【悪魔の所業!】原発のゴミで作られた兵器により生命を脅かされている人たち

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写真(劣化ウラン弾が原因で、先天性心臓疾患と四肢奇形になった女の子) 出典:Donna Mulhearn
写真(劣化ウラン弾が原因で、先天性心臓疾患と四肢奇形になった女の子) 出典:Donna Mulhearn

 世界中の原発から発生した放射性廃棄物を安全・確実に処分する方法はあるのでしょうか?途方もないお金と時間がかかる、最終処分場の候補地すら見つからない、極めて危険である、将来世代に負の遺産を残すなど、問題山積です。

 これらの事実から目を背けて原発再稼働を目論んでいる人たちは犯罪者と言っていいでしょう。しかし、世の中には犯罪者を上回る悪魔がいます。放射性廃棄物を利用して劣化ウラン弾を製造し販売することを思い付いた人たちがいるのです。金儲けにもなるし、放射性廃棄物の処分もできるので一石二鳥だと思ったんでしょう。

 イラクなどの戦場で使われた劣化ウラン弾は放射性物質をまき散らし、兵士や住民たちに深刻な健康被害をもたらしています。悪魔の所業です。巨大な原子力産業を持ち、軍事的にもアメリカと結びつきが強い日本は劣化ウラン弾と大いに関係があります。

劣化ウラン弾とは?
 劣化ウランは、原発や兵器用の濃縮ウランを生成する過程で生まれる。劣化ウラン弾は、1991年と2003年のアメリカ-イラク戦争で大量に使用された。劣化ウランは密度が高いので戦車の装甲板を貫通することができる。劣化ウランが燃え上がると、放射性粉塵の酸化ウランが空気中に拡散する。酸化ウランの半減期は約45億年だ。

劣化ウラン弾による健康被害
 劣化ウラン弾が使われた地域に入る時は防毒マスクを着用するように、イギリス国防省は自国の兵士に通達した。しかし、イラク国民に対して警告は一切無く、多くの人が放射性粉塵と接触してしまった。その結果、劣化ウラン弾が使われた場所では数年後、先天性奇形や癌が多発するようになった。
 粉末状のウラン酸化物は、呼吸・食べ物を通して体内に取り込まれる。血液中に溶けると腎臓を傷め、骨では周囲細胞が被爆し続ける。内部被爆で遺伝子の突然変異が起こり、癌や奇形の原因となる。その影響は世代を超えて継続する。2010年に実施された調査結果によると、ファルージャで生まれた赤ん坊の14.7%に異常が見られたという。

 下記のYouTubeビデオで、劣化ウラン弾による具体的な健康被害を確認できます。むごい映像ですが、目を背けずに事実を確認して頂きたいと思います。

覚悟が必要。劣化ウラン弾放射能影響(5分21秒)2012年5月公開

参考文献リンク:
IPPNW(=International Physicians for the Prevention of Nuclear War:核戦争防止国際医師会議)の資料

以上

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【福島原発事故の真実】高線量地域から避難している人の声に耳を傾けよう!

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出典:不明
出典:不明
写真(原発事故による避難基準比較) 出典:明かり新聞
写真(原発事故による避難基準比較) 出典:明かり新聞

 上の一覧表を見ると解りますが、チェルノブイリ原発事故では高線量地域に人が居住しないように厳しい基準が設けられています。健康を第一に考えれば当たり前のことです。一方日本では、高線量地域に住むことを制限しておらず多くの住民が健康を害しています。

 なぜチェルノブイリと比べて基準が甘いのか?

・多くの住民を強制避難させるとお金がかかる。
・避難区域を狭めないと大事故だと思われたり、原発事故が収束していないと思われる。
・原発再稼働や原発輸出を進めにくくなる。
・政権の支持率が下がる。
・その他

 「財閥の利益第一、国民の生活・健康はどうでもいい」という方針が安倍政権では貫かれていますが、原発事故による避難政策でも同様ですね。

 日本の基準では強制避難区域ではなくても、そこに住むことで健康を損なってしまい、どうしても避難せざるを得なくなった人が大勢います。政府はこの人たちのことを「自主避難者」と呼んでいますが、福島県により住宅の無償提供が続けられてきました。しかし、2017年3月に、この支援が打ち切りになることが決定しました。

 住宅支援によってかろうじて生計を成り立たせている人がたくさんいます。支援打ち切りになれば、当然、生活が困窮します。だからと言って、福島県の自宅に帰ることもできません。健康に悪影響が出るからです。支援を打ち切られる側からすれば、支援を打ち切る人間が悪魔に見えるでしょう。

 何か政策決定をする前には、被害に遭って苦しんでいる当事者たちの声に丹念に耳を傾けなければなりません。原子力推進側(政治家、官僚、メーカー、御用マスコミ、御用学者)の力があまりに強大で、かつ、多くの日本国民が無関心なため、困っている人達の声がほとんど聞こえてきません。そこで、今回は次のYouTubeビデオを紹介致します。

 まずは事実を知ることが大切です。是非、参考にしてください。

「住宅支援なければ生活困窮」全国の自主避難者ら訴え(13分43秒) 制作:OurPlanet-TV

以上

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【福島原発事故による汚染の実態】フランス放送局によるドキュメンタリーを紹介します。

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写真:線量を計る福島県の農夫 出典:フランスFR3放送「フクシマ・地球規模の汚染へ」
写真:線量を計る福島県の農夫 出典:フランスFR3放送「フクシマ・地球規模の汚染へ」

 福島原発事故により実際にどのような被害が生じているのか、最近の日本のマスコミはほとんど報道していません。原発マフィアのメンバーである御用マスコミが大勢ですから、多くを期待することはできません。しかし、国民の健康に関わる問題ですから大人しくダマされている訳にはいきません。

 こういう時には海外メディアの報道がとても役立ちます。日本の権力層にあまり遠慮する必要がないのが強みです。

 今回は、フランスの放送局が制作したドキュメンタリーを紹介いたします。

フランスFR3放送「フクシマ・地球規模の汚染へ」(54分9秒)日本語字幕あり

 54分という長い動画です。時間が無くて一気に全て見ることが出来ない場合は、何回かに分けてご覧ください。

 以下に、内容の概略を時系列で記します。

・福島原発事故により汚染された魚がスイスの店頭で見つかった話。
・福島原発事故の発生経緯
・政府を信用せず、自分たちで線量を測定する福島県住民たち
・政府が学校に設置したモニタリングポストの数値は実態を表していない。
・モニタリングポストの数値が低く表示されるように調整しろ、と圧力をかける文部科学省の話
・福島原発に近い双葉町での線量測定場面
・避難することを拒否し、高線量地域に住み続ける農夫の紹介。世話をしている牛は次々に死に、自分自身のDNAも傷ついている。
・政府が行う健康調査はとても不親切だということを示す事例を紹介
・放射能の影響を心配する必要はない、と話す御用学者を紹介
・海洋汚染が世界中に広がっている話。
・放射能雲が世界中に拡散したという説明。
・釣った鰻の放射線測定をする南相馬市在住の男性紹介

