弱い者イジメが蔓延する国は衰退するのみである。上に対してモノを言わねば民主主義は育たない。

Pocket

 戦後から今日に至るまで、日本では実質、アメリカの植民地状態が続いている。アメリカにとって利用しやすい、搾取しやすい国にするためにはどうしたらいいか?日本の官僚とアメリカ高官は日米合同委員会で定期的に話し合っている。自民党はその決定を実行するための部隊に過ぎない売国奴集団なのだ。(詳細は下記文献を参照願いたい。)

日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

新品価格
¥1,296から
(2016/5/2 08:44時点)

 アメリカ様の意向に沿うには、統制が行き届いた上意下達国家にしなければならない。そのため、学校教育は金太郎飴工場と化している。上から与えられた知識を疑問を持たずに受け入れ、それを忠実に再現することを求められている。この無機質な作業を効率よく間違いなく実行できる人間に高い点数を付ける。子供たちは人間性を奪われ、精神的な虐待を受ける中でイライラし、その鬱憤をイジメという陰湿で残虐な行為で解消しているのが実態だ。

 このような環境にすんなり馴染める人間はむしろ異常なのだが、適応できない正常な人間は落ちこぼれの烙印を押される。知的好奇心を掻き立てられることもない退屈な場所に疑問を持ち、拒否反応を起こすのは当然である。上意下達だけでは、自分の頭で考える習慣は身に付かず、人間としての個が確立されず、ディスカッション能力の基礎すら育たない。英語を学習すれば国際人になれる訳ではないのである。

 このようにして教育工場で生産された金太郎飴こそ、日本社会が求めているものである。就職活動をする学生たちの服装が画一的なのには驚かされるが、学生側は、枠から外れてないことをアピールしないと受け入れてもらえないのを熟知している。

 近年は、企業も含めた組織の官僚化が過度に進み、細かな手続きがたくさん要求されるようになった。管理も度を超すと、生産性や効率を落とす原因になる。個が確立された海外では、末端の従業員に権限を大幅に委譲し、大きな裁量権を与えて働いてもらうのが普通であり、能力次第で短時間に大きな成果を生むことが可能だ。日本のように、会社に長くいたかどうかで評価されることはない。大企業病が蔓延した会社では、上役に媚びへつらい奴隷根性が染みついた者でなければ出世できない。このような環境下で上に対してモノを言うのは本当に疲れる。

 宴会芸の中で、スカートをはいた女性警官に「吊天井固め」というプロレス技をかけるのが警察で流行っているらしい。セクハラで複数の警官が処分されたが、雰囲気が支配的だと女性側も拒否しにくいだろう。

吊り天井固め 出典:産経新聞

 これは弱い者イジメの一例であり、一警察署の特殊事例ではない。警察全体に蔓延している上意下達体質を象徴している。自衛隊という武闘集団も同様だ。警察や自衛隊だけではない。悪質の度合いはともかく、日本全体にはびこっている病気だと認識すべきである。弱い者イジメは得意だが、「上に対してモノを言えない病」にかかっている国で、健全な民主主義が育つだろうか?社会が繁栄し、経済が成長するだろうか?

 組織や周囲の雰囲気を敏感にかぎ取り、素早く適応し反応するのも大切な能力の一つだと思う。しかし、多種多様な能力を認めず、素直な偏差値秀才という物差しだけで人間を評価する社会はとても息苦しい。鬱病の多発と大いに関係がある。若者の死亡原因の中で自殺が第一位なのは日本だけだ。若年層にしわ寄せをして人口が増えるわけがない。

図(若者の自殺死亡率の国際比較)
図(若者の自殺死亡率の国際比較)

 人間として個が確立されないと、雰囲気に流されるクラゲとなってしまう。海外の人たちからは、日本はクラゲ国家だと見なされている。「世間」ではなく、自分の頭で考えて自分で決断し、自分の責任で行動するという習慣が身に付いていない社会では、民主主義が機能しない。政治的無関心によって投票率が低下するのは当然の帰結なのである。

図(2014年の衆院選における自民党獲得票数と棄権者数の比較) 出典:数値は総務省集計データ通りだが、図自体の出典は不明
図(2014年の衆院選における自民党獲得票数と棄権者数の比較) 出典:数値は総務省集計データ通りだが、図自体の出典は不明

 棄権者のほとんどは、選挙権を行使することよりも、奴隷になることを望んでいる。反発する人はいるだろうが、自分で自分のことが解っていないのだ。残念だが、これは現実だ。政治的権力層にとって、これほど操りやすい国はない。宗主国であるアメリカ様もほくそ笑んでいるだろう。

