この一枚の写真が、すべてを雄弁に物語る。「無視される沖縄県民の意思」

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写真(沖縄全戦没者追悼式に出席した安倍首相を見つめる沖縄県民たち) 出典:中日新聞

 安倍総理を射抜くように見つめる沖縄県民たち。この一枚の写真がすべてを物語っています。この写真の背景に何があるのか?理解するには、次のニューヨークタイムズ記事が参考になるでしょう。2015年11月4日付の記事リンクを以下に貼ります。

「Denying the Will of Okinawans」(無視される沖縄県民の意思)

 以下に、記事内容の要点を箇条書きします。(写真は筆者が追加した。)

要点始め
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・辺野古への基地建設をさせまいと体を張って抗議する老人を、年齢的には孫のような警察官が力づくで排除している。

写真(辺野古への基地建設に反対する沖縄県民たち) 出典:Kyodo/Reuters
写真(辺野古への基地建設に反対する沖縄県民たち) 出典:Kyodo/Reuters

・地元の市長は、日本政府が強権的で法律を無視していると非難している。
・人口密集地の普天間基地を閉鎖し、辺野古へ移設するという試みは20年に及ぶ。
写真(沖縄の普天間基地) 出典:pref.okinawa.jp

・辺野古へ米軍基地を移設しても、危険性・騒音・環境破壊を別の場所に移すだけだ、と沖縄県民は主張している。
・特に、辺野古の美しい海を埋め立てることに対して反対が根強い。
写真’(沖縄県辺野古の海岸)

・沖縄県の翁長知事は辺野古の工事許可を取り消したが、日本政府は無視し、10月29日に工事を再開した。
写真(工事を粛々と進めると発言し非難される菅官房長官) 出典:ANN

・沖縄県民には、長年に渡って不当に扱われて来たという思いが強い。
・米軍駐留による負担を沖縄県に押し付けてきた。状況は終戦以来、変わっていない。
地図(沖縄の米軍基地) 出典:沖縄移住支援センター

・沖縄県の面積は日本の1%以下だが、日本にいる米軍兵士5万人の半分以上が駐留しているのだ。
・沖縄県全域に米軍基地が存在しているが、その土地は沖縄県民から奪ったものだ。
・米軍基地により、騒音問題、死傷事故・女性への強姦などが発生している。
・アメリカと日本は、平和・人権・民主主義という建前を持っているが、辺野古問題を見ていると怪しいものだ。
*********************
要点終わり

 上記のように、アメリカでも影響力の大きいニューヨークタイムズが、沖縄県民の立場に立った記事を書いています。日本の大手マスコミは政府の代弁ばかりしていますが、少しは見習って欲しいと思います。

次の関連記事もオススメです。
【奪われてきた無数の命と尊厳】駐留米軍による事件事故の年表を沖縄タイムズが発表。日本人ならば事実を直視せよ。

以上

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すべての政治家が、これくらい分かりやすく政治を語ってくれたらと思う。山本太郎が田村淳の番組に出演。

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 2017年6月17日、自由党の山本太郎参議院議員が田村淳さんのラジオ番組で、政治について語りました。YouTubeのリンクを以下に貼ります。

 とても分かりやすい説明です。一人でも多くの人に知って欲しいので、書き起こしを以下に記します。Facebook山本太郎後援会さんからの転載となります。

書き起こし始め
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「原発の事が入り口で私は政治の道に入ってるんですけど、やっぱり何で原発は継続されなきゃいけないかって部分に関して、電力ではなく既にある既得権益、例えばメーカーだったり、大きな銀行だったり、大手の建設会社だったり、でね、そういう所から組織票や企業献金もらってて、代弁者として国会の中に入ってる人達が、これを止めるっていうのはハードルが高いんですよね。というのはそれは一生懸命仕事してるって事だと思うんです、僕は。支持者に対して誠意を持ってその既得権益を守るって事を、理由は別に付けて、建前として別に付けてそれを守り続けるって事を続けてらっしゃる」

「全体的に国にある色んな政策は、本当に政治家がコントロールしてるんじゃないって事はっきり分かるんですよね。資本家や大企業っていう所が本当に自分達の代理人を、国会の中に送り込むっていう作業を本当真剣にやってんですよ!日頃から例えば政治献金をしたりで、落選をすればちゃんとポジションを与えて給料を払うって事を、ずっと続けてる訳ですよね。選挙になれば組織票でしっかりと自分達の意見が通る様に、国会の中でそれが多数派になったらどんなルールでも変えられるんですよ」

「という事がずっと何十年に渡って行われ続けて来た結果どうなったかっつったら、企業側の税金、法人税、これ1990年代とか、50%位の税金払ってたんですよね。それが今や29%台に入って、この先もっと下げていくんですよね。この国の収入減るじゃないですか?ね、企業から取れないんだもん。史上最高益を上げてるって言われてるんですよ。あのバブルの時より儲ってるのに取れないんすよ。取れない部分どっから取りますかっつったら、みんなから取るしかないんですね。例えば消費税とか」

「消費税取れって、企業団体は言ってる訳ですよ。例えば経団連、経団連が一番提言を命令として出してるんですけど。何つってるかっていったら、2025年までに消費税19%まで上げろとかって言ってるんですよね。だって3、5、8って言って10に上げられなかったじゃないですか?どうして上げられなかったかっつったら、上げるたびに経済良くないって方向がはっきりしてるんですよね。だから上げられなかったんですけど、だけど経団連としては19まで上げろと。何故ですかって、もっと自分達の税率を下げてもらえる為にって事なんですよね」

「もっと、もっと欲しい。確かに安倍政権になってからね、企業儲ってるんですよ。2012年から2016年までの数字を見たら、内部留保が34%増えてんですよ。内部留保っていったら、株主に対する配当とか全部終えた後の丸々の利益なんですけど、365兆位?で、企業儲けてもらうのは良いんですよ。ちゃんと働く人達に給料として分配されてますか!?って事なんですけど、給料上がってる人達って本当に少しだけじゃないですか?要は、企業は儲けても人々には分配しない。労働者には分配しないって事、はっきりしてるんです」

「どうしてそうなるかっていったら、今までの政治で、経済団体とかからの要求で、働く人々の労働環境壊されて来てるんですよ。長時間労働が可能になり、低賃金でも行ける様な働き方がドンドン増えてくような事を政治で決めてしまってる。今言った企業にとってのコスト、働く人、税金、これドンドン下げて行っちゃってるって事なんですよね、ハードルを。ここに入って来るのが、外国人労働者をこれから流入させていくっていう政策なんですよ」

「という事はどうなるかっていったら、あなたよりも安い賃金で長い時間働いてくれる人がいたら、今あなたがしてる仕事は、他の人の手に渡る事ないですか?っていう部分ですよね。これは企業側がより安い、より使い勝手の良い労働者を求めてるから、そういう政策に走って行くんですよね。だから、政治っていうのは、ずっと裏切りの連続なんですよ。政治はどうして存在するんですか?っつったら、あなたの為ですよって、この国に生きる人の為ですっていうのが本当なんですよ。だってみんな税金払ってるじゃないですか?で、それをどう分配するんですか?って考えんのが税金なのに、自分達の支援者のみ、自分達のお友達のみにそれを回して行く、それ以外の所は、コストと見なして切っていくって考え方が今の政治」

「今、この国で投資するとか、株とかじゃなくて設備に投資する。工場作ったりとか、機械入れ替えたりって事に関して、今やったってこの国の将来が全然見えてないっていうか。国っていう形しか残らないだろうと企業側は見てるんですよ。どういう事かっていうと、もう超高齢化社会がやって来るって分かっていながら、少子化対策といわれるものを具体的に進めて来なかった。人口減っていう部分に関して、施作をちゃんと打って来なかったから、もう日本はこの先尻すぼみだって事は企業側は分かっていて、ここ内部留保を自分達で出してまで設備投資する価値がないと思ってるんすよ。だったら別のビジネスチャンスを生み出して、だったりだとかね」

「さっき言った日本経済団体連合会?経団連、1200社位の企業が関わってんですけど、ここがずっと提言を行っていると言いました。例えば派遣法の改悪、一生派遣労働者のままで働かなきゃいけないような事だったり、外国人労働者だったり、消費税を上げろだったり、法人税を下げろだったり、っていう事を提言し続けて、それを全部叶えてるんですけど。その人達が意外な所でも提言してるんですよね。どういう事かっていうと、憲法を改正しろって事なんですよ」