以下、事情によりビデオを観れない人のために、字幕の書き起こしを記します。

書き起こし始め
*************************
スイスの決意 それは20年後に 原発をゼロにすること。
日本で福島原発が、大事故を起こした直後の、決定である
“福島原発では、今日も新たに、2回の爆発が同時に起こりました“
津波の後 福島原発が、連続爆発してからというもの、スイス人は放射能に対してひときわ敏感になった。

「“日本の汚染魚にノー!” 韓国は福島産のすべての海産物を輸入禁止しました」
バーゼルの研究所が、昨年10月にスイスのスーパーで売られていた魚が、放射能汚染していたのを発見した。
太平洋産のマグロから、セシウム134と137が検出されたのだ。福島原発事故由来の、汚染である証拠だという。
「ご覧のようにセシウム134と137の、両方を含有してました」「どれくらいの量?」 「0.1から0.5ベクレル/ Kgです」

所長によれば 基準値以下のため、健康には危険はないということだ。
我々のために、別のサンプルも分析してくれる。「この魚は何ですか?」「タラです」
「太平洋産タラ…バーゼル市内の店で買いました。セシウム検査をするために…」(マルクス・ツェーリンガー バーゼル研究所放射能研究チームリーダー)
「二つのセシウムが同時に検出されたら、福島が汚染の原因だと言えます。」
分析の結果 タラも福島の放射能に汚染されていた。行政の基準によれば、危険はない量とのことだが…

しかし国境の向こうのフランスには、別の意見の専門家もいる。
(クリラッド測定所)ブルーノ・シャレロン 核物理学エンジニア
“放射能が無害”などという発言は、非常識だと彼は言う。
「被ばくには“しきい値”というものは、存在しないのです。」
「体が最少量のベクレルでも、ガンマ線やベータ線を、外部や内部から受ければ、後年、それがガンになっていくキッカケになりえます。」
だから 被ばくとは、闘わなければいけない。 終わりのない戦争だ。

それが地球の裏側では、3年前から猛威をふるっている。
日本… その日 マグネチュード9の大地震が、日本の沿岸部を襲った。
数十分後 巨大な水の壁が、太平洋岸一帯を飲み込む。犠牲者は2万人を超えた。5千人が行方不明だ。。
津波は 福島第一原発も壊滅させた。これが運命の瞬間である。巨大な波が施設を襲う。
冷却用タービンは 水没して壊れ、原子炉はメルトダウンを始めた。次々に爆発が起こった。
世界はチェルノブイリ以来、史上最悪の原発事故を目の当たりにした。
原発から放射能雲が発生し、国土の大きな面積を覆った。
政府は3万人の住民避難を決定。 原発周辺に最初は20km。やがて30kmの閉鎖区域を設けた。

3年が過ぎた… 福島周辺では、今でも津波の爪痕が生々しい。 
見渡すかぎりの瓦礫の山 家や家具の残骸 壊れた車 トラック
この地方全体が、巨大な除染作業の現場と化した。

放射能雲は、いたる所を通過した。
たくさんの作業隊が表土を5cm掻き取り、巨大な黒い袋に詰めている。 別の作業員が、それを積み上げる。
処分法がないからだ。

日本政府によれば“現場はコントロールされている”
しかし現地の住民は安心できず、自分たちで何とかする決意をした
例えば原発から20km の南相馬市。事故の翌日に避難を命じられた町だが、2012年4月 閉鎖区域から外された。

住民は放射能という“毒”を自ら計測することにした。事故後 独立した団体が数多く結成された。
「仮置き場が見えますよ」「放射性物質が貯蔵されてる所です」「積み上げられて ゴミの山になります」
こうした団体の代表者は、ガイガーカウンター持参で、住民のSOSに駆けつける。

丘のふもとの、立派な家に呼ばれた。家は市の除染を受けたばかりだ。しかし家主は安心できずにいる。
「全部 測りましょうね」日本政府の定めた許容基準値は、毎時0.23マイクロシーベルト つまり年間1ミリシーベルト
国際的な基準によれば、それ以上の被ばくは危険である。

「素敵なお宅ですね」「放射能がなければ、もっと素敵ですよね」家主は名のある陶芸職人だ
調査を始めると、たちまち測定器が鳴る。 基準値の20倍…
「ここの除染は完了しています」
「放射性物質はすべて除去したと、行政は主張してますが、このコンクリートの上など5マイクロシーベルトあります」
「普通は年間1ミリシーベルト以上、放射能を受けてはいけません」
「ここの年間の被ばく量は、4.3ミリシーベルトです」
「チェルノブイリなら、避難地域に指定される量です」
「居住禁止のはずです。」
「ここは、誰も住んではいけない場所なのです」

彼は、妻と3人の子供を300km遠い場所に移住させた。しかし自分は残るつもりだ。
大山弘一さんは 原発事故以来、ここに一人で住んでいる。
「15年前にここに来て、チェーンソーで土地を切り開きました」
「この家は自分で建てました」「庭も家も全部、自分で設計しました」
大山さんの家計は、惨憺たるものだそうだ。 補償はなく、顧客もないので、収入はゼロ。
しかし税金は、今でも毎年取られる。

テラスの線量は強烈だ。基準値の40倍を超える。
「素敵な家ですから、売りに出してはいかがですか?」「誰も買いたがりませんよ」
「どうして?」「だって、放射能汚染してますもの」「放射線管理区域内です」
「ここの家を買う人なんていません」

南相馬はどこも、放射能だらけだ。政府は、地域の学校すべてに、モニタリングポストを設けた。
保護者を安心させるために、リアルタイムの線量が示される。0.13マイクロシーベルト/時 基準値よりずっと低い
しかし数メートル離れた道端の数値は、0.8マイクロシーベルトまで上がる。
学校前の公式数値の五倍だ!

