、絶望的なまでに怠惰です。「尊い命を国に捧げた英霊に対して哀悼の意を・・」というセリフは、知的な怠惰を隠すための綺麗ごとです。真に受けてはいけません。

 彼らは、戦争で犠牲になった日本国民や、侵略され虐殺されたアジア諸国の人々に対して、基本的に関心がありません。関心が無いだけでなく、非難の声を上げる諸外国に対して内政干渉だと開き直り、侮蔑の言葉を浴びせる者までいます。性奴隷の被害に遭った女性たちを売春婦呼ばわりするのは一例です。残念なことに、多くの国民が愚かな政治家の真似をしています。

4)放送局に対する停波発言

写真(安倍政権の停波をめぐる発言) 出典:朝日新聞
写真(安倍政権の停波をめぐる発言) 出典:朝日新聞

 「政府にとって都合の悪い報道をする放送局は停波にしてやる。」という脅しですね。憲法で禁じられた事後検閲に当たります。ジャーナリストは権力の監視が仕事なので、問題のある政策は批判だけになることもあります。当然のことです。賛成意見と反対意見を半々にする必要はありません。

 しかし、内閣支持率の低下に対して異常に神経を尖らせている安倍政権には何を言っても無駄です。政権批判が少しでも混じっていたら、その報道は公平・公正を欠いているのです。報道機関に対する陰湿な圧力や懐柔は、継続的で執拗なものであり、異常な意志の強さを感じます。

5)沖縄の米軍基地問題

写真(工事を粛々と進めると発言し非難される菅官房長官) 出典:ANN
写真(工事を粛々と進めると発言し非難される菅官房長官) 出典:ANN

 上写真の男にとって、沖縄県民は存在しないのと同じです。辺野古への米軍基地建設に対して県民の明確な反対意思が示されているにも関わらず、安倍政権は強硬姿勢を崩しませんでした。日米同盟の堅持とか綺麗ごとを言いますが、実質的な植民地支配条約であることを隠しています。米軍駐留による抑止力とか勇ましいことを言いますが、米軍は日本を守るために駐留している訳ではありません。多額の思いやり予算を用意してアメリカ軍に居て頂いているという奴隷根性は情けない限りです。

 「辺野古基地建設を粛々と進める」という言葉からは、他者への想像力が欠如した無慈悲さが感じられます。「私は100%正しい。反対住民がおかしいのだ。」という独善性が際立っています。

6)株への年金資金投入による損失

写真(年金減額を示唆する安倍総理)
写真(年金減額を示唆する安倍総理)

 国民が長年に渡って支払ってきた年金を、安倍政権は積極的に株式市場に投入しています。安全運用第一が当然のお金をリスクにさらしている理由は何か?株価を無理にでも上げて、アベノミクス成功を演出し内閣支持率を維持するのが目的です。しかし、外資を中心に資金が逃げて行き、株価は下がり、年金資金には大きな穴が開いています。

 責任があるはずの安倍総理は、将来の年金額が下がる可能性を示唆しました。自分の虚栄心を満たすために、国民の生命・財産をリスクに晒しておきながら、悪びれるところがありません。責任感ゼロです。タダでさえ少ない年金がもっと減額される恐怖や不安を多くの国民が感じていますが、全く気に留めていません。さらに、アベノミクスがうまくいかないのは、海外の経済情勢が悪いからだと言い訳しています。甘やかされて育った3世議員などは、所詮この程度です。

最後に:
 現在の安倍政権は、かなりの邪悪性を持った人間が中枢を占めています。そして、実際に大きな害悪を社会にもたらしています。これらはすべて、主権者たる国民の政治的無関心、そして奴隷根性が原因です。

平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

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【原発の本質とは?】事故が起きた福島原発近くに一人で暮らす男性の話を紹介します。

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 東京電力の福島第一原子力発電所で事故が発生し、大量の放射性物質が世界中にばら撒かれ続けています。危険なのは皆知っているので、なるべく遠くに逃げたいと思うのは当然です。下写真の関係者たちも福島県には近寄りたがらないはずです。