「集団的自衛権の行使を出来る様にしろ!これ不思議でしょ?狙いは何かっていうと、もう1つ提言が出されてセットになってるんですけど。何かっていったら武器輸出なんすよね。どういう事か?要は武器を開発をします。武器を作ります。武器を売ります。武器を使いますっていう1つのセットにして、これで自分達がこれから、だから、細かい商売していてもしようがないと。この先、この国の未来が見えない状態っていう所で考えた結果、要は何で一番儲けんのが手っ取り早いかって考えたら、武器の開発をした時点で、色んな補助金だったり、色んなものが、減税だったりするって事ですね」

「だから、コストを掛けずに物を作れて、その上に国防という名の下に、国が買い取ってくれるっていうシステムを作った訳ですよ。これがずっと広がっていくとどうなるかっつったら、今のセットですよね、開発、製造、販売、使用ってものが1つになったら、この国の主な産業、中心的な産業がこれ軍事に置き換わんすよ。どうなるかっていったら、アメリカの様な社会になっていくと。戦争続けないと経済回せない国になる」

「建国して240年位なんすかね、アメリカ。その歴史の90%以上戦争に費やしてる。だから、言い掛かりでも戦争を始めなきゃ経済回せなくなる。ベトナム戦争、イラク戦争みたく、この状態になるからこそ、安保の時に、2015年の時に、牛歩した訳ですよ。その背景っていうのは、経済団体に対する大きなパスというか、より自分達の商売をしてもらえる様にパスを贈り、それだけじゃなく、アメリカは一方でその軍事予算てものがドンドン削減されていく中、兵員も削減されてますから、その足りない部分を自衛隊をね、2軍的に扱うっていうようなこの法案に対して、大切な大問題のあるものに関して、日本国内で説明する前にアメリカの議会で通しますからっていうような、軽口をたたいてるんすよね」

「あなたは、どの国の総理なんですか?まず、あなたが説明しなければならないのは、この国に生きる人々じゃないのかって事も、含めた上での議論。持続可能な国作りの中で、やっぱり企業も持続可能な経済活動をしてもらいたいっていうのが、真っ当な考え方なんだけれども。今や物凄く刹那的な方向に走ってる。今だけ金だけ自分だけっていう。これがどうしてそういうふうになるかっていうと、やはり政治が行き過ぎた色んな規制緩和だったりだとか、ルールの変更とかによって、そういう方向性に向かわせちゃったっていうか。目の前のカネのことだったりとか、目の前の支援者に対するご恩返しだったり、とかが連続した」

「一番分かりやすいのが教育かなと思うんすよね。奨学金、すごく問題になってるじゃないですか?どうして問題になってるかというと、国がやってる武富士みたいな状態にされてるんすね。サラ金と大きく違うのは何ですかと。よくね、奨学金の話をしたら、上の世代の人から『借りた金返すの当たり前だろ』的な話が出てくるんですよね。でも普通に世界を俯瞰して見てみたら、先進国のグループ、OECDみたいな枠組みあるじゃないですか?33〜4カ国の内で、教育に対して1番金を支払わないドケチ国家なんですよ。第2位なんですよ」

「その結果どうなりますかっていうと、学費はドンドン高くなってる。1969年の40倍位、今は。年間の授業料だけで。親世代も雇用破壊で、収入が減ってますから。親に学校に出してもらえる人達も少なくなってる。だから、大学生の2人に1人が奨学金。利息を付くのを借りなきゃいけないのが7割。利息を払う、払えなかったら延滞金っていうかね、付くじゃないですか。色々調べていくと高齢者でも払ってる人います、っていうような世界なんすよ。でね、大学出る時、数百万の借金抱えますよね。大学院まで行くと1千万超えるんすよ」

「で、大学出た後にね、就職して給料安いじゃないですか?そこで家賃、生活費、光熱費とか色々考えてった時に、そこでまた奨学金払えますか?って事なんですよ。返済出来ますか?って。これ、何かっていうと、企業側に対してのインセンティブの一部になってんですよ。この奨学金制度が。例えば利息の収入、1年間で340億位収入があるんですよ。この収入の一部をすすってるのが金融機関なんですね。この延滞金って部分で年間40億円超える位のお金、これ債権回収会社が、これすするんですよね、一部を。ちょっとしたおつまみですけど、どうですか?っていう事で、政治側が企業側に差し出してるっていうような部分も否めないんですよね」

「(奨学金問題に)市民からの大きな声が上がってくれば、安倍政権だって、取り組みます!教育を無償化にみたいな事をね、やってんですけど。実際フタ開けてみたら対象者は2万人位程度の奨学金だったりとか、っていう話になっていくんですよね」

「この世の中の問題で1番解決しなければならない問題、色々あると思いますが、1番この国の根幹というか、人々の暮らしがやっぱり安定しなきゃなんない。でも今、その格差が広がり過ぎてる。この国に生きる人々のね、貯蓄ゼロ、貯金ありませんっていう人達がかなり増えてるんですよ。民主党時代よりも悪くなってるんですよね。20歳代だったら59・3%が貯蓄ゼロ。30歳代47・3%。40歳代50・1%。でね、16・1%の人達が貧困でしょう。6人に1人の子どもが貧困。国民生活基礎調査で、生活苦しい人6割ですよ。これで景気良くなるはずないんですよ。でも景気は良くなってるんです。ひと握りの企業だけ。このバランス、もう降ろすつもりもない。逆に行政のサービスはどんどんカットされていく。これ、税金の取り方、まず変えなきゃいけないって事ですね。みんなに光が当たる政治を絶対にやっていかないと。じゃないと、国が回らなくなって、形だけしか残んない」

写真(山本太郎議員が田村淳さんのラジオ番組に出演)

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書き起こし終わり

 これを読んで、政治に無関心な人が一人でも多く目覚めて欲しいと思います。

以上

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稲田朋美が産経新聞で正論を吐いた!これは一読の価値あり「TPPは日本文明の墓場」

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 TPP絶対反対という公約を掲げて自民党は選挙を戦ったのですが、手のひら返しで見事に公約違反を行っています。

写真(NHK日曜討論で発言する山本太郎議員)

 先頭に立って公約違反(=売国行為)を行っている安倍総理はケシカランですが、そのお気に入りの一人である稲田朋美さんは、自分の信念に基づいてTPP反対という信念を公言していました。ご存知でしたか?

 産経新聞の正論というコラムで次のような意見表明をしていたのです。

以下に全文転載します。

転載始め
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【正論】弁護士、衆院議員・稲田朋美 「普天間のツケをTPPで払うな」
産経新聞 2011年11月7日 東京朝刊 7面 

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)議論が沸騰している。

 TPPは全てのモノの関税を原則即時撤廃し、サービス、貿易、投資、労働などを自由化することを目標とし、現在9カ国が交渉中だ。当然ながら、交渉参加国それぞれに思惑がある。例えば、米国は、アジア太平洋地域への輸出と国内雇用の拡大、地域でのリーダーシップの強化を狙っている。

 ≪なし崩し的な譲歩必至の交渉≫

 では、日本の戦略は何なのか。イメージ先行で抽象的な決め付けではなく、冷静かつ戦略的な見極めと判断が必要だ。「バスに乗り遅れるな」と推進派は言うが、バスは乗り遅れるかどうかよりも、「行き先」が重要である。「行き先」が分からない、しかも間違いに気づいても途中下車できないバスに国民を乗せてはならない。

 TPPが、将来の日本の国柄に重大な影響を及ぼすことは明らかで、交渉に参加するなら、国会での十分な議論が不可欠だ。だが、どうやら衆院予算委員会で1日だけ集中審議し、12日からのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会合で野田佳彦首相が交渉参加を表明するらしい。外務委員会で玄葉光一郎外相に質したが、参加決定手続きは未定、最終的には首相判断という曖昧答弁だった。

 もともと、民主党は、昨年の参院選のマニフェスト(政権公約)でも全くTPPに言及せず、菅直人前首相の昨年10月の所信表明で突如浮上してきた。しかも、今に至るまで、交渉参加の原則的な方針すら決まっていない。コメにかける関税をどうするのか。輸入食品、医薬品、化粧品の安全基準はどうなるのか。海外の弁護士や外国人労働者の規制なくして、国民の生活や雇用は大丈夫なのか。

 農業をスケープゴートに議論を矮小化せず、ISD条項(投資家と国家間の紛争条項)による司法権、立法権の侵害の問題や最大の非関税障壁とされる国語は守れるのかという文明の危機の問題として議論しなければならない。正確な情報も発信されず、交渉に参加すべしとか、ルールを作るとか、途中で脱退できるのできないの、と抽象的な議論に終始しているようでは、全てをなし崩し的に譲歩することになるのがオチである。

 ≪取り返しつかぬ外交の失政≫

 民主党は小泉構造改革による格差拡大を批判して政権を取った。それがなぜTPP推進なのか。壊滅的な打撃を受ける農業についても、平成21年の衆院選などで、自民党の規模拡大農政は零細農家を切り捨てると批判し、戸別補償で全農家を救うと豪語して農村票を取り込み、政権交代を果たした。TPPによる自由貿易と競争力強化そして規模拡大を核とする農業構造改革を訴える資格はない。

