【一票の格差問題】合憲と判断した最高裁判事の見識を問う。

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写真(1票の格差を巡り、2014年12月の衆院選は違憲状態だと最高裁が判断した。) 出典:毎日新聞
写真(1票の格差を巡り、2014年12月の衆院選は違憲状態だと最高裁が判断した。) 出典:毎日新聞

 国政選挙での一票の価値が、地域により大きくばらついています。一票を投じることは、国のあり方を決めるための意思表示であり、政治に参加する貴重な機会です。その大切な一票が、人によって、例えば0.4票しか価値が無いとしたら大問題ですね。

 日本国憲法第14条の第1項には、次のように記されています。

1.すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

 「すべて国民は、法の下に平等」、なのです。

 実際、一票の価値がどのようにばらついているのか、下の図が参考になります。

図(選挙区別一人当たりの選挙権の価値) 出典:一人一票実現国民会議
図(選挙区別一人当たりの選挙権の価値) 出典:一人一票実現国民会議

 2014年12月の衆院選についても、憲法が定める投票価値の平等原則に反するとして、最高裁判所が違憲状態判決を下しています。違憲状態のまま、憲法が許容する期間内に是正されなければ違憲になります。いずれにしても、日本国憲法が定める「すべて国民は、法の下に平等」という原則に反しています。「0増5減」とかの小手先の対策でお茶を濁すことは許されません。

 大法廷で審理に参加した最高裁判所裁判官14名全員が、違憲状態または違憲と判断した訳ではありません。櫻井龍子氏、池上政幸氏の2人の裁判官は、補足意見として「合憲」の立場を主張しています。理由として両裁判官は、次の内容を挙げています。

・選挙区割りにおいては投票価値の平等のみが絶対的な基準とまでは言えない。
・国会が投票価値の平等を図るために十分努力をしていると評価できる。
・全選挙区で区割りを見直すための合意形成は大変だ。

 櫻井龍子氏、池上政幸氏の2人の裁判官は、安倍政権の応援団なのでしょうか?国民の権利をないがしろにして、既得権益を守りたい政権与党が聞いたら泣いて喜びそうです。「櫻井龍子」と「池上政幸」の名前をよく覚えておきましょう。両氏が、最高裁判所裁判官国民審査の対象になった時には、罷免の意思表示をすべきと思います。

写真(最高裁判所判事:櫻井龍子) 出典:裁判所ホームページ
写真(最高裁判所判事:櫻井龍子) 出典:裁判所ホームページ
写真(最高裁判所判事:池上政幸) 出典:裁判所ホームページ
写真(最高裁判所判事:池上政幸) 出典:裁判所ホームページ

 一票の格差問題に関してはマスコミの扱いが小さいですが、有権者である我々国民は真面目に考えるべき時期に来ていると思います。

以下、関連サイト・リンクです。

1票の格差:昨年の衆院選「違憲状態」…最高裁判断

以上


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投稿者:

J Iwasaki

J Iwasaki

大学卒業後、民間企業に勤めています。 皆さんに役立つ情報を提供したいと思い、ブログを始めました。 気軽に読んで頂けると嬉しいです。 なお、ブログ記事の無断転載は法律で禁止されています。 どうぞよろしくお願いいたします。

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