写真(強制起訴される東京電力元幹部3人)
写真(強制起訴される東京電力元幹部3人)
写真(「風評被害」払しょくのため、避難区域産のコメを試食する丸川環境大臣) 出典:FNN
写真(「風評被害」払しょくのため、避難区域産のコメを試食する丸川環境大臣) 出典:FNN

田中俊一委員長

 チェルノブイリ事故の基準では強制退去させられるような場所にもかかわらず、日本政府は一部の福島県住民に対して帰還の許可を与えました。しかし、許可を与えた官僚・政治家達は福島県から離れたところに住みたいはずです。

 福島県双葉郡富岡町は現在、避難指示解除準備区域・居住制限区域・帰還困難区域の3区域に分けられています。被曝による健康被害の危険があるにもかかわらず、富岡町に一人で住み続けている男性がいます。彼がそうしている理由は何か?どんな状況なのか?具体的には下記のビデオをご覧ください。

 また、My Modern Metという海外のサイトが、この男性のことを記事に書いています。リンクを以下に貼ります。( )内は私の日本語訳です。

「The Selfless Hero Who Braved Radiation and Stayed Behind to Feed Fukushima’s Abandoned Animals」(放射能に晒される危険を冒して福島県に留まり、置き去りにされた動物たちの面倒をみる:英雄の献身的な行動)

 上記リンク英文記事の一部を翻訳して引用します。

引用始め
******************

写真(松村直登氏) 出典:My Modern Met
写真(松村直登氏) 出典:My Modern Met

福島原発の周囲20km圏を政府が警戒区域に指定した後、何千人という住人が避難した。放射線被ばくの危険がある為だ。

農家の五代目である松村直登氏も富岡町から避難した住人のうちの一人だ。彼は両親と共に南へ向かった。しかし、放射性物質まみれだという理由で、叔母の家には入れてもらえなかった。また、避難所はごった返しており、入る隙は無かった。松村氏は、自分の家で飼っている動物たちを確認するため富岡町の自宅に帰ることにした。

松村氏が見たものは、原発によって生命感を奪われた荒涼とした大地であった。・・・生きているのは動物たちだけだった。

避難する時、ペットや家畜を置き去りにした人が多い。犬・猫・牛・アヒル・仔馬、そしてダチョウなどだ。

「私の飼っている犬たちは事故が起きてから2〜3日は何も食べていなかった。私が彼らに餌を与えた時、近所の犬たちが狂ったように吠え出した。見に行くと鎖に繋がれたままだった。町のみんなは避難する時、一週間かそこらで帰れると考えていたと思う。それからというもの私は毎日、全ての犬と猫に餌を与えてきた。私のトラックが着くと、待ちきれずにワンワン吠えながら集まって来た。私が行くところは常に泣き声の嵐になった。「喉が渇いたよ〜!、何も食べてないんだよ〜!」、と言わんばかりだった。だから私はあちこちを巡回し続けたんだ。」

食事のほとんどが、警戒区域の外から缶に入った状態で運ばれてくる。松村氏と動物たちにとっては寄付が頼りだ。

「とりあえず、ただ一人の住民として彼が出来ることは、生命の息吹を絶やさないように精一杯頑張ることだ。日本政府の役人は避難するように言っているが・・・。」

「我々は皆、政府に見捨てられたんだ。だから私は動物たちと一緒にここに居るんだよ。」
******************
引用終り

 物事の本質を知るには、現場に行き、現物・事実を確認し、現地人から話を聞くのが最も確実な方法です。皆さんは、原発の本質をどう感じていますか?人間と原発が共存できないことが再確認できたと思います。

 数ある発電手段の中でも、このような悲劇を社会にもたらすのは原子力発電所だけです。原発は、人間性なき科学の象徴です。

その他の参考リンク:
鉄の釜石と原発の富岡(その2止) 巨大産業、爪痕深く

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【大手メディアの情けない自己検閲】日本の報道の自由度ランキング低下を海外メディアが論評