「学校は除染されましたから」(吉田邦博 市民放射線測定所(CRMS)代表)
「当然 数値も低くなっています」
「でも10メートル離れただけで、数値は変わります」「4倍から5倍に上がります」「10倍に上がる所もあります」
「私に言わせれば モニタリングポストは、何の役にも立ちません」「税金の無駄遣いです」
「これは自然放射線なんですか?」「もちろん違います」「自然放射線だったら、0.05マイクロシーベルトくらいです」
地域のすべての学校が、行政によって除染された。

いわき市 福島原発の南40km。 この日、小学校では、みんな熱狂していた。
地元野球チームの人気選手を迎えたのだ。
そしてグラウンドの片隅では、気ぜわしい様子のお母さん3人…
彼女たちも公式数値をチェックするグループを結成したのだ。

1メートルごとに、グラウンドを測定する。「そこの場所が、学校では一番高いです」(千葉ゆみ 主婦)
「0.18マイクロシーベルト以上です」
「グラウンドにしては高いですね」「健康にはまったく害がないと、保証されている数値です」
「でも原発事故前と比べると、3倍から4倍 高いですね」
グラウンドの次は校庭だ。子供の健康を心配して、お母さんたちは、天任せにはしない。
「このタブレット GPS機能が付いていて 直接線量を記録するんです。」

学校責任者は万事順調だと主張するが、動揺を隠し切れない瞬間もある…
「学校の除染は済んでますか?」「はい、人が来て学校の裏の木やあそこの木を切りました」
「でも、正式の除染はされてません」「子供が遊んでも安全なのですか?」
「私、個人としての意見ですか?」「それならノーコメントです」

教頭の後ろには、モニタリングポストが2台も立っている
1台目の数値は0.09マイクロシーベルト 2台めはずっと高い数値を示している
毎時0.14マイクロシーベルトだ
「長い話になるのですが、私の聞いたところでは、1台はある会社で作られたのですが、性能を満たしていないということで、文部科省が契約を解除したそうです」
「その後、新しい機械が設置されました」「裁判になってると思います」
「同じ数値が出ますか?」「こっちの方が良くないようです」「性能が満たされていないそうです」
妙な話だ
われわれは取材旅行中ずっと、隣り合わせのモニタリングポストに出会った。
政府が設置したモニタリングポストは、隣りの計器より低い線量のことが多い。
この差はどこから来るのか?

東京に戻る
この倉庫は、契約解除された計器のメーカーのものだ。彼が社長の豊田氏
「これが文部科省が発注したものです」(株式会社アルファ通信社長 豊田勝則)
「省は600台 このリアルタイムの計測システムを注文し、福島県に設置しました」ところが使用が始まった数週間後、省は計測値を補正するように要請した。
“計器の表示する値は高すぎる”という理由である。
省の通知は厳しい口調だった。「省から届いた通知です。」二〇一一年十月二十六日付け
「ここに“表示値が高すぎる”とあります」「彼らは、6基のモニタリングポストを、現場で検査し、省のガイガーカウンターに比べて、私どもの計器の値は、はるかに高いと」
「従って、表示値の補正が、必須であると」「即座に調整を行なうように、要請されました」
しかし豊田氏の計測器は、国際基準に従ってアメリカで製造されていた。そしてアメリカの製造者は、補正を拒否した。
「アメリカ側とコンタクトを取り、数値を下げてくれと頼みました」「“機器は国際基準に則している”という返答でした」
「“なぜ日本の基準に合わせる必要があるのかわからない“と補正を拒否されました」
放射線量というのは不確定であるため、20%程度の振れ幅が適用される。
しかしほとんどの国が、慎重をきして、最高値を採用している。
日本の官庁は、われわれの問い合わせに応じなかった。
豊田氏との裁判を控えているためという口実である。
国民の不安をあおるのを恐れて、危険を最小限に見せる。
事故当初から 国のこの態度に、日本人は苛立っている。

安全発言を告発するために、隠しカメラの使用を辞さないジャーナリストもいる。
日本では普通、ほとんど使われない。そのため、このジャーナリストの顔を公開することはできない。
“桐島 瞬”は彼の筆名だ。この3年間、原発内部を撮影するため、定期的に作業員として働いている。
この日は、東京のある労働組合で、目撃したことを報告した。
集まっているのは原発労働者。クビになる恐れがあるので、顔は公開できない。
「海を見るとすごく綺麗だけど、原発内部は、メチャメチャです」
「これは?」「一号機のタービンです」「汚染水用のホース 破れたものです」
原発内の仕事は、キツくて危険だ。5千人の作業員は、みんな志願者だ。
桐島 瞬は写真をとることは、自分の義務だと考えている。
「危険は承知です」「48歳 もう若くないですから、構わないです」
「本当のことが知りたかったんです」
「何が一番大切か、考えました」「危険を冒すほかない」「原発内で起こっていることを、本当に知るために…」

彼は、私が福島原発に接近する、手助けをしてくれることになった。
2012年以来 閉鎖地域は、原発周囲の円状ではなく、放射能の広がりに、ほぼ沿っている。
許可なしで入ることは、不可能だ。報道陣に許可の出ることは稀で、非常に規制されている。
しかし彼は、通行許可を持っているのだ。
私は彼の車のトランクに隠れて、 閉鎖区域に入ることになった。「チェックポイントです しばらくジッとしていて!」
「こんにちは!」「申告することはありませんね?」「はーい どうぞ!」
数キロ先 人目のない場所で、トランクから出る。だが顔を隠すように、アドバイスされた。
「こうやって、日本人っぽくして、外国人だとわからないようにしました」
「日本人っぽく見える?」「ああ これなら目立たない」
原発に向うと、ガイガーカウンターが鳴り始める。
許容基準値0.23μを超えている明らかな証拠だ。
「10.4」「危険?」「ああ 高すぎる」「10.4? 高すぎる 危険だ」
「ほら ここを左折すると 1キロ半で原発だ」
双葉小学校の駐車場に案内してもらう。
政府のモニタリングポストには、標準の50倍の線量。
桐島 瞬は激怒する。
「バッテリーを地面に置いてある!」「ガンマ線はブロックされてしまいます」
「計器は、バッテリーと鋼鉄板の上に設置されてます」「ガンマ線は、センサーに届きません」「公式の線量は少なくなります」
その証拠に二メートル離れた草の中では、21マイクロシーベルト/ 時
公式線量の2倍に近い。

校舎の裏では測定器は狂ったように鳴る。
「ほぼ40マイクロシーベルト」「地面に置くと、単位が変わります」「ミリシーベルトになりました」
「0.32ミリシーベルト つまり 320マイクロシーベルトですね」安全基準の1300倍を超える! 
日本政府は、双葉町が、何十年も住めないと宣言した。
「10年 50年は 帰れません」「ここに住んだら 許容基準の50倍の線量を浴びることになります」
「年間50ミリシーベルト以上… 不可能です」「あまり長居しない方がいい… 行きましょう」
「ここによく来るのですか?こんな危ないのに…」「私は福島原発で長く働いたので、もういいんです」
「でも あなたみたいな普通の人は こういう場所に長居しない方がいい」
閉鎖地域の線量は、 基準値をはるかに超える。
原発の周りの村では、2011年3月の震災の爪痕もそのままに、時間は止まってしまった。
しかし日本政府はいつか 住民を帰還させる希望を失わない。
そもそも家を捨てることを、拒否した人も多い。この農夫は、原発から14kmの場所に住んでいる
「私はレジスタントです」「神風」「牛のテロリストです」
吉沢正巳さんは、300頭の牛と一緒に暮らしている。みんな被ばくをしている
「茶色い牛は日本特有で、黒いのとは全然違うんです」「出荷できませんし、食べることもできません」
「譲渡も 売買も、よそに持ち出すことも、政府に禁じられています」
東電からは2千万円の賠償金を受け取った。
「7.9マイクロシーベルト…」「7.6マイクロ この辺りは高いです」
吉沢さんは 危険にもかかわらず ここに残る決意をした。
「人生の最後まで、群れにエサをやる 牛飼いでいたいんです」
「牛を売れなくても、もう関係ないです」「原発事故があった… 仕方ないんです」
「原発が爆発してしまったんだから…」「何が起ころうと 最後まで、生き物たちの世話をするんです」
「残りの20年」しかも、牛たちは病気だ。
事故から一年 皮膚に白斑が現われた。「2012年8月から、白斑が出はじめました」
「黒毛牛ですが、首や背中や体のあちこちに、白い斑点が出ています」「すこし減りましたが、こっちの牛にも出てます」
「被ばくをしているせいだと思います」「皮膚や色素の変異みたいなものでしょう」
事故以来 200頭以上の牛が死んだ。原因は不明だ。政府は獣医を派遣して調査を行なったが、結果は一度も送られて来ない。