 さらに、普天間の失政の埋め合わせにTPPを利用することは国益を大きく損なう。子ども手当、戸別補償、高校授業料無償化、高速道路無料化の、いわゆる4Kに代表される大衆迎合的な財源なきばらまきは、自民党が政権を奪還して、やめればすむ。だが、外交の失政は取り返しがつかない。

 民主党政権の最大の失政は普天間と尖閣だ。普天間飛行場の県外移転というできもしない公約で日米関係をがたがたにし、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での弱腰外交で世界中から足元を見られている。閣僚は竹島も北方領土も「不法占拠」と言えなくなった。韓国は竹島に次々に構造物を造り、ロシアは大統領が北方領土を訪問したが、日本はまともに抗議すらできない。こんな民主党に国益がかかる外交を任せておけようか。

 ≪日本独自の対外発信の放棄だ≫

 TPPは米国の輸出拡大と雇用創出のためにある。普天間で怒らせた米国のご機嫌を取るために交渉に入るとすれば、政権維持のために国を売る暴挙だ。これ以上の失政の上塗りはやめるべきだ。

 日本は中国でも米国でもない「道義大国」として独自の価値観を世界に発信する責務がある。だから、日米同盟は重要だが、「中国を囲い込む」という理由で、米国に同化するわけにはいかない。米国で今、大きな社会問題になっているウォール街占拠デモは、米国の強欲資本主義の歪みによるもので、ある種の共感を覚える。

 日本は一握りの極端に裕福な人と多数の貧しい人の国ではなく、額に汗し努力した人が報われる、頑張りながら報われなかった人も助ける社会を目指すべきだ。日本型資本主義は、富を創出し、社会を豊かにした人が豊かになるものでなければならない。コンピューターを駆使した不公正な株取引や法の不備をついて巨額の富を得ることが称賛されることなく、「不道徳」と指弾される国である。

 日本は「儲けたもの勝ち」「何でもあり」を是正し、カジノ資本主義を正す責務がある。TPP参加は、そういう役割を自ら放棄することになる。なぜなら、TPPは米国の基準を日本が受け入れ、日本における米国の利益を守ることにつながるからだ。それは、日本が日本でなくなること、日本が目指すべき理想を放棄することにほかならない。TPPバスの終着駅は、日本文明の墓場なのだ。(いなだ ともみ)
************************
転載終わり

 なかなかの正論だと思いませんか?稲田議員は、安倍総理に対して面従腹背しているのでしょうか?次のような、憎悪感で一杯なのかもしれません。

 政治家というのは自分の言葉に責任を持たなければなりません。論理的な一貫性がないと国際社会では信用されません。自民党の中で少数派になろうとも、自分の信念を最後まで貫いて欲しいと思います。

以上

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治安維持法を復活させてしまった今、この戦争体験者の話に耳を傾けよう!「一番怖いのは沈黙の螺旋」

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 2014年の時点で、東京大学名誉教授の石田雄(いしだ・たけし)氏は91歳である。2014年7月7日付の日刊ゲンダイに掲載されたコメントを以下に引用する。

引用始め
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 私は軍国青年だったんですよ。自分がなぜ、そうなったのか。それを明らかにするために研究者になったんです。二度と戦争を起こさせないために政治学、社会科学を研究してきたつもりでしたが、こういう時代が来ちゃった。

 戦前、戦争に向かっていった時代と非常に似ていますね。しかし、この歳ですから、デモにも行けないし、官邸前で大きな声を出すわけにもいかない。社会科学者として何ができるか。切実に考えて、やむなく、朝日新聞に投書したのです。

 私は「日本の政治と言葉」という本を書いた際、「平和」という言葉が歴史上、どういうふうに使われたかをフォローしたことがあるんです。平和というのは最初は、非暴力という意味で使われる。しかし、日本においては次第に東洋平和という使い方をされて、日清、日露、日中戦争において戦争の大義にされていく。これは日本の戦争に限った話ではなく、ありとあらゆる戦争の言い訳、大義名分に「平和」という言葉が利用されてきたのです。唯一の例外がナチス・ドイツの侵略ですね。こういう歴史を見ていれば、安倍首相が唱える「積極的平和主義」という言葉のいかがわしさがすぐわかるんですよ。

 それと排外的なナショナリズムのあおり方ですね。積極的平和主義と排他主義が重なり合うと、非常に危険な要素になります。平和とは非暴力であり、非暴力とは敵を憎まないことです。敵を理解することで、問題を解決しようという考え方です。しかし、今の安倍政権は中国、韓国を挑発し、緊張をつくり出している。そこに積極的平和主義が重なるものだから、危ないのです。

 (靖国神社参拝は)論外です。戦争体験者として、個人的な意見を言わせてもらえば、誰がお国のため、天皇陛下のために死んだものですか。みんな無駄死に、犬死にだったんですよ。歴史学者の藤原彰氏の調査によれば、戦死者の6割が餓死だったという。特攻隊だって、どうせ死ぬなら、美しく死のうとしたわけで、誰も喜んで死んだわけじゃない。それを美化し、首相が「尊崇の念を捧げる」などと言うのは「もう一度、国のために死んでくれ」という宣伝だと思う。死んだ人の霊を慰めたいと言うのであれば、それは二度と戦争を起こさないことなのです。

(政府は集団的自衛権の行使について)海外の邦人を保護するため、と言っていますね。この理屈も戦前と似ています。1932年の第1次上海事変の直前、日本人の僧侶数人が殺傷される事件が起こった。日本政府は邦人の生命を守るという名目で、上海の兵力を増強し、戦闘が拡大。その後、本格的な日中戦争になりました。個別的自衛権であれば、「日本の領土内に攻め込まれたとき」という歯止めがかかりますが、邦人保護という名目で海外に出ていけば、歯止めがなくなってしまうのです。

(駆けつけ警護について)アフガニスタンで援助活動をしているペシャワール会の中村哲代表は「自衛隊が邦人救助に来るのは危ないからやめてほしい」と言っています。実際、ペシャワール会は日本がインド洋の給油活動をする前は、車両に日の丸を掲げて活動していた。それが守り札になったからです。しかし、給油活動を境に日の丸を消した。米国と一体と見られる懸念があったからでしょう。集団的自衛権による武力行使や集団安全保障による制裁措置に自衛隊が参加すれば、ますます、憎悪と攻撃の対象になる。もうひとつ、集団的自衛権で海外に出ていけば、おそらく、米軍の傘下に入る。邦人がいなくなったから帰ります、なんて言えるでしょうか。米軍は無人機で攻撃する。一般市民が巻き添えになれば、その恨みは陸上で展開している自衛隊に向く。こうなる可能性もあるわけです。

 言葉がわからない地域で武力行使をするのがいかに危ないか。イラクに駐留する米軍が「止まれ」という制止を振り切った車両を攻撃したら、殺されたのは、お産が近づき、病院に急ぐ妊婦だったという報告もありました。相互理解がなければ、どんどん、紛争は激化してしまう。それよりも、日本は戦後一人も海外で人を殺していないというプラスの遺産を生かすべきです。非武装の支援に徹すれば、外交的パワーもついてくる。その遺産を今、食い潰してしまうのは誠に愚かなことです。

 私の父親は二・二六の直後に警視総監になったものだから、寝るときも枕元に拳銃を置いていた。父親は神経がもたず8カ月で辞任しましたが、私も武器恐怖症になって、不眠症が続いた。学徒出陣となって、徴兵検査のときは兵隊に行くべきだと思っていたが、人を殺す自信がなかった。東京湾の要塞重砲兵に配属になったのですが、軍隊というのはいつでも誰でも人を殺せる人間を作る。そういうところなんですね。敵を突き殺す訓練をやらされ、「そんなへっぴり腰で殺せるか」と殴られる。命令があれば、それがいいか悪いかを考えちゃいけない。なぜ、それをやるのかを聞いてもいけない。幸い、負け戦でしたから、敵が攻めてきて殺されるのを待っているような状況でした。そんな中、東京空襲に来た米軍の戦闘機が東京湾に墜落して、パイロットが泳いできたんですね。捕まえて司令部に報告すれば、「殺せ」と命令されるかもしれない。捕虜を殺すのは国際法違反です。しかし、命令に背けば、陸軍刑法で死刑です。これは大変なことになったと悩みました。