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 日本における報道の自由度は、誰が評価すべきでしょうか?少なくとも、この人ではないことは確かです。

写真(日本の報道の自由度ランキング低下に反論する菅官房長官)
写真(日本の報道の自由度ランキング低下に反論する菅官房長官)

 内閣支持率を気にする余り、報道の不自由度を高めている張本人が、「日本の記者は自由に発言している」などと述べても説得力はありません。歪んだ認知と、口先でのゴマカシには毎度のことながらウンザリさせられます。

 では、日本のメディアは、報道の自由度の評価を正しくできるでしょうか?結論を言うと、一部の例外を除いて無理だと思います。記者クラブという既得権益に浸かって政府発表をそのまま垂れ流すだけの御用メディアには、問題意識がありません。権力の監視というジャーナリストの使命を忘れ、調査報道を怠っている者たちには、権力からの圧力や懐柔が無くても自己検閲に励みます。報道の不自由さを感じることが出来なくなっているのです。

写真(安保法案の閣議決定後、記者会見する安倍晋三首相) 出典:朝日新聞
写真(安保法案の閣議決定後、記者会見する安倍晋三首相) 出典:朝日新聞

 やはり、日本における報道の自由度を評価するには、海外からの冷静で客観的な目が必要だと思います。人間も同じです。自分の力で自分自身のことを正しく評価することは、とても難しいことです。自分で自分を評価すると、他人が行う評価の10倍ぐらい甘くなってしまうこともあります。

 2016年4月20日、国境なき記者団は、世界報道自由度ランキングを発表しました。詳細は下記を参照してください。

国境なき記者団

 日本は180か国中、72位でした。先進国の中では最悪レベルです。実は、日本の報道の自由度ランキングは年々低下の一途を辿っています。

図(日本の報道の自由度ランキング推移:2016年) 出典:データを基に筆者が作成
図(日本の報道の自由度ランキング推移:2016年) 出典:データを基に筆者が作成

 この結果に反発する日本のメディアの意見を紹介しても参考にならないので、海外メディアの論評を紹介いたします。2016年4月20日付のロサンゼルスタイムズ記事のリンクを以下に貼ります。( )内は私の邦訳です。

How Japan came to rank worse than Tanzania on press freedom(日本の報道の自由度がタンザニアより悪化したのはナゼか?)

 上記リンク先記事の要旨を以下に記します。参考にしてください。

要旨始め
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国境なき記者団によると、2016年の日本の報道自由度ランキングは、180か国中72位であり、昨年よりも11ランクも低下した。

6年前には11位で世界トップレベルだったのに、近年は悪化の一途を辿っている。国際的にも問題視されている。

福島原発事故以降、日本のランキング凋落が始まった。事故の調査報道は不十分極まりなく、政府は事故を過小評価し、メルトダウンを公的に認めるのに2か月も要する有様だった。

第二次安倍政権以降、政府は、自分たちにとって都合の悪い報道をしないようにメディアへの圧力を強めていった。

2年前に安倍政権が成立させた特定秘密保護法は大きな批判を受けた。特定秘密に指定されていることを知らずにその情報にアクセスすると、最大で5年の実刑が言い渡される可能性がある。

2014年、安倍総理はお友達の籾井氏をNHKの会長に据えたが、報道機関の独立性を損なう暴挙である。

自民党の憲法改正草案を見ると、公共の利益と秩序を乱すという名目で政府に都合の悪い意見を封じ込める意図が感じられる。

高市大臣の停波発言など、報道機関に対する恫喝は由々しき事態だ。3人の著名なテレビ司会者が政府の陰湿な圧力により降板を余儀なくされた。

メディアが権力に懐柔されて自己検閲に励んでいるのが一番問題だ。

安倍政権によるメディアへの圧力、メディア人事への介入、メディアの自己検閲により、日本の民主主義は危機にさらされている。

報道の自由を確保するためにも放送法は改正すべきだ。

記者クラブに属さないと情報にアクセスできないシステムは、なれ合いの既得権益に他ならない。記者クラブは、優れた権力批判報道を行う週刊誌などを締め出している。
**********************
要旨終わり

