2017年6月11日、森ゆうこ参議院議員が、「共謀罪に反対する緊急渋谷街宣」に参加し、演説を行いました。
上のビデオ内容を書き起こししました。
書き起こし始め
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自由党、参議院議員の森ゆうこ、でございます。
姐御じゃありませんよ。ただの、バアバなんです。
皆さんのたゆまぬ活動に心から敬意を表します。
皆さんの熱意、市民の皆さんの運動、国民の声が、とうとうアベ政権を慌てさせました。
あれだけ、やらないやらないと言っていた、文部科学省のメールや内部文書の再調査をやると言い出しました。
皆さんの力です。
国民の声です。
市民の運動です。
それが動かしたんです。
でも皆さん、ダマされてはいけません。
文書なんて1分もあれば出てくるんですよ。
なんで、まだ出ないんですか?
いま、悪だくみしてるんです。
どうやって、安倍総理の責任を免れるか?
どうやったら、あそこに書いてある文書の中身がウソだというふうに取り繕えるのか?
そして私はとても心配しています。
この間まで全くスキャンダルでもない情報を、読売新聞を使って書かせ潰そうとした、潰されようとした前川前文部科学事務次官。
でも彼は、正々堂々と闘い、反撃をいたしました。
でもねえ、抵抗できない官僚の方がほとんどなんですよ、皆さん。
義家文部科学副大臣は、この間の私の質問に対して、「マスコミに情報を提供しないで、自分の所に持ってきてほしい」と言ってましたけど、バカ言ってんじゃないですよ!
生殺与奪の剣を握っている政治家の所に内部文書を持っていったらどうなりますか?
潰されて、そして、将来への昇進の道、それを閉ざされるんですよ。
誰が、持っていく訳ないでしょう!
でもそんな中、勇気ある若い文部科学省の職員たちが、「このままでは法治国家ではなくなる」、「このままでは民主主義国家ではなくなる」、必死の思いで、命がけで、本当に命がけですよ皆さん。潰されるんですよ、力が無かったら。命がけで訴えた。
ようやく動いてきたけど、でもね、私が今一番心配してる人は、内閣府の藤原審議官です。
あのメールに出てくる藤原審議官。
彼一人、責任を押し付けられて、「虎の威を借りる狐、藤原が勝手にそう言って文科省を脅したんだ。藤原が悪いんだ。」こういう話に持っていかれるんじゃないかと、すごく心配しています。
皆さん、ダマされないでください。
今治市の情報公開請求による、その行政文書、7000ページ位ありましたよ。
一つ一つ意思決定の時に、稟議書を回し、ハンコを押す、これが行政です。
でも私は、3月9日から、参議院農林水産委員会で、加計学園の問題、質問をしてきました。
調査をしてきました。
でも、この問題について、内閣府も、文部科学省も、農林水産省も、稟議書や決裁書は一枚も無いって言うんですよ。
こんなの行政じゃない!
いよいよ文書が出てくるんですけど、ニセモノだって伏線張ってますからね。そんなことありません。
そして、今治市の情報公開請求してくれたのは市民です。今治市民なんです。市民の力なんです。
そしてそこには、こう書いてありました。
おととし、2015年の4月2日、今治市の企画課の課長さんと課長補佐が、4月1日、前の日に突然呼びつけられて、首相官邸に行きました。
首相官邸から、この話が始まってるんですよ。
国家戦略特区の関係者の中で、首相官邸にいる人は一人しかいません。
それは誰か?
安倍内閣総理大臣です。
自分が関わっていたら責任を取ると言っていた安倍総理。
今こそ、責任を取ってもらいましょう!
自分のお仲間には便宜供与。そして利益供与。
でも、自分に異を唱える人間は、どんな手を使ってでも潰そうとする。
私、森ゆうこも危ないと思っています。
そして共謀罪が成立したら、真っ先にやられる。
そういう危機感でいっぱいです。
あと、少しです。
最後まで、皆さん、力を合わせて頑張りましょう!
どうぞ、よろしくお願いします。
今日は、皆さん、暑い中ありがとうございました。
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書き起こし終わり
森ゆうこ氏は弱小政党の議員なので、あまりマスコミにも取り上げられませんが、なかなか良い仕事をしていると思います。彼女が言う通り、戦前回帰願望が強い権力者に共謀罪という武器を与えたら、異を唱える市民を抹殺するために乱用することは確実です。
しかし、危機感を持っている人は、まだまだ少数派です。ほとんどが無関心です。ピンと来ないのです。より多くの人に、森議員の気持ちや熱意が伝わればと思います。
以上