(安倍首相という政治家は)自分よりも不利な人の立場で物事を考えられないのだと思います。他者感覚の欠落、共感能力の欠如というか、ずっとチヤホヤ育てられると、そうなっていくのかもしれません。デンマークの陸軍大将、フリッツ・ホルンは戦争絶滅法案なるものを提唱していて、開戦後10時間以内に元首、首相、閣僚、議員を最前線に行かせる。そういうことを決めれば戦争はなくなると言っています。そういう立場に立たされれば、積極的平和主義なんて、簡単に言えるわけがないのです。

 一番恐れているのは沈黙の螺旋です。出る杭は打たれるからと黙っていると、その沈黙がだんだん広がって誰も声を出せなくなる。若い人の方が「出る杭は打たれる」と心配するでしょうから、ここは年長者が声を出さなければいけないと思います。
************************
引用終わり

写真(治安維持法反対集会への弾圧)

 以上、戦争の生き証人でもある石田氏のコメントを読んで、どんな感想を持たれただろうか?近隣諸国に対する敵国プロパガンダを繰り広げ、憲法を戦前の状態に戻そうとしている安倍総理が立派に見えるだろうか?軽薄で無責任、そして、歴史から学ぶ能力が無い凡庸な人間、というのが私の印象だ。

写真(質問者に悪態をつく安倍首相)

 しかし、政府の広報機関であるマスコミの力を借りていることもあり、特に若い世代の中で安倍さんの人気は高いようだ。心の底から尊敬されているとは思えないが、耳障りが良いことを言うので、それにダマされている人も多いのだろう。しかし、このまま問題意識も持たずに、黙って安倍政権を支持し続けていいわけがない。安易なお任せ民主主義が、とうとう治安維持法(=共謀罪法)を復活させてしまった。これは権力者にとって、「沈黙の螺旋」を広げるための手段であり、従順な子羊以外を抹殺するための法律なのだ。

 今こそ、しっかりと戦争体験者の話に耳を傾ける必要がある。

図(治安維持法による犠牲者数) 出典:日本共産党のホームページ

 下の言葉も噛み締めておきたい。

「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです。」
(出典:「スマイルズの『自助論』エッセンス版」P17)

以上

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共謀罪法は、海外からどのように見られているのか?スイスの最重要紙が書いた記事を紹介。

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 2017年6月15日、与党の賛成多数により共謀罪法が成立した。まるで気が狂わんばかりの、常軌を免した前代未聞の強引さであった。野党の質問権を奪ったばかりか、委員会での採決すら省略したのである。投票時に、「この国に生きる人々を潜在的犯罪者として扱うのか!恥を知れ!」と山本太郎議員は叫んだが、当然である。

写真(共謀罪法採決時の山本太郎議員)

 安倍総理は、これで国会が閉会してヤレヤレと思っているのかもしれないが、海外のメディアはどのように評価しているのだろうか?国際情勢の報道で特に定評があるというスイスの最重要紙「新チューリヒ新聞」が、「共謀罪法強行採決」に関する記事を書いた。その日本語訳を以下に紹介する。参考にして頂きたい。

転載始め(邦訳:Ayaka Löschkeさん)
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写真(共謀罪法に反対する市民たち) 撮影:Franck Robichon氏

◆「日本での抗議運動:異論の多い共謀罪法」
(Proteste in Japan: Umstrittenes Gesetz gegen Verschwörungen)
Patrick Welterによる東京からの報告(2017年6月15日)
日本が重大な犯罪行為の計画を犯罪として刑罰を課すことになった。政府は、そのことを可能にする法律を強引に国会で通した(durchs Parlament gepeitscht)。野党は思想の自由が脅かされていると見ている。

野党やデモ参加者たちの猛烈な抗議にも拘わらず、日本の保守的な政府は木曜の朝、組織犯罪とテロを取り締まる法律を強引に国会で通過させたのだ。安倍晋三は、2020年の東京オリンピックの際の安全を保証するために必要なのだと強調した。

それに対して、野党や評論家たちは、日本が監視国家になるのではないかと警告している。民進党党首・村田蓮舫は、思想の自由を制限する容赦のない(brutal)法律だと語った。この法律によって、組織的な犯罪集団による重大犯罪は、その計画(Planung)だけでも既に監視され、罰せられ得る。これにより、日本は「犯罪は、犯罪行為がなされた後で初めて罰せられ得る」という原則(Prinzip)からは隔たっていくことになる。

何千もの日本人が国会の前で、この法律に反対するデモに参加した。通称「テロ対策法案」は、「重大犯罪」の対象が277もあり、異例なほど(ungewöhnlich)対象を広く解釈している(fassen)がゆえ、弁護士連盟からも批判されている。そこには、居住用の建物の建設に反対してデモをするための座りこみのストライキや、音楽の違法コピーも含まれている。

◆[法律の広大な適用範囲(Ausgedehnte Anwendung)]
国連の特別報告者は既に5月、「(277もの対象の)多くの場合において、組織犯罪への関連がはっきりと分かるものではない」と非難した。ジョセフ・ケナタッチ(Joseph Cannataci)は、「日本は、この法律のせいで、プライヴェートな領域を侵害されない権利や、言論の自由の権利が不当に(ungebührlich)制限される危険を冒すことになる」と批判したのだ。彼は木曜、日本人の諸々の自由権を守るためのさらなる保護条項(Schutzklauseln, 注:国がいかにして国民の自由権を守るのかを記した約束条項)をこの法律に盛り込むよう促した。日本において、この法律の賛成者と反対者の数は、世論調査によると、ほぼ同数で釣り合っている。政府は、「国際的な組織犯罪と戦うための国連の協定を、日本がついに批准できるようにするため、この法律は必要だ」と主張している。

国会の会期末を目前に控えた数日間、政府はこの法律を大急ぎで(in grosser Eile)国会を通過させた。非常に稀に用いられるやり方で、政府は水曜、すぐに本会議での審議を始めるために、参議院の専門委員会での採決を断念した。木曜の早朝、法案が採決されるに至った。政府は、離れ業(Verfahrenstrick)でもって、国会の会期延長と、野党からの不快な質問に答えることを回避したのだ。

◆[疑惑の只中にある首相(Regierungschef im Zwielicht)]
安倍首相は、彼の友人の一人が大学の学部を新設する際に特別扱いされた(begünstigt werden)と言われているがゆえに、重圧にさらされている。文科省は木曜、政府の上層部からの圧力があり得たことを指し示す文書を見つけたことを認めた。文科省はそれまで、「そうした文書の存在は確認され得ない」と説明していた。国会の会期を延長せずに、国会を閉会させることでもって、政府はいまや、質疑の時間において、このスキャンダルを公の場で効果的に問題とする機会を、野党から奪ったのだ。
*************************
転載終わり

元記事のリンク:
Umstrittenes Gesetz gegen Verschwörungen

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【あなたは気付いていますか?】これを読まずして、アベさんの性格は語れない。

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写真(安倍晋三氏) 出典:AP・AFLO
写真(安倍晋三氏) 出典:AP・AFLO

 日本国の総理大臣である安倍晋三氏。彼に対するネット上での評判は様々です。政治家として問題発言・行動が多く、このまま総理大臣にしておくべきか悩んでいる人も多いと思います。

 今回は、安倍晋三氏の性格をなるべく正確に把握したいと思います。様々な行動の背後には性格上の問題が存在します。有権者にとって、今後の参考になると考えました。

 参考にした書籍は、「性格のタイプ:自己発見のためのエニアグラム ドン・リチャード・リソ著 春秋社 初版」です。↓

性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム

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 同書によると、性格のタイプは大きく分けて9種類存在します(P43〜P44)。

タイプ2:世話好きで、寛大で、所有欲が強く、人を操る。
タイプ3:自信に満ち、競争好きで、自愛的で、敵対的である。
タイプ4:創造力に富み、直観的で、内向的で、抑鬱的である。
タイプ5:洞察力に優れ、分析的で、変わり者で、妄想的である。
タイプ6:人に好かれ、忠実で、依存的で、嗜虐的である。
タイプ7:才能豊かで、衝動的で、極端で、躁的である。
タイプ8:自信過剰で、力にあふれ、闘争的で、破壊的である。
タイプ9:穏やかで、人を安心させ、受動的で、投げやりである。
タイプ1:主義をもち、規律正しく、完全主義的で、応報的である。

 上記9種類の性格のうち、どれが優れているとか劣っているとかいうことはありません。どのタイプにも長所と短所があります。全ての人間は9種類のうちのどれかに分類できるのですが、各自が努力することで、不健全状態から健全状態の階段を少しづつ登っていくことができます。

 安倍晋三氏は性格としてはタイプ3に属すると、私は判断しています。上記書籍のP110〜P150に、タイプ3といわれる人達に関する記述があります。健全レベルから不健全レベルに至るまで、様々な分析がされています。その中から安倍氏を理解する時に参考になると思われる部分をいくつか抜き出して、以下に引用いたします。