 いかかでしたか?今回は一例としてロサンゼルスタイムズの記事を取り上げましたが、冷静に事実を把握・分析していると思います。

 日本の大手テレビ局や新聞社の報道だけを頼りにして物事を判断するのは危険だと思います。

以上

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【民主主義の危機!】安倍政権下で報道の自由度ランキングがさらに低下

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 2016年4月20日、国境なき記者団は、世界報道自由度ランキングを発表しました。詳細は下記を参照してください。

国境なき記者団

 日本は180か国中、72位でした。先進国の中では最悪レベルです。実は、日本の報道の自由度ランキングは年々低下の一途を辿っています。

図(日本の報道の自由度ランキング推移:2016年) 出典:データを基に筆者が作成
図(日本の報道の自由度ランキング推移:2016年) 出典:データを基に筆者が作成

 ネトウヨさんたちは、「反日勢力の陰謀だ」などと叫ぶかもしれませんが、客観的なデータにより導き出された数字ですので冷静に、そして真剣に受け止める必要があります。権力の監視というジャーナリズム機能が棄損している状況を看過してはいけません。民主主義の土台となる表現の自由が日本で脅かされ、結果として順位が低下している原因を以下に述べます。

1)安倍政権によるマスコミ懐柔

安倍総理とマスコミ幹部の会食一覧 出典:赤旗
安倍総理とマスコミ幹部の会食一覧 出典:赤旗

2)安倍官邸からの陰湿な圧力によるキャスター解任

写真(上から、テレビ朝日:古舘伊知郎氏、TBS:岸井成格氏、NHK:国谷裕子氏)
写真(上から、テレビ朝日:古舘伊知郎氏、TBS:岸井成格氏、NHK:国谷裕子氏)

3)メディア自身の自己検閲や政府ヨイショ発言

写真の出典は不明
写真の出典は不明

4)高市早苗総務大臣らの問題発言

写真(安倍政権の停波をめぐる発言) 出典:朝日新聞
写真(安倍政権の停波をめぐる発言) 出典:朝日新聞

5)TPPの交渉過程文書が黒塗りで公開された。

写真(TPP関連の黒塗り文書) 出典:テレビ東京
写真(TPP関連の黒塗り文書) 出典:テレビ東京

 ランキングが低下した大きな原因は、以上の5つだと思います。海外からは、日本の状況は「問題がある」と認識されています。民主主義の根幹を揺るがす事態なのですが、大多数の日本人は、まだまだ問題意識が低いのではないでしょうか?

 実は、表現の自由が守られているか精査する国連の特別報告者が2015年12月に来日・調査する予定だったのですが、日本政府は突然キャンセルしています。招待した側がキャンセルするというのは異例ですが、「国会会期中だから忙しい」という苦しい言い訳をしていました。

 その後、デビッド・ケイ氏という国連の特別報告者が2016年4月に来日し、1週間に渡って日本の言論状況を詳細に調べました。調査中、高市早苗総務大臣に対して何回も面会を申し入れましたが、高市氏側は拒否し、逃げ回っていたのです。高市氏に限らず、安倍政権の閣僚たちの中で、面会してマトモに受け答えできる人間はいないでしょう。


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【日本は地震の巣である!】全原発をすぐに廃止せよ!

