あなたは、自分の住んでいる国が独立国でない植民地でも誇りに思えますか?

 2017年12月13日、沖縄県宜野湾市の小学校グランドに、アメリカ軍CH53ヘリコプターの部品が落下しました。落下したのはヘリの窓枠部品で、重さは約8㎏。部品落下時に跳ねた破片により児童一人が負傷しました。

写真(米軍ヘリから窓枠が落下)

写真(窓枠が外れたCH53ヘリコプター)

 死人が出なかったのは、運が良かったからです。飛行中のヘリから窓枠が落下するなど、普通は有り得ない事象です。老朽化が極度に進み、整備不良も重なったのでしょうか?このような重大事故が起こったのに、日本政府はアメリカに対してマトモな抗議一つできません。

 実は、アメリカ軍の飛行機から物が落下する事故は珍しくありません。ヘリコプターそのものが落下したこともあります。

写真(沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件)

 この時も日本の警察は現場に立ち入らせてもらえず、証拠品はすべてアメリカ軍に持って行かれてしまいました。

 このような危険があるので、米軍機は米軍関係者の家族が住むエリアの上空は飛びません。当たり前のことです。しかし、この当たり前のことが日本人住宅街については適用されません。とても危険で人命が損なわれる可能性があるのを分かっていながら、傍若無人な飛行を遠慮なく繰り返しています。行動は本音を表します。アメリカ軍にとって日本人の命はその程度のものなのです。日米同盟が聞いて呆れます。

 アメリカ軍に苦しめられているのは沖縄県だけではありません。例えば、関東のかなり広いエリアの上空が、米軍に牛耳られています。

図:米軍の許可がないと飛行できない横田空域 出典:報道ステーション

 この横田空域のため、羽田空港を飛び立った旅客機は大きく遠回りしているのです。時間と燃料代の無駄ですね。トランプ大統領が来日したときは、この横田空域を遠慮なく通過し、横田基地に着陸しました。占領国であるアメリカのトップですから当然と言えば、当然です。

写真(横田基地に到着し出迎えを受けるトランプ大統領)

 もうお分かりだと思いますが、戦後ずっと、日本はアメリカの植民地でした。この植民地状態が今後いつまで続くのかは分かりませんが、自民党が政権の座にある限り終わらないことは確かです。

 占領軍であるアメリカ軍により不自由な思いをし、無数の事件・事故・人権侵害が発生してきました。この状態を当たり前と思って受け入れるような輩は保守とはいえません。自民党は保守政党ではないのです。

 アメリカに隷従し屈辱を感じているのか知りませんが、危険物が自国民の上に落下した事実があってもマトモな抗議が出来ないのは情けないですね。その一方、宇宙空間を飛んで落下する心配がない北朝鮮のミサイルに対しては抗議を行っています。滑稽だと思いませんか?

 トランプ大統領やその親族が来日した時、卑屈なまでに歓待した一方で、米軍基地に反対する沖縄県民に対しては警察権力を用いて容赦ない排除行動を行っています。自国民を守ることが出来ないくせに、アメリカのポチをやっているのが自民党政権なのです。こんな状態で、国民に対して愛国心を強要しているのですから呆れますね。

 言うまでもありませんが、アメリカ軍は日本を守るために駐留しているのではありません。単なる前線基地として利用しているだけです。日本国民の命など、どうでもいいのです。そんな米軍に対して、何千億円という「思いやり」予算を毎年払って、居て頂いているのです。卑屈という言葉以外、思い浮かびません。

 日米同盟は解消し、米軍には立ち退いてもらい、対等な関係の平和条約を結ぶべきです。日米同盟とやらに幻想を抱いている政治家や国民がいたら、一刻も早く目覚めて欲しいと思います。

 あなたは、自分の住んでいる国が独立国でない植民地でも誇りに思えますか?

