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【原発を存在させてはならない根本的な理由とは?】関連記事をまとめて紹介します。

写真(関西電力の八木社長) 出典:ANN

写真(関西電力の八木社長) 出典:ANN

 関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを滋賀県の住民が求めた件で、大津地裁(山本善彦裁判長)は2016年3月9日、運転を認めない決定をしました。司法判断によって、運転中の原発が停止するのは初めてのことであり、大変喜ばしいことです。

 関電の八木誠社長は3月18日の記者会見で「上級審で逆転勝訴した場合、(申し立てた住民への)損害賠償請求は検討の対象になりうる」と発言し、仮処分を申し立てた住民に対して恫喝を行いました。住民側は違法行為を行っている訳ではないので、損害賠償する義務はありません。八木社長は何を血迷っているのでしょうか?

 原発マフィアたちは、原発利権を守るために何が何でも再稼働をさせたいのでしょう。しかし本来、原発は再稼働どころか存在すらさせてはならないものです。その根源的な理由について論じた記事を以下に紹介いたします。参考にしてください。

1)保険会社から相手にされない。
 実は、福島原発事故が発生するずっと前から、すべての原子力発電所が、世界中のどこの損害保険会社とも契約してもらえない状態が続いています。リスクが大きすぎて引き受けられないと保険会社は判断しているのです。発電できるという利便性だけを強調して必要性を訴えてもダメなのです。

 「原発はあまりにも危険なので、社会的に存在することが許されない発電システムである。」、という保険会社の冷徹で的確な判断について論じている記事です。

紹介記事のリンク↓
【原発問題】保険会社からも相手にされない危険な発電システムに存在価値があるのか?

2)原子力発電所の現場のお寒い実態
 日本国民の中で原子力発電所での作業に従事したことがある人は、ほんの一握りです。ほとんどの人は作業経験も無く、実態を知りません。実態・現実を知っている人の中で、それを文章として記録に残してくれる人は稀です。その稀な人のうちの一人である平井憲夫さんが残してくださった貴重な記録を紹介している記事です。原発のお寒い実態が良く解ります。

 「実際に自分が経験していないことであっても、他人の書いた記録から危険性を想像し、真摯に受け止めて、判断・行動を行う。」こういう種類の知性が、現在の我々に求められていると思います。

紹介記事のリンク↓
【原子力発電所のお寒い実態】元現場責任者の遺言を受け止めよう

3)周辺住民の避難計画が必要な唯一の発電システム
 原発には避難計画が必要です。つまり、しかるべき時に逃げないと生命に危険が及ぶということです。たかだか発電システムのために危険を冒すことは許されません。安全第一が絶対です。安定性・経済性・発電効率・発電能力・環境負荷などは、安全性が確保されたうえで初めて論ずべきことです。危険な発電システムなど論外だ、ということを述べている記事です。

紹介記事のリンク↓
【原発問題】避難計画が必要な発電システムを存在させてはならない。

4)大量の核のゴミを安全に処分できない。
 原子力発電所から生み出される大量の核のゴミをどのように処分すればいいのでしょうか?特に、高レベル放射性廃棄物の最終処分方法は頭の痛い問題です。10万年先までどのように責任を持てばいいのでしょうか?この問題を扱ったYouTubeビデオを紹介している記事です。

 福島原発事故後に安倍政権は原発の再稼働や輸出を推進しています。後先のことを考えない、目先の利益や享楽に身を投じるだけの堕落した人間性を垣間見る気がします。

紹介記事のリンク↓
【放射性廃棄物の後始末問題】原発の再稼働や輸出をしている場合じゃない!

以上

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