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写真(最大震度マップ) 出典:古地震.net
写真(最大震度マップ) 出典:古地震.net

 上図は、日本において過去に発生した地震の最大震度を表しています。

参照リンク↓
古地震.net

 まさに、日本人は地震の巣の上に暮らしていることが分かります。日本のどの地域でいつ、どの程度の地震が発生するか正確に予測することは不可能です。このような地震頻発国で重要なことは、地震が起きても被害が少なくなるような社会システムを構築することです。

 地震で破壊されたら取り返しがつかないような設備を建築・運用するのは論外です。原子力発電所はその典型です。

 他の発電手段であれば、地震で破壊されても、また作り直せばいいだけです。お金や時間はかかりますし、停電すれば不自由するでしょうが、その程度で済むのです。しかし原発の場合は、メルトダウンして放射性物質が拡散したら取り返しがつきません。原発は複雑で故障し易いシステムであり、地震に対して脆弱です。

 チェルノブイリ原発事故や福島原発事故の例を見ればわかりますが、半永久的に周囲に人が住めなくなり、人との絆・社会は崩壊し、復興は不可能となります。原子力村のブラックプロパガンダに踊らされて無理に住み続ければ、待っているのは深刻な健康被害です。そのため、原発は世界中の保険会社から見放されているのです

 原子力村という利権集団は、日本という地震大国に存在させてはならない原発を55基も作ってしまいました。何十年という年月と、何十兆円というお金をかけて、多くの作業員を放射線で苦しめながら・・・ なんて無駄な「努力」、そして、愚かな所業でしょう。

出典:原子力村の住民一覧
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 人間は集団になると巨大な悪となる場合があります。上図の原子力マフィアはその典型です。組織の中で未熟な退行現象を起こしている者たちは、知的に怠惰であり、従来の考え・態度に固執します。対立する証拠を目の前にして、内省し自己批判することは苦痛と混乱を伴うため、出来るだけ避けようするのです。

 原子力村には、自分の考えや態度が間違っているかもしれないと想像すらできない人間がたくさんいます。事実に反し根拠に乏しくても、彼らのナルシシズムは強力であり、歪んだプライドは高く、外部からの一切の異論を受け付けません。対立する大量の証拠が出てきても、無視し隠滅するのが常・・・。

 愚かな集団が、存在させてはならない原発を、地震頻発国に大量に建設し、稼働させる・・・ これ以上の悪があるでしょうか?人間性なき科学の象徴である原発に反対します。

危険な話 チェルノブイリと日本の運命

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【失敗から学べない原子力村】人間は集団になると巨大犯罪に走るのはナゼか?

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1)はじめに
 九州地方で強い地震が頻発しているにも関わらず、脆弱な川内原発を停止するという決断ができないのはナゼだろうか?原子力村という巨大な利権組織が、チェルノブイリ原発事故のみならず福島原発事故からも学ぶことができないのはナゼだろうか?

出典:原子力村の住民一覧
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 悪名高き原子力村だが、構成員の一人ひとりを見ると、どこにでも居そうな個人である。家に帰れば温厚で善良な家庭人だったりする個人が、集団を形成した途端、結果として、日本のみならず世界中に放射性物質をまき散らすという犯罪を犯す。健康被害が起きても無関心で何の痛痒も感じずにいられるのはナゼだろうか?

 今回は原子力村を例として、人間が集団になると巨大な悪行に走る原因を考えてみたい。

2)怠惰の問題

 原子力村は上図を見ればわかる通り、役割が細分化されている。村を構成する個人は、割り当てられた役割を日々、「一生懸命」にこなしているだけである。

「規制委員会としては、基準を満たしているか審査はするけれども、安全かどうかは知らない。再稼働の判断は政治家が行え。」
「政治家は再稼働の判断はしない。原子力規制委員会の審査に合格すれば自動的に再稼動できる仕組みをつくる。」
「再稼動の最終判断は電力会社と立地自治体で行ってほしい」
「地方公共団体に再稼働の判断を押し付けないでほしい。最終的な判断は国の責任で行うべきだ」
「電力会社としては、原子力規制委員会が原発の安全性を、政府は原発の必要性を説明するべきだと思っている」
「原子力規制委員会がOKと言っているから、原発を停止しない」
「報道機関としては、政府の発表を流しただけだ」
「被曝の許容値については、IAEA(国際原子力機関)の見解に従う」
「私は総理大臣として、アメリカの意向に沿っているだけだ」