以上

コメント

  1. まこ より:

    米軍ヘリの窓落下はわざと起こされた事故だと私は思っています。
    この事故の1週間ほど前にも落下事故が起きています。
    沖縄だけ立て続けにこのような事故が起きるのはあまりにも不自然ですし、常識的に窓が落下するなんてあり得ません。

  2. Ryo Sasaki より:

    長文失礼いたします。ご不快でしたら読まれず削除してください。

    良い事を書かれていますね、全く同感です。
    戦後72年も経つのに日本は今なおアメリカの植民地のままです。今後もこのままで良いのでしょうか。いくら何でももうそろそろ独立するべきではないか、と私は思っているのですが、政治家は相変わらずアメリカの言いなり。日本国民はと言うとこれまた相変わらず政治などに無関心。
    政治家も日本国民も、戦後すぐ始まったGHQによる日本国民愚民化政策(本当の名称がわかりませんので仮の名称を使っておきます)の忠実な推進者。まるで飼いならされた家畜のようです。
    いっそのこと日本国民家畜化政策と言う名称を使った方がいいのではないかと思うくらいです。

    「日本人はアメリカ人の家畜だ」と書いたプラカードを掲げて繫華街を歩けば、日本国民の何人かは興味をもって、或いは反感をもって話しかけてくるかもしれない。そうすれば日本人の現状を話して「このプラカードは本当の事を書いているのですよ」と説明して理解していただけるのではないかと思います。どうでしょう、今度の日曜日、新宿の伊勢丹前をご一緒にプラカード掲げて歩いてみませんか。
    まあ、これは冗談ですが、しかし本当に、日本国民の、自国の現状に対する無関心さには呆れてしまいます。自国の現状について真剣に考えている日本国民は果たして何パーセント居るのでしょうか。こんな状態では日本の未来が思いやられます。
    まあ、かく言う私も10年前までは日本の現状についてなど考えた事もありませんでした。10年前、偶然読んだ「中韓を知りすぎた男」と言うブログを読んで驚き、以来、日本や世界の現状、日本や世界の歴史を調べ学んできました。おかげさまで最近やっと私も 日本や世界の現状が分かってきました。そしてその分かってきた日本の現状とは、本当に目を覆いたくなるような惨状でした。

    アメリカGHQによって飼いならされた日本国民は、日本の現状など無関心、3S政策に含まれるテレビの娯楽番組やスポーツに夢中になり、またSEX産業の収益貢献者に成り下がっている人すら居る。もっとも最近の日本では貧困層が急増し、食べていくだけで精一杯、娯楽など楽しんでいられないと言う国民が多くなった。特に年金生活者の貧困者の増加が目立っている。

    何故この様な日本になったのか、その原因を調べてみると「全てはアメリカが悪い」と言う結論に達しました。
    戦後のGHQによって、日本国民の素晴らしい精神文化は破壊され、アメリカファーストを押し付けられた。「日本のものは歴史も含めて全て悪い、アメリカのものが全て良い」「日本人は悪者、アメリカ人は善人」「広島長崎の原爆投下さえも日本軍が悪かったから、正義の味方アメリカが仕方なく行った」などと洗脳した。戦争賠償金も名目を変え、日本国民に分からないようにして取り上げた。
    それは今なお続いている。そしてこの金(血税)の収奪について調べようとする人は何人も殺された。石井0基事件はその典型だろう。
    こんなアメリカを日本国民は何故糾弾しないのか?。何故、言いなりになるのか。何故、今なおアメリカに金を(血税を)奪い取られているのか。
    それは日本国民が馬鹿だからだ。愚か者だからだ。正に愚民だ。飼いならされた家畜だ。ちょっと脅せば金を奪い取れる、おとなしい奴隷だからだ。しかも日本国民の大多数の人は、自分たちのその状態すらにも気ずいていないし、気ずこうともしない。日本国民を家畜化しているアメリカ人はさぞかし高笑いしている事だろう。
    これが、日本の未来のために、日本国民の子孫のためにと、我が命を賭して戦った英霊の子孫だと言うのか。あまりにも不甲斐なくはないか。これが、勇猛果敢に戦ったあの日本軍の末裔だと言うのか。あまりにも情けない、みっともないではないか。
    日本国民よ目を開いて良く見るがよい。日本の現状を知るがよい。何故、働けど働けど豊かになれないのか考えて見るがよい。日本国民の血税を今なおアメリカに奪い取られている現状を知るがいい。本当の日本の現状を知るがいい。日本国民なら日本の現状を知って、アメリカの悪事を糾弾し、アメリカから真の独立を勝ち取るべきだ。
    そのためにも日本国民は、本当の歴史と本当の現状を知る必要がある。

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