「この牛は突然死にました」「健康に見えたのですが、突然元気がなくなって、原因はわかりません」
「子牛も一緒に死にました」「原因不明です」「元気だったのに…」
一頭ずつ死んだ牛のために、慰霊碑を建てている。しかし自分自身の体調については語りたがらない。
「DNAの検査を二度ほど受けました」「大丈夫だと言われました」「少し心配な部分もあるけれど、 標準の範囲だと言われました」
「若い人ほど心配だそうです」「私は来年60歳になるので…」「そんな年だから もう心配ないんです」
それでも われわれに 診断書を貸すことを承知してくれた。
検査によれば、彼のDNAは損傷を受けていた。問診をした日本の医師は、手で書き込みをしている:
“やや高めですが心配ありません”
しかし別の医師はこの記述に、憤慨した。チェルノブイリ事故後 ウクライナで、長く働いた医師だ。
「ある畜産家が、検査でDNAの損傷を認められましたが、医師は問題ないと言っています」
「それはお医者さんが言ったんですか?」「とっても危ないですね」(河田昌東 分子生物学者)
「上昇がどういう意味を持つのかは、わからないのです」
「わかるのは、体内で何か大変なことが起こっているということです」
「DNAが損傷すると何が起こるのですか?」
「発癌リスクが非常に高まります」
「しかしチェルノブイリでは癌も増えましたが、他の病気も多く現われました」
「実は、癌はチェルノブイリ事故後に 現われた病気の10%に過ぎません」
「多かったのは心臓病です」「セシウムは体内に入ると、すい臓と心臓に溜まるからです」
「それから体全体に広まることが、わかってきています」

福島では、こうした健康被害リスクが、2011年3月以来、現実にある
原子炉建屋が次々と爆発し、高濃度の放射性プルームが放出されたから
甲状腺癌の蔓延を恐れて、日本政府は大規模な健康調査を実施している。
0から18歳の36万人の子供が、 ホールボディーカウンター測定と、甲状腺の超音波検査を受けなければならない。
しかし保護者にとって 検査は良識的とは言えない。
郡山市 原発から50Km  ここも放射能雲が通過したため ひどい放射能汚染をしている。
住民は子供の心配をしている。「見て まだ毛があるよ」「うん 僕 毛があったの」
野口とき子さんは、二児の母親だ。13歳のユメちゃんと 9歳のダウン症児 リンタロウ君
リンタロウ君は、原発事故直後に髪の毛を失った。医者によるとストレスが原因だ。 
「一番危険だったのは、3月15日だったと思います」
「爆発後 何時間のタイムラグがあって、放射能が風に乗ってきたのが、15日だと思います。」「それが15日の雪雲で、郡山市に降り注いだのです」
昨年 ユメちゃんとリンタロウ君も、県民健康管理調査に参加させられた。甲状腺の超音波検査を受けたのだ。
「甲状腺検査を受けるためには、保護者はサインと捺印をします」「結果は子供の名宛で郵送されます」
「“野口リンタロウ様”とあります」「封筒には“親展”とあるので、彼しか開けられません」「まだ小学校四年の身障者なのに!」
「それで私たちが開封しました」「結果は、20ミリ以下ののう胞があると、それだけです。数もサイズも図も無しです」
「最後に“A2判定”だとあります」「次の検査は二年後だそうです」「信じられません!のう胞があるのに 二年も待つなんて!」「ショックもありますが、 怒りの方が大きいかな…」
とき子さんの子供は、二人ともA2判定だった。

保護者に渡された書類によれば、検査結果は次のように分類されている。
A1判定=甲状腺に異常は見られませんでした。
A2判定=のう胞 または結節がありますが 問題はありません。
BとC判定は二次検査 または 手術を必要とする。