 組織内で責任者としての権限と肩書を持っている人ですら、逃げ腰で無責任な対応・発言に終始しているのだ。保険会社からも見放されている原子力発電所の再稼働に責任を持てる者など居るはずがない。組織で下位に属する人は、このような実態に目をつむりながら、日々業務を推進している。もちろん、自分が悪の一端を担っているという意識は無い。何か事が起これば、「自分は上の判断に従っただけです」という言い訳をする準備が出来ている。

 人間は組織に属すると、多かれ少なかれ未熟な退行現象を起こす。良心を投げ捨て、自分の頭でまともに思考・判断することを放棄した「責任者」たちの表情は醜悪である。

写真(山下俊一教授) 出典:不明
写真(山下俊一教授) 出典:不明

写真(川内原発再稼働に同意する鹿児島県の伊藤知事) 出典:ANNニュース
写真(川内原発再稼働に同意する鹿児島県の伊藤知事) 出典:ANNニュース

田中俊一委員長
写真(強制起訴される東京電力元幹部3人)
写真(強制起訴される東京電力元幹部3人)

鹿児島県の川内原発を停止させる必要が無いと発言する丸川原子力防災担当大臣
鹿児島県の川内原発を停止させる必要が無いと発言する丸川原子力防災担当大臣

 組織の中で未熟な退行現象を起こしている者たちは、知的に怠惰であり、従来の考え・態度に固執している。対立する証拠を目の前にして、内省し自己批判することは苦痛と混乱を伴うため、出来るだけ避けようとする。涙ぐましい「努力」である。本来ならば、従来の価値観を否定されるような混乱と困惑は、新しいものの見方を獲得するチャンスであり、成長と学習の機会なのである。

3)ナルシシズム(自己愛・自惚れ)の問題
 
 組織に属する人間は、大なり小なりナルシシズム(自己愛・自惚れ)を持っている。そのナルシシズムは、持っている権力が強くなるにつれて増大する。原発に頼っていれば明るい未来が拓けると、本気で思っている国民はいないと思う。しかし、原子力村には、自分の考えや態度が間違っているかもしれないと想像すらできない人間がたくさんいるのだ。

 事実に反し根拠に乏しくても、彼らのナルシシズムは強力であり、通常の限界を超えている。歪んだプライドは高く、外部からの一切の異論を受け付けない。対立する大量の証拠が出てきても、無視し隠滅するのが常だ。具体的な事例を以下に列挙しよう。

・この程度の放射能は大丈夫だと言ってくれる学者を探し出し、太鼓判を押してもらう。

写真(嘘八百で日本国民を被ばくさせている人々) 出典:みんなでスピリチュアル
写真(嘘八百で日本国民を被ばくさせている人々) 出典:みんなでスピリチュアル

・IAEAの報告書などから「健康被害の明確な証拠は無い」という記述を抜き出して利用した。

写真:IAEAの福島原発事故報告書(一部)
写真:IAEAの福島原発事故報告書(一部)

・中学・高校生用の副教材を作って、放射線は身近で役に立つものだと教育する。

写真(中高生のための放射線副読本) 出典:文部科学省
写真(中高生のための放射線副読本) 出典:文部科学省

・一方的で解りにくい説明を行い、住民からの意見には耳を傾けない。説明会を行ったという事実を作りたいだけ・・・。

写真(官僚による住民説明会) 出典:kanryomei.wordpress.com
写真(官僚による住民説明会) 出典:kanryomei.wordpress.com

・放射性物質に汚染された危険地域でありながら避難指示を解除し、福島の住民に対して帰還を促している。安全宣言して避難指示を解除すれば、補償金打ち切りの口実にできる。

写真(福島復興・避難指示解除のニュース) 出典:FNN
写真(福島復興・避難指示解除のニュース) 出典:FNN

・原発事故による癌発生情報を隠蔽するための法律を作った。
がん登録推進法で登録された癌の情報は、政府や医療関係者しか閲覧することが出来ない。従って、何も公表されなければ、癌の発生状況などを国民が知ることは不可能だ。

