放射性物質を視覚化する最新技術を紹介!この映像は誰にとって不都合なのか?

福島第一原子力発電所の爆発

福島第一原子力発電所の爆発

はじめに:

2011年3月、福島第一原発の事故が発生し、大量の放射性物質が世界中に拡散し続けています。

実は、2023年現在でも原子力緊急事態宣言は発令中であり、いまだに解除されていません。

厄介なことに、放射性物質は人間の五感を使って認識することができません。

目に見えず、耳で聞こえず、臭いがせず、味もせず、皮膚で感じることもできません。

従って、その危険性を日常的に認識し続けることが難しいのです。

知性や想像力を働かせるように頑張らないと、「福島を食べて応援!」などというキャンペーンに乗せられてしまいます。

コンピュータシミュレーションによる放射性物質拡散映像:

このように厄介な放射性物質を認識し続けるための手段の一つとして、コンピュータシミュレーションが挙げられます。

スーパーコンピューターによる数値流体解析には様々なメリットがあります。

・実物による実験装置が不要なので時間とお金の節約になる。
・広範囲に多数の測定器を設置してデータを集めることが不可能なケースに対応できる。
・人間が入れないような危険な場所の状態を把握できる。
・その他

上記のような様々な理由により、コンピュータシミュレーションの適用技術は、様々な分野で急速に発達してきました。

福島原発の事故発生により大量の放射性物質が世界中にばら撒かれていますが、その拡散状況を視覚的に確認できるシミュレーション動画を紹介いたします。

ドイツのキール海洋研究所が計算・作成したもので、太平洋への流出・拡散のイメージをつかむことがきます。

下記YouTubeの動画を見ると、左上に福島原発事故発生からの経過日数が示されています。

最大10年間の変化が計算されています。

動画を見れない人のために、拡散状況の時間変化画像を以下に示します。

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から10日後)

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から1か月後)

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から2か月後)

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から3か月後)

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から6か月後)

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から1年後)

放射性物質の拡散状況(福島原発事故から2年後)

日本の原子力村からの情報提供はあるか?

日本にもこのような数値流体解析を行う技術が有るはずですか、やっているのか?やってないのか?・・・

やっていたとしても、シミュレーションデータが発表されることはないでしょう。

原子力村の人たちにとっては、都合の悪い情報ですから・・・。

「原子力村」とか「原子力マフィア」と表現してもピンと来ない人は多いと思います。

具体的な組織名や相関関係を知りたい人は、下図を参照してください。

出典:原子力村の住民一覧

最後に:

とにかく、このドイツ研究機関の提供映像を見て「取り返しのつかないことをしてしまった」という認識を持ち続けることが大切です。

世界中に迷惑をかけているのは厳然たる事実。

今回紹介している情報は一例ですが、現実を直視しなければ、正しい判断や行動につながりません。

愚かな原発推進政策を掲げる政党を支持しないようにしてください。

参考までに、ドイツのキール海洋研究所のホームページリンクを記します。

「ドイツのキール海洋研究所」

以上

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