この不十分な情報に 保護者は安心することができない。
すでに75人の甲状腺癌と疑いが、発見されているだけに、なおさらだ。
通常の発症率の、15倍だ! 各地で、真実を探るための協会が、動き出した。
その一つ 三春村も 放射能雲の影響を受けた地域だ。この日 学校の体育館で、たくさんの家族が順番を待っていた。
「ここの黒く見えるシミが、のう胞と呼ばれるものです」この医師は甲状腺癌のスペシャリストだ。ボランティアで検診を行なっている。
「甲状腺の左側に結節があります」「サイズは 8.2×3.6ミリ…」
福島県の甲状腺検査は、信頼できないと、彼は言う。
そして権威機関の主張とは逆に、日本で癌が多発する恐れがあると言う。
「15年か20年後には、大変な状況になる可能性があります」
「今の日本では 地上1mの線量が、年20mSv になる場所に、人が住んでいます」(西尾正道 北海道がんセンター院長)
「チェルノブイリの基準ならば、住民を移住させなければいけません。」「年間3mSv以上で、移住でしたから」
「しかし日本は年20mSv まで、居住を許しています。」「このままでは大変なことになります。」
およそ100家族が、西尾医師の診察を受けに来た。
「結果はいかがでしたか?」「問題ないそうです」「安心しました」
政府が沈黙する中 こうした協会が、人々に、わずかな安心と希望をもたらす。
「特別なことをやってるわけではありません」(鈴木薫 いわき市市民放射能測定室事務局長)
「私たちのまわりは、放射能だらけです」「いつ次の爆発が起こるか、わかりません」
「私たちはそういう状況に生きてます」
「そんな中で、子供たちを放射能から守るには、…私たちは殺されかかっているようなものなので…何かしなければなりません」
「とっても受身な姿勢ですが、闘わなければなりません」
日本政府は信用ならないと評価されている。その政府を相手に、闘うすべのない保護者たち
事故後 政府はこのアドバイザーを任命し、すべてが始まった。
このビデオはインターネット上でも拡散された
山下医師の発言は、日本中を震撼させた
「放射能の影響は、ニコニコしている人には来ません」「クヨクヨしていると来ます」「これは明確な動物実験でわかっています」
山下医師は、われわれの取材依頼に応じなかった。
その代わり、後任者に会うことができた。鈴木医師だ。
“保護者が不安に思う必要はない”と 彼は言う。
「二人に一人の子供は、医療措置を受ける必要がありません」
「のう胞があるのに?」「はい 問題ありません」
甲状腺癌の数もまったく異常ではない と、鈴木医師は言う。一番危険なのは、不安をあおることだそうだ。
「放射線は目に見えません」(鈴木眞一 福島医科大学付属病院病院長)
「放射線による被害は、すぐには現われません」「ですから事故当初、みなさんが心配をされたのは普通です」
「しかし、私の個人的意見ですが、放射線よりも放射線への恐怖の方が
日本人に大きな影響をもたらしています」
「放射線を怖がるのが、一番いけません」「わかりますか?」
だが疑いがあるのか、福島大学は 巨大な放射線影響研究所を建設中だ。
2016年に開業予定だ。日本は、暗い時代の到来に備えているわけだ。
制御不可能なモノの制御を、試みるため日本政府は、原発から60kmの福島市に原子力災害対策本部を設置した。すべての関連省庁がここに集まっている。そして原発を所有する東電もいる。
広報班長の木野正登さん 事故当初から、本部を指揮している彼の任務はまだまだ続くだろう
「もう3年近くここにいます」(木野正登 原子力災害対策本部(経済産業省))
「今のところ、後どれくらいここに、いなければいけないかわかりません」
「放射能がなくなるまでは 30年 40年かかるでしょう」「ですから、まだ長い間、ここで働くことになるでしょう」
原発を解体するのに40年、しかし目下、メルトダウンした原子炉を冷却しなければならない。 常時 水を掛け続けるのだ。非人間的な仕事だ。漏水ばかりしている。
何百人もの作業員が危険にもかかわらず、リレー作業を続ける。
汚染をなんとか遮蔽しようと、応急処置をしている。
毎日300トンの高濃度汚染水が、太平洋に流れている。
「みなさん 環境の心配をされています」「高濃度汚染水が海に流れていますから」
「当然です、特に漁業の方は心配されています」「一日も早く、汚染水の問題を解決しなければなりません」

原発から海に漏れる汚染水が、 魚を汚染させている。
昨年水揚げされたこのアイナメは、基準値の2500倍の汚染をしていた。
漁業は沖合い40kmまで禁止されている。いわき市のトロール船は、外洋まで操業に出なければならない。
捕獲が許可されているのは、約40種類の魚だけだ。その一部は検査に出さなければらない。
港では、県の役人が待ち受けている。「魚は研究所に持って行きます」「放射能の検査をするためです」
この数ヶ月 県の検査結果は、魚を売ったり食べたりするのに、安心な値になってきている。

「食べるんですか?」「もちろん タコ」「生で?」
「もちろん 食べるよ 汚染ないもの」(鈴木みつのり 漁師)
「放射能ゼロだもの」「これも放射能ゼロ」
タコやイカは、放射能に敏感ではなく、漁を許されている数少ない魚種だ。しかし漁師たちは、全面解禁を願っている。
「常時モニタリングしていると、基準値超えの魚も見つかります。100ベクレル以上ということです。でも検査のたびに、値は下がってます。政府は、とても慎重なんです。だから、何百回も検査して、はじめて漁の許可を出します。」
日本政府は、汚染の続く限り、漁業を監視・制限すると宣言している。

日本気象研究所も、モニタリングに参加している。
青山道夫は、2011年以来政府の委託で、太平洋の放射能の拡散を観察している。
そして安心できる見解を表明した。「福島原発から流出した放射能は、まず黒潮に乗ります」「そして東に進みます」「ただしそれほど東進しません」
「2011年冬から2012年春にかけて、汚染は東に流れました」「そこで冷やされて沈みます」「深く沈んだ後、方向を変えて南に向います」「そして西に戻ります」「日本に帰ってくるのです」「こうして一部は日本に帰ってきます」
「福島から2500~3000キロに、運ばれた放射能は、水深400mまで沈んでしまっています」
青山教授によれば、太平洋の生物には、まったく危険はないということだ。
「絶対ですか?」「太平洋の魚はまったく問題ありません」(青山道夫 気象庁気象研究所)
「危ないのは、福島原発に接する海域の魚だけです」「ここで育つ魚の遺伝子は、放射能でほんのすこし傷ついています」
「けれど外洋の魚は、浅い所でも、深海でも、まったく大丈夫です」「放射能が蓄積していも関係ありません」
「魚は食べて大丈夫なんですね?」「大丈夫です 私も食べてます」
この青山教授の説は、東京のある科学者を困惑させた。
崎山比早子さんは、この日、放射能情報センター(原子力資料情報室?)に招待されていた
放射線科学研究所の所長である崎山さんに、青山氏の説を話してみると…
「魚が高濃度汚染水の中を泳いでも、まったく問題ないそうです」
「ほんとに!?」(崎山比早子 福島原子力発電所事故調査委員会委員)*崎山氏より海洋学は専門外と断りがありました
「そんなこと聞いたことありません」「海洋学の青山先生ですよね?」
「魚が出られないように、網は張ってあるけれど、汚染水は自由に流れるから…
セシウムは砂や泥について、水の底に沈むけれど、それを食べる魚だっているし、回遊してくるから もちろん影響はあります。影響がないなんて、あり得ません」
「(私は専門外なので)何故、彼がそんなことを言ったのか わかりません」
日本政府は大丈夫と言っているが、太平洋汚染の危機は現実ということだ。

太平洋の向こう側では、その危機感が広まっている アメリカ…サンフランシスコ
毎週ボランティアが達が、流れてくる津波の瓦礫を清掃する。環境を守ろうとする彼らにとって、 今回の汚染は大惨劇だ。
「海は私たちの命です」「地球の70%が海です」「原発事故は、もちろん、海に影響を与えます」「悲劇です」
「日本からアメリカまで、生態は被害を受けるでしょう」津波による瓦礫の大部分は、今年の春、アメリカ沿岸に届くはずだ。
しかし科学者が一番心配しているのは、生態への影響だ。
ニューヨーク州ストーニーブルック大学
この海洋学者は放射能汚染したマグロの切り身を保存している、太平洋産のマグロです。
サンディエゴ沖15~150キロの海域で捕獲されました。分析の結果 福島原発由来のセシウム134と137が検出された。
「このピークは、福島の放射能でなければ、現われません」(ダニエル・マディガン ストーニーブルック大学生物学研究者)
「セシウム134がとび抜けている以外には、目立ったところはありません」
カリフォルニア沿岸中で、科学者グループは動き出しているダニエル・ハーシュ教授は、カリフォルニア大学で原子力政治学を教えている。
福島原発事故は、地球規模の被害をもたらす大惨事だと言う。
「放射能に、安全なしきい値のないことは、わかっています」(ダニエル・ハーシュ カリフォルニア大学原子力政治学教授)
「海に流された汚染水によって、被ばくの危険は上昇しました」「どの程度かはわかりませんよ」
「福島原発事故は世界規模の事故でした」「被害はグローバルに出るでしょう」
「どのようなものかはわかりませんが、人類に現われる健康被害は 
膨大でないにしてもゼロということもありません」
太平洋汚染への不安からカリフォルニアでは、人々は警戒を怠らない。