引用始め

***************************
「主要な動機づけ:認められ、他人から抜きん出、注目を集め、賞讃され、他人に印象づけたいと願う。」

「すべての性格のタイプの中で最も自己愛的な人々である。」

「彼らは完全に自分自身にほれ込んでいるように見える。しかし、もっと正確にいえば、本当の自己というよりも、自分の膨張した心像に惚れ込んでいる。」

出典:衆議院議員 安倍晋三公式サイト

「賞讃は彼らに生きていることと価値があることを感じさせる。賞讃されないと、自らの自己感覚がひどく脅かされるため、空虚さと敵意を感じる。」

写真(総裁任期延長が決まって仲間と万歳する安倍晋三氏)

「自分をほとんど無限の可能性をもった人間であると見なし、その結果、自分に関してたやすく誇大妄想的な期待を抱く。彼らは、まさに自らの価値に対するその途方もない信念ゆえに、実際に成功することもある。しかし同時に、期待が際限なく膨らむままにさせておく傾向があるため、現実から相応の報いを受けて、後述するような不幸な結果を招く。」

「良心の欠如と、自分自身に対する膨れ上がった観念は、不健全なタイプ3に、自分の内部に自分を抑制するものが何もないため、容赦なく他人を詐取することを可能にさせる。彼らは、人々を実体として見ておらず、また、自分自身の自愛的な目的遂行のためにしかその存在価値を認めないため、人々を恥知らずに利用する。」

写真:「最終決戦は続いている 制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」に出席し、挨拶する安倍総理。出典:首相官邸ホームページ

「見かけとは裏腹に、通常のタイプ3は、優れているどころか中身が空っぽである。彼らの包装が印象づけのために作られてきたので、彼らは注意を引きつける。彼らは、賞讃されるための正しい口火のつけ方を知っている。しかし、際限なく賞讃を求めることによって、自分自身から偶像をつくり出し、自分自身を崇拝し、他人にも同じようにすることを要求する。他人がその要求に応えなければ、タイプ3は、敵意をもって攻撃し、神ではなく悪魔として自分の本性を現す。」

写真(安倍総理を無批判に礼賛する人たち) 出典:ニュース23

「彼らは、幼いときですら、まるで『私は価値のある重要な人間である』と四六時中自分にいい聞かせているかのように、自信をもち、自分の価値を確信していた。」

「自分より相手は地位が低いためか、なにか公然あるいは隠れた競争で相手を負かしたために、自分がなんらかの点で勝っていると感じるときだけ、人々の周りにいて気楽であると感じる。」

写真(バラエティ番組に出演する安倍総理) 出典:フジテレビ

「通常のタイプ3は、他のどの性格のタイプも比肩し得ないほど効率的に成功を追求する。」

「可能なかぎり早く昇進したがり、自分が求める成功を勝ち取るためならばどんなことでも進んでする。」

安保法制強行採決時における、佐藤元隊長の強烈パンチ 出典:EPA

「通常のタイプ3にとって、威信ある肩書や職業をもつことは重要である。」

写真(安保法制の内容に自信満々の安倍総理) 出典:http://togetter.com/li/824251

「出世を進め、自分の社会的栄光に加えるために、絶えず人々に接触し、交際を求める。『あなたはどの程度の地位にありますか。あなたにつき従っていく価値はありますか』とでもいわんばかりに、その人の威信の度合いに応じて他人を素早く判断する。」

写真(トランプ大統領の出迎えを受ける安倍総理)

「あまり望ましくない人々を自分たちの社交仲間から排除することによって、通常のタイプ3は自分を誰が「身内」で誰が「部外者」かを決める裁定者にする」

写真(安倍内閣の閣僚たち) 出典:毎日新聞

写真(男たちの悪だくみ) 出典:安倍昭恵氏のフェースブックより

「彼らの外見と実際の姿とはまったく異なったものになり始める。したがって、通常のタイプ3にはまがい物的な要素がある。その言動の多くは、自らの真の姿の正確な反映ではないからである。」

「タイプ3が知的で高い教育を受けている場合はとりわけ、そこにどの程度の虚偽が含まれていてもそれを見抜くことが他人にとっていかにむずかしいかということを、強調しておくことは重要である。」

「タイプ3は、練習した見せかけのものではあるが、非常にいい印象を与える(冷静で落ち着いた“いいやつ”というのが典型である)。彼らは、きわめて洗練されていて人当たりがよく、自分の演じている役割はどんなものでも完璧にこなすことができる。しかも、彼らは常に、他人が自分の上演を受け入れているかどうかを気にかけている。

写真(北朝鮮の危機を煽る一方で、喜び組と花見を楽しむ安倍総理夫妻) 出典:朝日新聞

 その振舞いがあまりにも完璧であるため、他人にとってはタイプ3に欠けているものをそれとして認めることはむずかしい。しかし、十分にじっくりと見ていれば、通常のタイプ3にはなにも本質的なものがない――淀みなく洗練された外見の下には、本物の感情も、個人としての確固たる意見も、個性も、情熱もないということがわかるであろう。彼らについてはなにもかもが完璧に見えるが、さまざまな心像を足し合わせても一個の人格にはならない。欠けているのは、個人としての約束と義務の観念である。」

写真(森友学園の土地取引や認可に関係していたら辞任すると発言する安倍総理→自分で自分の首を絞めている)

「通常のタイプ3は、誰かが自分の内面の空虚さを見抜くのを恐れて、真の親密さを恐れる。しかし、その少なからぬ魅力と他人に順応する能力があるので、親密さという印象を模擬的に出し、自分自身を実際以上に現す方法は知っている。」

写真(子供が大好きな?安倍さん) 出典:不明

「通常のタイプ3は、またその心像がどのようなものであれ、それを一皮むけば冷淡で計算高いため、親密さを恐れる。彼らの言動や意見や表面的な信念はすべて、実利的に、効果が上がるよう前もって計画される。生涯を通じてこうして生きてきたため、通常のタイプ3は非常にもっともらしく見える。」

写真(集団的自衛権を説明する安倍総理) 出典:内閣広報室

「自分を導く道徳的な体系をもっていないため、唯一の指針となるものは『なにが有効に作用するか』である。通常のタイプ3は、技術的な問題を克服するのには十分向いているが、個人的な将来像はまったくもたず、真の価値観はほとんどなく、他人に対する本当の気配りを欠いているため、おおむね優れた指導者ではない。しかし、不幸なことに、タイプ3は、名声が関わってくるので、指導者の地位に惹かれる。」

「彼らは、自分の業績を自慢し、重要そうに聞こえる名前をわざとそれとなく口にし、自分が達成したことを『誇大宣伝し』、自分が信じ難いほど素晴らしく聞こえるようにし、自分の行いは何でも、他の誰の行いよりも――そして実際よりも――よく見えるようにするなどして、自分自身を執拗に宣伝し始める。」

写真(真珠湾訪問を表明する安倍総理)

「自愛的なタイプ3は、傲慢で、うぬぼれが強く、自分自身に強く感じ入っている。彼らは、自分は生まれながらに他人より優れていると見ており、まるでいつも『私はあなたより優れている』と言っているかのようである。」

写真(質問者に悪態をつく安倍首相)

「彼らの売り込み口上はたいていは実に説得力があるので、それを見抜くのはむずかしい。にもかかわらず、彼らが非常に優れているように見えても、人々は、本物にしては出来過ぎていると感づき始めるかもしれない。」

写真(組織犯罪処罰法改正案が成立しなければ東京五輪は開催できないと発言する安倍総理)

「面倒なのは、彼らは、うぬぼれが強くなればなるほど、自分自身に対する評価や成功の見込みがいかに非現実的になってしまっているかを他人に指摘されると、すぐに腹を立てることである。皮肉なことに、その大げさな見込みのために、彼らは現実には自分で自分に失望をもたらす。」

写真(テレビ番組出演中にアベノミクスを批判され激昂する安倍総理) 出典:TBS NEWS23
写真(テレビ番組出演中にアベノミクスを批判され激昂する安倍総理) 出典:TBS NEWS23

「実際のところ、自らの自己愛が絶え間なく強められていなければ、通常のタイプ3は敵意を抱き始め、以前は持っていたであろう自分自身に対するユーモアの感覚をすべて簡単に失う。」

「彼らは実利主義者であり、なにが自分の役に立つかという以外になんの信条も持っていない。」

「彼らは、進んで裏切り、嘘をつき、「忠誠」を乗り換え、一番上になるために他人を利用する。彼らは良心を発達させてこなかったので、他人を詐取しても罪の意識を感じない。くだけた言い方をすれば、不健全なタイプ3は、やり手であり、『他人を利用しても社会的成功を追求する』人間であり、状況を利用するご都合主義者である――常に他人に損害を与える。今や、彼らが愛情に欠けていることもとりわけ役に立つ。」