有権者のレベルが政治家の質を決定する。写真出典:日刊ゲンダイ‹“
有権者のレベルが政治家の質を決定する。写真出典:日刊ゲンダイ
‹“

 最後に、マスコミの堕落ぶりについても指摘せねばなるまい。日本の政治家がマスコミに対してかける圧力は、実際、諸外国と比べると大したものではない。にもかかわらず安倍政権下で報道の自由度ランキングが急降下しているが、原因の多くはマスコミ側の情けない自己検閲によるものだ。マスコミに努める人間たちもまた、給料で飼い慣らされた奴隷サラリーマンに過ぎなくなっている。自覚のないテレビコメンテーターが大勢いるのは嘆かわしい。番組に魅力が無くなり、視聴率が低下するのは当然の帰結なのだ。

図(日本の報道の自由度ランキング推移:2016年) 出典:データを基に筆者が作成
図(日本の報道の自由度ランキング推移:2016年) 出典:データを基に筆者が作成

 特に大手の新聞社やテレビ局は、従順な偏差値秀才が集まる場所になっており、権力の監視が仕事だという意識は皆無である。むしろ逆に、政権の広報機関に成ろうと熱心に動いている。総理大臣を番組に招いて気持ち良くしゃべって頂き、内閣支持率アップに貢献する・・・ 亡国の風景を演出している取り巻きたちに存在価値はない。プライドを持たない卑屈な人間が主流派として大きな顔をしている状況は、まさに異常である。権力層に対して臆せず批判を行う人間が主流派にならなければ、民主主義は機能不全のままである。

写真(バラエティ番組に出演する安倍総理) 出典:フジテレビ
写真(バラエティ番組に出演する安倍総理) 出典:フジテレビ

参考ビデオ:

以上

Pocket

【どう解釈するかは自由】社会問題を考えさせてくれる絵を紹介します。

Pocket

 今回は、下記リンク先の記事を紹介いたします。

「20 Chilling Photos that will Force You to Look at the Darker Side of Our Society」(社会問題を考えるきっかけになる20枚の絵)

 リンク先には、ポーランドの画家が描いた絵が20枚紹介されています。少し嫌な気分になってしまうかもしれません。しかし、忙しい日常生活の中で見過ごしてしまっていたことに気づく可能性があります。例えば・・・

・人類は、地球にとって脅威になっていないか?
・技術は我々を幸せにしているのか?
・自分の人生を生きているのか?
・内面よりも上っ面にダマされてないか?
・人間関係が希薄になっていないか?
・忙しさのあまり、人間性を失っていないか?

 リンク先の20枚の絵のうち何枚かを選び、下に紹介します。注釈を添えますが、最終的にどう解釈するかは、あなたの自由です。

ジャンクフードまみれの肥満男
ジャンクフードまみれの肥満男
スマホ中毒は身を亡ぼす?
スマホ中毒は身を亡ぼす?
大きくなったら、身も心も管理社会に支配される
大きくなったら、身も心も管理社会に支配される
操り人形になることを望む人
操り人形になることを望む人
自然をどうするかは人間次第
自然をどうするかは人間次第
既成概念に囚われていないか?
既成概念に囚われていないか?
感情が死んで技術が取って代わる
感情が死んで技術が取って代わる
いつか痩せることを夢見て、毎日を無為に過ごす女性
いつか痩せることを夢見て、毎日を無為に過ごす女性
時間に追われる人
時間に追われる人
地球環境を破壊しているのは誰だ?
地球環境を破壊しているのは誰だ?
混乱してるので四六時中考えても結論が得られない
混乱してるので四六時中考えても結論が得られない
家庭が崩壊すれば被害を受けるのは子供である
家庭が崩壊すれば被害を受けるのは子供である

以上

Pocket

【冤罪事件多発!】中世の野蛮国家を体現している日本

Pocket

写真(再審開始の決定を知らせる報道) 出典:NNN
写真(再審開始の決定を知らせる報道) 出典:NNN

 そのあまりに杜撰で野蛮な刑事司法システムゆえ、「日本は中世の国か?」と国際社会が揶揄するようになってから久しい。野蛮国日本を象徴する冤罪事例を新聞記事で見つけた。

リンク:
「検察、有罪立証せず 「自然発火」になお反論 再審結審」

 1995年、大阪市東住吉区の民家火災で小学6年の女児が焼死したが、朴龍晧さんは殺人などの罪で無期懲役が確定し、服役していた。その再審初公判が、2016年4月28日に行われ、即日結審した。裁判所は自然発火の可能性を認定し、検察は有罪主張を断念した。無罪判決は2016年8月10日に言い渡される予定だ。

 朴さんは、違法な取り調べで自白させられたと主張してきたが、検察側は認めていない。そればかりか、「取調官による暴行や脅迫は認められない。自白は自発的で、任意性に何らの疑義もない」と断言している。何の強制もされずに、やってもいない犯罪を自発的に認める人はいない。この事件を担当した検察官は、嘘をついても良心の呵責を感じることがない特技を持っているのだろう。