ヨーロッパはどうだろう? 海は影響を受けなかったが、放射能雲は届いていた
その大きさは? フランスの科学者達は、それを突き止めようとした。「大事故… そう 大惨事でした」
IRSNは福島由来の放射能雲の通過コースをシミュレーションした。これがその結果だ
「プルームは太平洋に広がり、北米大陸に向かい、合衆国とカナダの間 そしてカリフォルニアのアメリカ沿岸に達しました。
そのまま北米大陸、特にアラスカに広がりました。ボストンから大西洋に抜けます。北極圏からも広がっています。そしてスウェーデンから北欧に入ります。東欧に達し 南北と東西に流れながら、徐々にフランスにも広がりました。」
「フランス人に危険はなかったのですか?」(オリヴィエ・イスナール  フランス放射線防護原子力安全研究所・放射線防護課副課長)
「ありません。十分に低いレベルでしたから」「ヨーロッパに住む人には 健康被害は出ません」
だが独立の立場の専門家は、そんなに簡単な問題ではないと言う。
確かにヨーロッパの放射能汚染は、少なかったが、リスクは現実だったと、クリラッドの専門家は言う。
「フランスの住民も、福島の放射能をある程度受けました」「呼吸と食物を通してです」
「幸い、チェルノブイリの時の1000分の1程度でしたので、例えば安定ヨウ素剤の服用と言った勧告を行なう必要はありませんでした。
とはいえ、あらゆる追加被ばく量は、健康リスクを上昇させます。
ですから、長期的な目で見て、影響がないと断言することは、不可能です」「これは日本以外の、世界中の人に言えることです。」

ふたたび日本 南相馬市 福島原発から20km いわもとてるおさん 退職者 
三歳の時から、地元の川で釣りをしている。祖父に教えてもらった。彼の生活スタイルなのだ。
「ナマズ」「食べられますか?」「いいえ」「どうして?」「放射能に汚染されてます」「たぶん1000ベクレル近く」
「危険ですか?」「ええ 今の日本の基準が、100ベクレルです」「太田川は900とか、1000ベクレル出てます」
いわもとさんは鰻釣りの名人だ。日本人の大好物だ。しかし高濃度汚染しているので、もう食べられない。

自宅に戻って、検査するために鰻を切り刻む。
原発事故以来、彼の趣味は終わった。
「定年退職して、人生を、これから楽しもうと思っていました」
「まさにその時 原発事故が起こったんです」
「こんなこととは、関係なく生きたかった」
「放射能測定なんてこととは…」
「いつかまた川の魚を、食べられる日が来ますか?」
「私の生きている間は、来ないでしょう」
いわもとさんは自主的に、放射能測定を行なっている。それが義務なのだと言う。
未来の世代が、この悲劇を繰り返さないように。 故郷の川と…これほど多くの人生を、破壊してしまった悲劇
*************************
書き起こし終わり

最後に:
 日本政府のご機嫌を取らずに事実を報道してくれるのは、どのメディアなのか?耳に心地よい大本営発表を垂れ流し続けているのは、どこのメディアか?我々受け手は、常に冷静に理性的に判断すべきだと思います。

以上

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【福島原発事故】事実を知りたければ現場作業員の声に耳を傾けよ

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 事件・事故などが発生した場合、正確な事実を把握し原因を突き止め、対処方法を決めなければなりませんが、一番良い方法は何だと思いますか?現場に行き、現物を確認し、現地の人に直接話を聞くことです。ウソやごまかしの入る余地がほとんど無いからです。

 福島原発事故を例に挙げると、政府発表を垂れ流すテレビを遠く離れた自宅で視聴するのが一番悪い方法ということになります。利害関係者が都合の悪い事実を正直に話す可能性はほとんど無いと考えるべきです。

出典:不明
出典:不明

 福島第一原発は世界で最も危険な場所の一つですから、普通の人が現場に行って現物を確認する訳にはいきません。しかし、現場で現物を相手に実際作業をした人たちの話を聞くことはできます。

・作業員達はどんな現場でどんな作業をしているのか?
・具体的にどんな危険にさらされているのか?安全対策はされているのか?
・被ばく線量の管理の実態は?
・具体的な健康被害は?
・どんな気持ちで働いているのか?
・多重下請け制度でピンハネされ、最終的に受け取る報酬は?
・自分自身や原発産業の将来に対して希望を持っているのか?

 原発関連産業に従事して生計を立てている人は膨大な数になりますが、原発作業員達はその底辺に位置しています。原発産業が抱える様々な問題のしわ寄せは、底辺の原発作業員に向かいます。どんな組織であってもその本質を知りたければ、一番立場が弱い底辺の人に話を聞くべきです。

 今回は、原発作業員の実態をまとめたYouTubeビデオを紹介します。参考にしてください。

福島原発の作業員の実態・ドイツのドキュメンタリー(8分17秒) 日本語字幕あり

下記は、原発作業に携わった人が書いたルポルタージュです。お勧めです。

原発ジプシー 増補改訂版 ―被曝下請け労働者の記録

以上

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【福島原発事故の現実】海外からの忠告に耳を傾けよう

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上図(福島原発事故による放射性物質の拡散)  出典: NOAA(米国国家海洋気象局)、US Navy(米国海軍)、GEBCO
上図(福島原発事故による放射性物質の拡散)  出典: NOAA(米国国家海洋気象局)、US Navy(米国海軍)、GEBCO

 2011年3月に発生した福島原発事故により多大な被害が出ているにも関わらず、過ちから学ぼうという機運が日本ではほとんど見られません。現実を直視し失敗から学べば進歩する可能性がありますが、その逆で反動的な動きばかりが目立ちます。

・放射能汚染レベルの測定が不十分で、しかも、わざと数値を低く見せている。
・チェルノブイリ基準では避難すべき場所に人を住まわせている。
・避難者への援助を打ち切り、高線量地域へ帰還せざるを得ないようにする。
・健康調査の対象範囲を狭くし、被爆による健康被害を小さく見せている。
・特定の医療機関だけに健康調査・診断を許可し、その結果を住民たちに教えない。
・福島県の農産物を福島県内の学校給食に用いて、「安全性」をアピールしている。
・汚染地域に企業が進出したり、学校を作っている。
・東京電力を初め原子力村の人間は罰せられず、賠償費用などは国民負担になっている。
・安全性の確認ができないばかりか、放射性廃棄物の処理・管理方法も確立できていないのに、全国の原発を再稼働しようとしている。
・原発の新設や輸出を目論んでいる。

 思いつくままに列挙しましたが、上記以外にもたくさんあると思います。総理大臣をはじめ原発利権関係者は事実の隠ぺいに熱心です。日本のメディアはほとんどが隠ぺいに協力しています。多くの国民は心地よい嘘に流され、考えないようにしています。救いようが無いほど刹那的です。健康に関わる問題だということを、すっかり忘れてしまったのでしょうか?