写真(かつては大親友だった森友学園の籠池理事長を邪険にする安倍総理)

「人々は、彼らのご都合主義にときどきは気付いていても、たいていはそのことで彼らと対決するのを恐れる。不健全なタイプ3は、人々は報復を恐れて、自分の振舞いについてあえて何か言ったりしたりはしないことを当てにする。」

「彼らは拒絶されることを恐れるが、自らの自己愛と詐取性と悪意のために、結局拒絶される結果になる。他人から容認されることをそれほどに望む人物が、とても人間とはいえないとして軽蔑される。人々が賞讃したものの、あまりにも多くのものが偽りの表面、見せかけであったということがわかり、それが崩れて内側の空虚さを露呈する。」
****************************
引用終わり

最後に:
 繰り返しますが、タイプ3といわれる性格自体は良くも悪くもありません。上に引用記述した性格特徴は実社会の中ではよく見られるものであり、珍しいものではありません。皆さんの周囲でも観察できるのではないでしょうか?
 何はともあれ、この記事が安倍晋三氏を理解するための一助になれば幸いです。

以下、参考文献です。

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政治家やマスコミが言いにくいことを、敢えて並べてみた。有権者にとって耳が痛い名言を紹介。

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 公明党は、平成の治安維持法というべき共謀罪法案を成立させるため、恥も外聞もなく自民党に協力し続けた。法案の中身も理解せず、意味不明の答弁を繰り返してきた金田法務大臣に対しては問責決議案が出されたが、それに対する反対演説で次のように述べたのだ。

「金田法務大臣は昨年8月に大臣に就任して以来、誠実かつ真摯な答弁を行うなど国民のために尽くしてこられました。」
「本法案では犯罪主体について、組織的犯罪集団に限定されている以上、これと関わりのない一般の方々に犯罪の嫌疑が発生する余地はなく、捜査の対象になることは考えられません。」
「この法案を、共謀罪と呼び、現代の治安維持法、一億総監視社会などと、偏った認識をもとにした発言や、事実に基づかないプロパガンダで国民を欺くことが断じて許されるわけではありません。」
(公明党:佐々木さやか議員)

写真(公明党の佐々木さやか議員)

 問題意識がある、小うるさい市民を抹殺したがっている安倍総理は、この演説を聞いて嬉し涙を流しただろう。賛同し拍手をした議員は万死に値する。

 公明党の母体である創価学会創始者の牧口会長と戸田会長は戦時中、治安維持法で投獄され、牧口会長は獄中死している。その治安維持法を、金田法相は正しいと答弁した。歴史に学べない大臣を公明党議員が擁護する理由は何だろうか?心ある創価学会員なら、安倍政権に際限なくすり寄る公明党に断固抗議するべきではないか?

このような状況を、小説家の星野智幸氏が次のように表現していた。

「公明党っていうのは、日本社会の象徴だね。政策や倫理ではなく、世の大勢であるほうにつくことで生き延び、優位に立とうする。この社会のマジョリティは、だいたいそんな生き方をしている。だから、他人の暴力や、それを許容する行政を、自分に降りかかってこない限り、黙認する。強い側につきたがる。」(ツイッターより)

 なかなか鋭い分析である。思考停止して、空気を読むことばかりに腐心してきた有権者が社会を劣化させたのである。自分の考えに基づいて、自分の責任で行動しようとせず、権力者の意向ばかりを忖度する国民が、愚かな政治家を大量生産してきたのだ。前川喜平さんや詩織さんのような人物は、まだまだ少数派だ。

 本来ならば、この冷厳な事実を政治家やマスコミはドンドン指摘していいはずだ。しかし、そんなことは決して言わない。有権者のご機嫌を損ねれば、選挙で落選するかもしれないし、視聴者を不愉快にすれば、スポンサーが付かなくなる。要するに、彼らにとって死活問題なのだ。

 しかし、この記事ではあえて、有権者・国民にとって耳が痛いことを書いてみたいと思う。以下、参考になれば幸いだ。

1)
「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎません。政治が国民のレベルより進みすぎている場合には、必ずや国民のレベルまでひきずり下ろされます。反対に、政治のほうが国民より遅れているなら、政治のレベルは徐々に上がっていくでしょう。国がどんな法律や政治をもっているか、そこに国民の質が如実に反映されているさまは、見ていて面白いほどです。これは水が低きにつくような、ごく自然のなりゆきなのです。りっぱな国民にはりっぱな政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえないのです。」
(出典:「スマイルズの『自助論』エッセンス版」P17)

2)
「日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しくしあわせに暮らせるように、あなた達凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。」
「そういう特権階級の人達が、あなた達に何を望んでいるか知っている?今のままずーっと愚かでいてくれれば良いの。世の中の仕組みや、不公平なんかに気付かず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険な所に行って戦ってくれば良いの。」
(出典:テレビドラマ、女王の教室)

写真(ドラマ「女王の教室」の一節)

3)
「仮に、二人が、三人が、あるいは四人が、一人を相手にして勝てなかったとして、それはおかしなことだが、まだ有りうることだろう。その場合は、気概が足りなかったからだと言うことができる。だが、百人が、千人が、一人の圧制者のなすがまま、じっと我慢しているような時、それは、彼らがその者の圧制に反抗する勇気がないのではなく、圧制に反抗することを望んでいないからだと言えまいか」
「これは(支配者に人々が隷従していること)、どれほど異様な悪徳だろうか。臆病と呼ばれるにも値せず、それふさわしい卑しい名がみあたらない悪徳、自然がそんなものを作った覚えはないと言い、ことばが名づけるのを拒むような悪徳とは。」
「信じられないことに、民衆は、隷従するやいなや、自由を余りにも突然に、あまりにも甚だしく忘却してしまうので、もはや再び目覚めてそれを取り戻すことができなくなってしまう。なにしろ、あたかも自由であるかのように、あまりにも自発的に隷従するので、見たところ彼らは、自由を失ったのではなく、隷従状態を勝ち得たのだ、とさえ言いたくなるほどである。」
「先の人々(生まれながらにして首に軛を付けられている人々)は、自分たちはずっと隷従してきたし、父祖たちもまたその様に生きて来たという。彼らは、自分たちが悪を辛抱するように定められていると考えており、これまでの例によってその様に信じ込まされている。こうして彼らは、自らの手で、長い時間をかけて、自分たちに暴虐を働く者の支配を基礎づけているのである。」
「それにしても、なんと言うことか、自由を得るためにはただそれを欲しさえすればよいのに、その意志があるだけでよいのに、世の中には、それでもなお高くつきすぎると考える国民が存在するとは。」
「隷従する者達は、戦う勇気のみならず、他のあらゆる事柄においても活力を喪失し、心は卑屈で無気力になってしまっているので、偉業を成し遂げることなどさらさら出来ない。圧制者共はこのことをよく知っており、自分のしもべたちがこのような習性を身につけているのを目にするや、彼らをますます惰弱にするための助力を惜しまないのである。」
(出典:フランス人のエティエンヌ・ド・ラ・ボエシが書いた「自発的隷従論」)

4)
「問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。」
「最大の悲劇は、悪人の圧制や残酷さではなく、善人の沈黙である。」
「確かに、服従することは、安易な道である。しかし、道徳的な道ではない、臆病者の道だ。」
「圧制者の方から自由を自発的に与えられることは決してない。しいたげられている人間の方から要求しなくてはならないのだ。」
「最後には、我々は敵の言葉など思い出すことはない。思い出すのは友人の沈黙である。」
(出典:キング牧師の歴史的名言)

5)
「敵を恐れるな-かれらは君を殺すのが関の山だ。友を恐れるな-かれらは君を裏切るのが関の山だ。無関心な人々を恐れよ-かれらは殺しも裏切りもしない。だがかれらの沈黙の同意があればこそ、地上には裏切りと殺戮が存在するのだ。」
(ブルーノ・ヤセンスキー「無関心な人々の共謀」/江川卓・工藤幸雄訳)

6)
「何もせず、何も言わず、不正に立ち向かわず、抑圧に抗議せず、 それで自分たちにとっての良い社会、 良い暮らしを求めることは不可能です」
(ネルソン・マンデラ)