図(がん登録法案のシステム) 出典:厚生労働省
図(がん登録法案のシステム) 出典:厚生労働省

・TOKIOが出演する「食べて応援」コマーシャルを作った。
人々の善意に訴える手法だ。食べ物が安全だと思い込ませ、放射性物質による内部被ばくへの批判を抑え込むことができる。

・報道機関は権力により懐柔され、原発事故報道を自粛している。しつこい報道関係者は降板の憂き目に・・・

写真(原発事故ニュースを流せないニュースステーション) 出典:テレビ朝日
写真(原発事故ニュースを流せないニュースステーション) 出典:テレビ朝日
写真(福島原発事故により大量の放射性物質が放出されたが、健康問題は発生しないと安倍総理は断言した。)
写真(福島原発事故により大量の放射性物質が放出されたが、健康問題は発生しないと安倍総理は断言した。)

 3)で述べた怠惰の問題は、ナルシシズムと相互作用を起こし、人間を限界まで堕落させていく。

4)有権者側の問題
 政治家も含めた原子力村の暴走はナゼ止まらないのか?無数の失敗に直面しながらも学ぶことが出来ずにいる理由は何か?原因として、原子力村に存在する怠惰とナルシシズムの問題を述べてきたが、権力の暴走を許す無気力な国民たちのことも指摘せざるを得ない。

 選挙を通じて政治家を選び、原発政策の行く末を決めることが出来る有権者たちの堕落も既に限界を超えていると思う。福島原発直後には大量の情報が出回り、事実を知り内省する機会はいくらでもあったはずだ。にもかかわらず原子力村側の情報隠ぺいやブラックプロパガンダを易々と許してきた責任は、大多数の無気力な国民にある。

図(2014年の衆院選における自民党獲得票数と棄権者数の比較) 出典:数値は総務省集計データ通りだが、図自体の出典は不明
図(2014年の衆院選における自民党獲得票数と棄権者数の比較) 出典:数値は総務省集計データ通りだが、図自体の出典は不明

 自民党の獲得投票数を遥かに超える棄権者たちは、原子力村の犯罪を立派に支えていることを自覚すべきだ。民主主義という制度は存在しても、実質的に有効に機能していない国で立派な政治家や政策を期待することはできない。

5)有効な方策は何か?
 原子力村に限らず、日常生活の至る所に、怠惰とナルシシズムに冒された「善良」な個人が存在する。会社経営者からの指示という理由で、サービス残業という違法行為を部下に強要する奴隷管理職はその典型だろう。部下も大人しく従うだけで、抗議はおろか、労働基準監督署に相談することもしない。長年に渡り金銭的な搾取を許し、結果として全国にブラック企業を蔓延させる手伝いをしてきた。悪徳企業の商品やサービスが消費者へ害悪を及ぼしても、基本的に無関心であり、会社の上から下まで保身が最優先だ。組織人としての身分や力が確保され、面倒事から逃げられれば、それで満足なのだろうか?あまりに傲慢だし無知である。

 未熟な集団がもたらす悪の再生産・継承を防がねばならない。有効な方策は何だろうか?私は、集団を構成する個人へのアプローチしかないと考えている。集団に埋没し、自分の倫理的判断力・思考力を指導者・権力者に奪われていないか、常に内省する必要がある。有無を言わせぬ国旗掲揚・君が代斉唱、殺人的な組体操強要、皇室礼賛報道など、日常生活の中にヒントはいくらでもある。

写真(組体操) 出典:不明
写真(組体操) 出典:不明
写真(2015年の新年一般参賀) 出典:The Huffington Post
写真(2015年の新年一般参賀) 出典:The Huffington Post

 一人ひとりの個人が勇気をもって自分の中の怠惰とナルシシズムに向き合うことが出来れば、集団になった時の悪行に歯止めをかけることができる。困難であっても、人類にはそれを実行する能力があるはずだ。

参考文献

平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学

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