 今回は、外国人でありながら日本のことを心配し、親身になって忠告してくれている人を紹介します。下記、YouTubeのビデオをご覧ください。

「風評被害になる。迷惑だ。失せろ!」なんてことを言わないで欲しいと思います。

国連人権員会の「健康に対する権利に関する特別報告者」であるアナンド・グローバー氏(12分47秒) 日本語字幕あり。

ノーベル平和賞を受賞したIPPNW(核戦争防止国際医師会議)の生みの親で、医師のヘレン・カルディコット博士の会見(9分38秒) 日本語字幕あり。

以上

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【福島原発問題】ジャーナリスト:おしどりマコさんの活動を紹介します。

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写真(おしどりマコさん) 出典:ドイツNDR「真実を取材するコメディアン・おしどりマコ」のYouTube画像より
写真(おしどりマコさん) 出典:ドイツNDR「真実を取材するコメディアン・おしどりマコ」のYouTube画像より

 2011年の福島原発事故以来、調査を続けているジャーナリストの一人、おしどりマコさんのことを最近ネットで知りました。正直、「彼女の行動力に脱帽!」というのが私の感想です。

 詳しくはYouTubeの動画を見て頂いた方が良いと思いますので以下に紹介いたします。

ドイツNDR「真実を取材するコメディアン・おしどりマコ」(5分1秒)

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)でのおしどりマコさんのスピーチ@フランクフルト(11分20秒)

下記は、おしどりマコさんのホームページです。

おしどりポータルサイト

以上

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平穏な生活を守りたいなら、悪が用いる10の手口を頭に叩き込むべし。

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出典:アイリーン・美緒子・スミス氏
出典:アイリーン・美緒子・スミス氏

 冒頭に掲げた「水俣と福島に共通する10の手口」は、アイリーン・美緒子・スミス氏が考え出したものです。水俣病も含め、長年の活動を通じて貴重な原則を導き出されたことに敬意を表したいと思います。

 各項目について簡単に補足したいと思います。

1、誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する
 サラリーマン組織でよく見られますが、問題が起こった時の責任は立場が弱い末端の人間に押し付けられます。一方で、権力者達が美味しい生活を守りたい場合は、お互いにかばい合うことが多いのです。典型例を下記リンクのブログ記事でも紹介しています。

【巨大犯罪!】福島原発事故で誰も裁かれないのは異常だ:ジャパンタイムズの記事内容紹介

2、被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む
 圧倒的な影響力を持つ御用マスコミ・御用学者を利用してウソの情報を流せば、世論を混乱させるのは簡単です。マスコミはスポンサーの意向に逆らった報道をすることは出来ません。
 世の人々の多くが被害者側の視点に共感したら大変ですから、加害者側(権力者側)の言い分も流布するのです。日本人のほとんどは両論併記の状態に陥り、自分で選択することが出来ません。

3、被害者同士を対立させる
 本来は被害者同士は結束して権力と対峙しなければならないのですが、分断して喧嘩させれば結束力が弱まり権力側には誠に都合が良いのです。
 典型的な手段が、被害者認定で無慈悲・不合理な線引きをすることです。補償金が支払われない人は、運よく支払われた人に対して憎しみ・嫉妬の感情を持つのです。水俣病問題でも実際にあったのですが、「俺が一生働いても稼げない金をもらいやがって!この野郎!」という感じになります。権力者は薄ら笑いを浮かべているでしょう。

4、データを取らない/証拠を残さない
 被爆による健康被害を特定の地域(福島県)だけに限定する、診断は指定された病院以外にはさせない、診断結果を被害者に公開しない、など悪質ですね。

5、ひたすら時間稼ぎをする
 誤魔化して逃げ回って時間稼ぎをすれば、ほとんどの日本人はそのうち忘れてくれます。自分の頭で考えず、自分で判断することをしないので、たとえ大事件であっても怒りが持続しないのです。権力側は良く解っています。

6、被害を過小評価するような調査をする
 除染された舗装面の上で放射線測定すれば小さい値に出来ます。それでも異常に高い値が検出されてしまった時は、「機器が故障した」と叫んで測定中止にすればいいのです。いざとなれば、特定秘密保護法を利用して原発関連の情報を全て非公開にできます。

7、被害者を疲弊させ、あきらめさせる
 権力側の不誠実で曖昧な態度・発言・対応を見続けていると、とても疲れます。短期間ならともかく、それが何年も続いたら嫌になってしまうでしょう。被害者本人であってもあきらめる人が増えてきます。権力者の手先として末端で対応させられる担当者も大変です。
 下記の記事が参考になります。

原発自主避難 危ぶまれる住宅支援「お母さん、ここを追い出されるの?」

8、認定制度を作り、被害者数を絞り込む
 これは、上記の3、とも関連しますね。無慈悲・不合理な線引きで被害者を絞り込めば支払うお金を少なく出来ます。長年続いてきた自民党政権は財界の手先ですから、彼らの不利益になることを極力避けるようにしています。

9、海外に情報を発信しない
 海外メディアは記者クラブの会員にしてもらえないので記者会見に参加できません。しかも、外国人記者からの取材申し込みからは逃げ回ります。特に安倍政権になってからこのような動きが露骨になりました。
 都合の悪い情報は発信しませんが、ウソの情報は積極的に発信します。
安倍総理福島原発コントロール

 日本の原子力マフィアが流すウソを暴いているドイツメディアの報道を下記リンクで紹介しています。

【日本人が知らない?】海外から見た福島原発事故の現実

10、御用学者を呼び、国際会議を開く
 「東大教授」とかいう肩書を見ると、多くの人はその人のことを信用してしまいます。残念ですが、これが現実です。「えらい」先生方をたくさん集めて国際会議を開き、その様子をテレビで流せば、多くの視聴者はありがたく拝聴します。効果てきめんです。御用学者はその見返りとして、原発利権集団からのおこぼれに預かることができるのです。人間としてのプライドが少しでもあれば、こんなことは出来ないはずです。
 御用学者の「活躍」もあり、「福島を食べて応援」キャンペーンが花盛りになりました。

 以上、「水俣と福島に共通する10の手口」について各々述べてきました。権力者側は美味しい生活を守る為のノウハウを長年の試行錯誤によって蓄積しています。一種のプロと言ってもいいでしょう。非常に巧妙で悪知恵が働きます。もちろん、良心を期待することはできません。議論ができる相手ではありません。

写真(安倍総理と世耕弘成内閣官房副長官) 出典:自由民主党 参議院議員 世耕弘成オフィシャルサイト

 庶民は、権力者から自分の身を守るため、批判的思考を養わねばなりません。

以上

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【ゴーストタウン】チェルノブイリ原発に近い町のドローン映像紹介

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写真(チェルノブイリ原発近くの元住宅街) 出典:Wikipedia
写真(チェルノブイリ原発近くの元住宅街) 出典:Wikipedia

1986年に旧ソ連で発生したチェルノブイリ原発事故。それ以来、周囲の町は人が住まないゴーストタウンのままです。

チェルノブイリ原発に近いPripyatという町を無線ヘリ:ドローンで撮影したビデオを見つけました。季節の異なる2種類の映像をご確認ください。

もしも自分の故郷がこんな状態になったら、絶望的な気持ちになるのではないでしょうか?