7)
***********************
だますものだけでは戦争は起らない。だますものとだまされるものとがそろわなければ戦争は起らないということになると、戦争の責任もまた(たとえ軽重の差はあるにしても)当然両方にあるものと考えるほかはないのである。
 そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
 このことは、過去の日本が、外国の力なしには封建制度も鎖国制度も独力で打破することができなかつた事実、個人の基本的人権さえも自力でつかみ得なかつた事実とまったくその本質を等しくするものである。
 そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。
 それは少なくとも個人の尊厳の冒涜、すなわち自我の放棄であり人間性への裏切りである。また、悪を憤る精神の欠如であり、道徳的無感覚である。ひいては国民大衆、すなわち被支配階級全体に対する不忠である。
 我々は、はからずも、いま政治的には一応解放された。しかしいままで、奴隷状態を存続せしめた責任を軍や警察や官僚にのみ負担させて、彼らの跳梁を許した自分たちの罪を真剣に反省しなかつたならば、日本の国民というものは永久に救われるときはないであろう。
「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。
「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである。
 一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。この意味から戦犯者の追求ということもむろん重要ではあるが、それ以上に現在の日本に必要なことは、まず国民全体がだまされたということの意味を本当に理解し、だまされるような脆弱な自分というものを解剖し、分析し、徹底的に自己を改造する努力を始めることである。
************************
(出典:映画監督・脚本家として活躍した伊丹万作氏が、『映画春秋』創刊号(昭和二十一年八月)に「戦争責任者の問題」と題して書いた文章より引用。)

最後に:
 周りの空気を読むのではなく、自ら空気を作り出す国民がドンドン増えて欲しいと思う。上の意向を忖度するばかりでなく、敢えて悪者になれる人が増えて欲しいと思う。成熟した民主主義国家の土壌は、そのように作られていくものではないだろうか。有権者意識が薄い現状のままでは、どんな立派な憲法や法律も猫に小判だ。逆に、独裁願望を隠せない悪徳権力者が、粗悪な法律を濫造していくことであろう。

以上

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共謀罪は、なぜ、国民全員を不幸にするのか?あなたも無関係ではいられない!

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 質問に対する安倍政権の答弁はひどいものだ。思いつくまま、特徴を以下に箇条書きする。

・質問と関係ないことをダラダラと説明し、時間を潰す。
・要領を得ず、支離滅裂で、聞く者をイライラさせる。
・質問者の質問自体を非難して、追及をかわす。
・根拠も示さず問題ないを繰り返す。
・承知しないを繰り返す。
・調査や文書の開示を拒否する。
・ようやく文書を出しても黒塗りだらけで解読不能である。
・その他

写真(質問者に悪態をつく安倍首相)

 「疑問なんて持たなくていいから、我々の言うことに素直に従え!」という傲慢な態度が読み取れる。このようなゴロツキ集団にとって、デモや批判を繰り返す国民はうるさいハエに他ならない。捕まえて握り潰したいという願望を抑えることができないのだ。

 その結果出てきたのが共謀罪法案だ。政府に対して問題意識を持つ人間を一人残らず捕まえて抹殺するための便利なツールである。平成の治安維持法と呼ばれている。

 元祖治安維持法は、戦前、特高警察により乱用され、多くの犠牲者がでた。治安維持法によって引き起こされた、史上最大の言論弾圧事件として知られるのが、1942~45年の間、研究者や出版関係者ら約60人が逮捕され、凄惨な拷問により4人が獄中死した横浜事件だ。単なる宴会の集合写真に写っていた者全員を一方的に犯罪者扱いし、芋づる式に逮捕したのだ。

 畑中繁雄氏の著作である『日本ファシズムの言論弾圧抄史 横浜事件・冬の時代の出版弾圧』(高文研)から、以下引用する。

引用始め
********************
「やい、いつまで白をきってやがるんだ。なぜ、私は共産主義運動をいたしましたって言わねえのかよ。なげえあいだ害毒を流してきやがったくせに……」
 私には、なんのことだか見当さえつかなかった。いらだつ気もちは急に腹だちに変わっていった。
「それは、いったいどういう意味ですか」
 つとめて冷静に問いかえそうとした、私のその反問はてもなく無視されて、森川(引用者注:神奈川県特高警察の森川清造警部補)の怒声がはねかえってきた。
「なにをこの野郎、太え奴だ。れっきとした共産主義者のくせしやがって!」

瞬間、かれの腕が伸びて、私は頭髪をひっつかまれた。態度を豹変した森川は、ぐいぐい私の頭髪をひっぱって、畳の上にねじ伏せ、頭を自分の膝の間に押しいれるようにした。前のめりに倒された私の両腕は、屈強な二人の刑事によって後ろ手にねじりあげられ、両頬に力まかせの平手打ちがくりかえされた……。「共産主義運動をしたってことを、一言でも否認してみやぁがれ、どうなるか思い知らせてやってもいいんだぜ」「やい畑中! 手前は小林多喜二がどんな死に方をしたか知っているか」「俺たちはな、共産主義者のアバラの一本や二本は、みんなへし折ってるんだ。検事局でもな、共産主義者は殺してもいいってことになっているんだ」「みんな血を吐きゃあがってから、申しわけありませんとぬかしゃあがるんだが、そのときはもう遅いんだ……」──こうしたテロと怒号のうちに、やがて脳髄に沁みいるような疼痛と、朝からの疲労で、身も神経もさすがに弱りかけたとき、膝もとに一片の紙きれをつきつけられ、私はひき起こされて、一人の男に後ろからはがい締めされたようなかっこうになった。と、私の右手は他の刑事によって鷲づかみにされ、私は有無をいわず拇印をとられた。うつろなものになっていた私の目にも、紙片の上に「私は共産主義の運動をいたしました」という、文字が読みとられたのである。

おそらくは、事件は虚偽の事実にもとづいていることに、当時だれよりもいちばんにはやく気づいたのは、ほかならぬかれら自身であったとおもわれる。それだけにかれらの罪はいっそう許しがたいことになる。それをそうと知りながら、なおかれらをこの背徳に駆りたてたものは、そういう人たちの低劣にしてなおかつ性急な出世欲であり、またそれゆえの、戦時政策への狂信的なまでのかれらの迎合心理にほかならなかった、とでも憶測するほかない。いずれにしても、そういう人たちのあえてした背徳行為は、もはやたんなる不作為的過失ではなく、もっとも悪らつな計画的犯罪行為であったといえよう。

えてして戦前の特高本能がそうであったように、治安維持法の濫用による事件のむりやりな拡大とともに、なお殊勲甲へのかれらのあくなき妄執がやがて、かれらに虚像の青写真をつくらせ、いよいよもってふくれあがっていく青写真のすばらしさは、かれら自身を有頂天にさせ、かれら自身をなおそれに陶酔せしめた。しかもできあがった構図はまさに、戦争指導者らの弾圧政策に絶好の口実を提供するものであり、政争の具としても十分適用しうる可能性をもっていた。だからこそ地方警察吏にすぎなかったかれらも、ついに政府筋要人たちと直接繋がりをもちうる糸口をつかみえたことにもなろう。
********************
引用終わり

 治安維持法を乱用して重罪を積み重ねた警察組織は加害者であるが、戦後、苦しみながら過ごした元特高もいるという。下記の投稿を読んで欲しい。

出典:朝日新聞

 仕事とはいえ、人の道に反する行為を行った者はロクな死に方をしないという好例だ。この投稿で記されている元特高は加害者であるが、被害者でもあろう。治安維持法は誰をも不幸に陥れる悪魔の法律なのだ。

図(治安維持法による犠牲者数) 出典:日本共産党のホームページ
写真(治安維持法反対集会への弾圧)

 金田勝年法務大臣は、2017年6月2日の衆院法務委員会で、戦前の治安維持法への認識を問われ、次のように発言した。

「歴史の検証は専門家にゆだねるべきだ」
「(同法は)適法に制定され、勾留・拘禁、刑の執行も適法だった」
「損害を賠償すべき理由はなく、謝罪・実態調査も不要だ」

 戦前の暗黒政治の中で国民の思想・内心を徹底的に弾圧、統制した治安維持法に対して全くの無知であり、かつ無反省であることが示されたのだ。過去の失敗に対して無反省の者は必ず同じ失敗を繰り返す。このような人物を法務大臣に据える安倍内閣が、共謀罪法案(=治安維持法)を強行採決しようとしている。恐ろしい現実である。

 共謀罪法案は、2017年6月15日に成立した。野党の質問権を奪う、委員会採決を省略するなど、与党はやりたい放題であった。「平和の党」を名乗る公明党も人権侵害法案に大いに加担した。

 今後、権力者の暴力装置と化した警察は、下写真のような犠牲者を再び無数に生み出すのだろうか?

