南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊は、2017年5月27日までに全員が帰国しました。PKO活動は、5年4カ月という長期に及びましたが、戦闘状態の中で、大変危険な任務だったようです。つまり、「停戦状態」という原則から外れた状態で、長年、活動に従事させられてきたのです。
ジャーナリストの布施祐仁氏が、南スーダンの首都ジュバで大規模な武力衝突があった2016年7月の日報を開示するよう請求したところ、2016年12月に、防衛省は「既に廃棄した」と回答しました。存在するのにウソを言って、情報を国民の目から隠したのです。これは明らかに犯罪です。
この隠ぺい工作には、幕僚長や事務次官だけでなく、稲田朋美防衛大臣も関わっていました。しかし、稲田大臣は国会で「知らぬ存ぜぬ」と答弁し、部下に責任を押し付けました。こうなると、上司として存在価値はゼロです。人間は追い込まれた時にその本性を現すと言いますが、まさに典型的な例ですね。
安倍総理は、こんな人間をかばい続け、更迭すらしようとしません。同じ戦前回帰思想を持つ仲間同士であり、自分の任命責任を問われてしまうからでしょう。
こんな情けない稲田朋美防衛大臣ですが、2011年に野党議員だった時には、当時民主党政権の一川防衛大臣に対して、次のような鋭い追及を行っていました。
これはブーメランですね。ブーメランとは、自分の言動が後になって跳ね返ってくること、他者への批判がそのまま自分に当てはまって自分の身を損ない、自業自得で叩かれることです。普通の人間ならば恥ずかしくて、以後、態度を改めるものですが、稲田さんの場合は厚顔無恥というか、全く反省しません。さすが、安倍さんが大臣に抜擢しただけのことはあります。当たり前の常識を持った人間では、アベ内閣の閣僚は務まらない、ということです。
稲田さん以外にも、一般人の常識で推し量れない魑魅魍魎がアベ内閣にはたくさんいます。
アベ内閣が長引くほど日本という国はダメになります。彼らが自分たちの間違いに気付いて行動を改めることは、100%あり得ません。選挙での投票行動を通じて、有権者が強制的に政権交代させるしか方法はないのです。
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コメント
稲田朋美も、山本大臣も、退陣させてはいけません。彼、彼女らのおかげで、安倍、公明党政権は、完全崩壊の一歩手前です。がんばれイナダ。粘れ山本。