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【見捨てられた町】福島県富岡町の現在をビデオで紹介します。

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写真:現在の富岡町の様子  出典:Photo / Vimeo, HEXaMedia
写真:現在の富岡町の様子 
出典:Photo / Vimeo, HEXaMedia

 2011年3月の東日本大震災では大きな被害が出ましたが、その原因は大きく分けて3つあります。

1)地震
2)津波
3)大量の放射性物質の放出・拡散

 日本各地の被害を受けた場所では復興半ばというところも多いはずです。しかし、上記3)の放射能汚染がひど過ぎて復興作業に取り掛かることすらできない場所もたくさんあります。福島第一原子力発電所近くの富岡町もその一つです。原子力マフィアですら住民の帰還・定住を許可できない汚染レベルの為、原発事故からずっと放置状態が続いているのです。

 The New Zealand Heraldというサイトが富岡町の現在について記事を載せているので、以下にリンクを貼ります。

「Haunting video shows Fukushima four years on from nuclear disaster」

 この記事の中では、原発事故から4年後の富岡町の様子をビデオで紹介しています。無線式のヘリを使っているようです。下記リンクをクリックして御覧ください。

 かつて多くの人間が平和に暮らしていた場所をこのように変貌させてしまう。こんなことが可能な発電システムは、原子力以外にないと思います。

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原発事故を経験した国民が知っておくべき13の事実。健康被害は甲状腺がんだけではない。

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 2011年に福島第一原発で発生した事故により、大量の放射性物質が放出・拡散し続けています。放射能が人体にどのような悪影響を及ぼすか気になりませんか?

 こういう時は、過去の類似事故のことを調べるのが良いと思います。

チェルノブイリ原発の位置
チェルノブイリ原発の位置

 チェルノブイリ原発事故が発生したのは1986年ですが、それから25年が経過した2011年、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)が健康への影響について論文を発表しました。以下にリンクを貼ります。

Health Effects of Chernobyl 25 years after the reactor catastrophe

 IPPNW(核戦争防止国際医師会議)は、IAEA(国際原子力機関)やWHO(世界保健機関)などの原発利権団体と距離を置いていますので、参考になる資料だと私は判断しています。

 上記リンクの英文資料は合計65ページですが、P5〜P7に健康への影響が列挙されています。この部分を私の方で邦訳し、要約を作成しました。以下、ご一読ください。

要約始め
*****************************
1)
 原発事故作業者の子供に染色体異常が多く見られる。

2)
 原発作業者の90%以上が病弱である。そして、少なくとも74万人の原発作業者は重い病にかかった。症状としては、早期老化・癌・白血病などである。さらには神経的・精神的な病を患う人の数が平均よりも高い。さらに、白内障になっている人が非常に多い。

3)
 最大で125000人の原発作業者が2005年までに亡くなったと推計している。

4)
 チェルノブイリ事故の影響を直接受けた3国だけでなく、ヨーロッパ諸国でも遺伝的催奇形障害が激増した。バイエルンだけでも出産時奇形が1000〜3000事例増えたことが判っている。ヨーロッパでは1万人以上の重度奇形児が生まれていると思われる。
 IAEA(国際原子力機関)ですら、原発事故のせいで西ヨーロッパでは10万〜20万の中絶が行われたという結論を出している。

5)
 チェルノブイリ地域では最大で83000人の子供が先天的奇形である。遺伝子が損傷した子供は世界中に最大207000人いる。これらの数字は第一世代で発生したものであり、世代を重ねることで最終的には、この10倍の異常が発生するだろう。

6)
 チェルノブイリ原発事故後、ヨーロッパでは死産や奇形の比率が高まっただけでなく、男女比も激変した。原発事故以降、誕生する女児の数が大幅に減ったのだ。
 チェルノブイリ原発事故により出生数は約100万人減ったと推計している。

7)
 1986年から2056年の間に甲状腺癌が92627件発生すると予測されている。この数字には、原発作業者たちの間で発生した甲状腺癌は含まれていない。

8)
 チェルノブイリ原発事故以降の9か月間にドイツで生まれた子供について、ダウン症の比率が激増した。

9)
 ウクライナの3歳以下の子供について、脳腫瘍発生数が約5倍に跳ね上がった。

10)
 放射能汚染がひどいドイツ南部では、神経芽細胞腫という極めて稀な小児癌が激増した。

11)
 1987年から1992年までの疾病増加率がウクライナのチェルノブイリ省により発表されている。内分泌系は25倍、神経系は6倍、循環器系が44倍、消化器官が60倍、皮膚・皮下組織が50倍以上、筋肉・骨・心因性機能障害が53倍だ。
 避難者のうち健康な人の割合は、1987年の59%から1996年の18%へ減少した。汚染地域住人のうち、健康体は52%(1987年)から21%(1996年)に減っている。
 親が被爆した後に生まれてきた子供たちを調べると、健康体の比率が1987年の81%から1996年の30%へ減っている。

12)
 インスリン依存型の1型糖尿病が児童・生徒の間で激増した。

13)
 癌の発生数よりも、それ以外の病気の方がはるかに多いのだ
****************************
要約終わり

 参考までに、チェルノブイリ・レガシーという題名のビデオを紹介します。

 チェルノブイリ原発事故の結果、悲惨な状況が生まれたことが理解できたと思います。一方、同じレベル7の大事故を起こした福島原発からも大量の放射性物質が放出され、事故はいまだに収束していません。6年が経った2017年3月現在も、原子力緊急事態宣言が発令されたままなのです。知っていましたか?それなのに、日本政府は放射性物質や健康被害に関する情報を必死で隠しています。

参考リンク:
【福島原発事故への対応】現実逃避するための、涙ぐましい「努力」の数々を紹介

 上記リンク先の記事を読むとわかりますが、日本政府を初め原子力マフィアたちの情報隠ぺいは犯罪的です。彼らの垂れ流す「安心」情報を信じていたら取り返しがつかなくなります。問題意識をもって情報を集めようとする国民が一人でも増えることを望みます。

以上

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