写真(拷問・虐殺された小林多喜二氏)

 犯罪に加担するであろう警察官の多くは、苦しみもがいて、後悔しながら死んでいくのだろうか?「中世の国:日本」と海外から馬鹿にされている日本は、戦前から何の進歩もしていない。国際的評価のさらなる失墜は免れまい。

最後に:
 誠に不幸なことだが、共謀罪や治安維持法に関して、ほとんどの日本国民が無関心で危機感を持っていない。政治の話題を避け、お任せ民主主義に浸りきっている有権者たちは情報弱者である。この記事に賛同頂けたら、ネット上での拡散をお願い致します。

以上

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加計学園問題なのに、加計孝太郎氏本人のコメントが聞こえてこないのはナゼか?

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 加計学園問題とは、ある大学の獣医学部新設を巡り、首相官邸が権力を盾に取り、各省庁に対して、ごり押しを行っていた疑惑である。

 安倍総理の「腹心の友」である加計孝太郎氏が代表を務める加計学園。その学校法人が愛媛県今治市に新たな獣医学部を新設したいと考えた。しかし、馬・牛・犬・猫などは減りつつあり、獣医師は不足しておらず、文部科学省が認可を出す状況にはなかったのである。

 にもかかわらず、「官邸の最高レベルが言っていること」、「これは総理のご意向」などの文言を内閣府が用いて、認可を急ぐよう文部科学省へ催促していたことが判明した。官邸の圧力を裏付ける内部文書の存在が明らかになったのだ。

 「総理のご意向」によって、認可されるべきではない獣医学部の新設が、政治の力を背景にごり押しされる。しかも、許認可を申請しているのは首相の「腹心の友」だ。「総理のご意向」を理由に行政が歪められている状況は、まさしく権力の腐敗であり、ファシズムの一端を象徴している。有権者が政治に無関心で、お任せ民主主義が横行していると、「政治主導」は権力者の暴走を招くのだ。

 特に加計学園のケースは、土地の取得や助成金などで愛媛県や今治市から133億円の税金が拠出されることになっている。しかも、大学は一度認可されれば毎年、私学助成金の名目で多額の税金が投入されることになる。安倍総理のお友達のために、何十年にも渡って、合計いくらの税金が無駄遣いされることになるのだろうか?全国民が詳細な経緯に関心を持つのは当然のことだ。

写真(男たちの悪だくみ) 出典:安倍昭恵氏のフェースブックより
写真(安倍首相人脈と加計学園グループ) 出典:週刊朝日
加計学園の獣医学部新設をめぐる構図

 この問題に関して、前文部科学事務次官の前川氏は、様々なメディアの取材に応じ、積極的に証言している。要請があれば、国会での証人喚問にも応じると答えている。公僕として、誠に立派な態度だと言わざるを得ない。対する政府側は、記者会見でも国会質疑でもウソ・ゴマカシなどに終始し、日本国民をイライラさせるばかりだ。税金ドロボーとは正にこの事だろう。

 ところで、加計問題の主役級の一人である、肝心の加計孝太郎氏本人のコメントが全く聞こえてこない。おかしいと思いませんか?

 安倍総理の腹心の友だからと言って遠慮せず、全メディアは、総力を挙げて加計孝太郎氏本人へ取材をするべきだ。ネット上で賛同の輪を広げられたらと思う。

以上

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共謀罪に無関心な人には、この演説がオススメ。「政府はあなたを一般人と思ってない!」小池晃議員の説明は分かりやすくてパワフル。

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 2017年6月11日、小池晃参議院議員が、「共謀罪に反対する緊急渋谷街宣」に参加し、演説を行いました。

 上のビデオ内容を書き起こしました。

書き起こし始め
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皆さん、こんにちは。
未来公共の皆さんが、こういう場所を作ってくれたことを、心から感謝したいと思います。

共謀罪は廃案しかないんじゃないでしょうか?
今日のNHKのテレビ討論に、私、森ゆうこさんと一緒に出ましたけども、与党は弁解ばっかりしてた。
歯止めがあるなんて言ってた。
でも、どうでしょうか?
実行準備行為があるから大丈夫だって言うけど、じゃあ、その実行準備行為って何ですか?
見分けつかないんですよ、これ。
「例えば、桜の木が満開だった時に、その桜の木の下を歩いていたら、それが単なる花見なのか、それとも犯行の下見の実行準備行為なのか、どうやって見分けるんですか?」
こういう質問に対して、金田法務大臣は、「花見の時は弁当とビールを持ってる。犯行の下見の時は、地図と双眼鏡を持っているから、区別できる」なんて言った。
滅茶苦茶じゃありませんか。
弁当持って犯行の下見をすることもあるし、地図持って花見に行くことだってあるんじゃないでしょうか。
何の歯止めにもなってない。
「いやいや大丈夫です。組織的犯罪集団だけが対象です。一般人は関係ありません。」
こんなこと言ってますけど、だいたい、「私たちは組織的犯罪集団でございます」なんて言う団体がある訳ないじゃありませんか。
参議院の審議の中で、政府は新しいことを言い出したんですよ。
環境保護団体や人権団体を隠れ蓑にするような団体は、これは共謀罪の対象だって言ったんです。
隠れ蓑にするかどうかを確かめるためには、環境保護団体だって、平和団体だって、労働団体だって、監視しなければ成立しないではありませんか。
それから、組織的犯罪集団の周辺者も対象だって言い出した。
周辺者って何ですか?
ドンドンドンドン、歯止めなく広がっていってる。
皆さん、この共謀罪を許したら、本当にとんでもない監視社会になってしまいます。
今でも、警備公安警察というのは、こういう運動だって、多分何人か周りに、いや、もしかしたら何百人か、そういう人が見てるかもしれないんですよ。
岐阜県の大垣署という所では、風力発電の施設を作ることを求めていた(注:正しくは「反対していた」)市民団体を警備公安警察が、そのつながりのある人も含めて捜査していた。それを、今でも国会では「適正な行為」だと言ってるのが、今の政府なんですよ。
特定秘密保護法、そして盗聴法の拡大、その上、共謀罪なんていう武器を与えてしまったならば、本当にモノ言えぬ、尾行がはびこる、監視がはびこる、そういう社会になってしまうのではないでしょうか。
だいたい皆さん、安倍政権は、政権に楯突く、そういう人は一般人だと思ってませんからね。
だって、特定秘密保護法を強行した時に、私、忘れもしない。
参議院の本会議で、「こんな法律が通ったら、原発事故の秘密を明らかにせよと迫った一般人が、処罰されてしまう」と言ったらば、自民党の席から何というヤジが飛んだか?
「そんなのは一般人じゃない。」
こういうヤジが飛んだんですよ。
今日、ここにお見えの皆さんは、自民党は安倍政権は、一般人だと思ってないんですよ。
そのちょっと周りで見守っている方も、一般市民だとは思ってないんですよ。
こういう形で、モノ言えぬ社会にして、戦争への道を進んでいく、そんなことは絶対に許してはいけないんじゃないでしょうか。

写真(共謀罪反対演説をする小池晃議員)

金田法務大臣は、「かつての治安維持法は適正に作られ、適正に執行された」と言いました。
こんな人たちに共謀罪を与えたら、治安維持法よりひどいことになってしまうじゃありませんか。
力を合わせて闘って、必ず阻止していきましょう。

多分、こういう姿を見ると、自民党なんかは、「理念なき野合」だとか言うんでしょう。
そんなことありません。
「憲法を護る」、これ以上の理念はないじゃありませんか。
我々協力するのは、「何か血液が違う者同士の輸血みたいなもので、死んじゃうかもしれない」と言った人がいる。
しかし、輸血をしようと言ってるんじゃない。
手をつなごうと言ってるんです。
血液型A型とB型が手をつないでも、死んじゃうことはありません。
ちなみにこの「死んじゃう」と言ったのは、幹事長になる前の野田佳彦さんなんですけど、最近、野田さんは、「輸血はできないけれども、握手はできる」とおっしゃった。
分かってくれてるんじゃないでしょうか。
市民と野党が共闘してこそ、安倍暴走政権を止めることができるんです。
どうか皆さん、声を上げて、あと一週間、共謀罪は廃案に、森・加計疑惑は徹底究明、証人喚問、ご一緒に頑張りましょう。
ありがとうございました。
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書き起こし終わり

 短い時間で、なかなか分かりやすくて、かつ、力強い演説ですね。「野党と市民は共闘」とおっしゃるあたり、共産党はかなり現実的で柔軟性があると思います。

 小池さんが言う通り、共謀罪法案が成立すれば、政府のやり方に疑問を持つものは誰でも一般人ではなくなり、だれでも逮捕され得ると思います。もし、あなたの身の回りに無関心で他人事だと思っている人がいたら、この小池さんの演説を勧めてみてはいかがでしょうか?何かを考えるきっかけになると思います。

関連記事のリンク:
共謀罪法案は、逮捕される者だけでなく、警察自身にも地獄をもたらす。悲劇を繰り返す中世の国。

以上

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