 その一方で検察側は、裁判所に提出した有罪を裏付ける証拠には信用性が無いと自ら認めている。自分のしている仕事にプライドを持っていないのだろうか?謝罪もしない厚顔無恥な態度は、あまりに無神経である。冤罪で20年以上もの時間を奪われた被害者に対して申し訳ないという気持ちがあるのだろうか?ある訳がない。もしも罪悪感を感じる能力を持っているならば、このような冤罪事件を起こすはずがないのである。仕事の進め方に慎重さを欠く、という次元ではない。官僚組織の中で良心が分散・希釈された結果、人権蹂躙が起きたのである。

 冤罪被害に遭った朴さんは刑務所に長年服役している。検察のデタラメな言い分を鵜呑みにして無期懲役判決を言い渡した裁判官にも大きな責任がある。再発防止には、原因の検証が欠かせないが、地道な検証を行う気持ちはあるのか?

 警察の発表内容をそのまま垂れ流して無実の人を犯人に仕立て上げたマスコミも責めを負うべきである。組織の中での良心分散化・希釈化は、警察・検察だけの事象ではない。権力がやっていることに問題意識を持てないならば、報道機関に存在価値は無い。

 報道を受け取る側の一般国民はどうだろうか?犯罪者を捕まえるためならば、多少の冤罪は起こっても仕方がないと考えてないだろうか?ほとんどの日本国民が冤罪事件に無関心なのは事実だ。自分が痛い目に合わないとダメでは、想像力が無さ過ぎるだろう。冤罪事案に無関心な一方で、8割以上の国民が残虐な死刑制度に賛成している。

 安保法制(=戦争法)は憲法違反だが、自分に火の粉が降りかかるかもしれないという恐怖・心配が多くの人間を反対運動に駆り立てた。冤罪事件も死刑制度も人権侵害の違憲行為なのだが、多くの国民は無関心だ。自分は巻き込まれない、自分は大丈夫という根拠のない自信があるのだろうか?

 警察・検察・裁判所・マスコミの堕落、さらには国民の無関心にも支えられて、今後しばらくは「中世の国、日本」が続きそうである。

参考リンク:

以上

Pocket

【世論調査で8割以上の支持率!】死刑制度は本当に必要なのか?仇討にしか興味がないあなたへ。

Pocket

出典:情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

 ジャパンタイムズが2016年4月6日付で、日本の死刑制度に関する記事を出しました。リンクを以下に貼ります。( )内は私の邦訳です。

「Amnesty slams Japan over death penalty as global executions soar」(世界中の死刑執行数が激増:アムネスティが日本を断罪)

 要旨を以下に記します。

・世界中の死刑執行数は、この25年間で最高を記録した。合計1634人だが、この中に中国での実績は含まれていない。情報が開示されていないからだ。
・日本では、2015年に3人が死刑にされた。
・死刑制度が社会を安全にするというのは幻想だ。
・日本では、死刑囚が精神異常を起こすような状態で長期間(何十年も)拘束されている。
・自白の強要による冤罪だとして再審を求めているのに、死刑にされた者もいる。
・袴田巌氏は45年もの長期間、死刑囚として拘禁され、精神に異常を起こした状態で釈放された。

写真(冤罪で45年以上拘束された袴田巌さん) 出典:ANN
写真(冤罪で45年以上拘束された袴田巌さん) 出典:ANN

・冤罪を大量に生み出す日本の司法制度自体が犯罪である。
・現在の安倍政権の下で、すでに16人が処刑されている。死刑囚の数も増え続けている。
・日本には現在、124人の死刑囚がいるが、そのうち89人が再審請求している。
・日本政府も死刑を廃止する議論を始めるべきだ。

 私もこのブログで過去に、死刑制度に関する記事を書きました。以下にリンクを貼ります。

【冷静に考えてみよう】死刑賛成派が日本で多数を占めるのはなぜか?死刑制度を廃止すべき根本的な理由は何か?

 私は上記リンク先の記事で、たとえ冤罪が無くても死刑制度に反対である理由を述べています。簡単に言うと、
「厄介払いという安易な姿勢で死刑を行っても社会は進歩しないし、犯罪者を通して犯罪が起きた本当の原因と向き合わない限り、同種の事件が繰り返されますよ」
、ということです。

 国の調査によると、2015年1月の時点で日本国民の8割以上が死刑制度に賛成しています。従って、私の意見に賛同する人はほとんどいません。実際、同記事のコメント欄は、次のような反論ばかりです。

・被害者とその遺族の感情を考えたら、加害者を許すことはできない。
・おまえは、自分の大切な人が殺されても同じことが言えるのか?
・加害者は更生不可能だし、刑務所で生かしておいても金の無駄だ。
・絞首刑ではなく、もっと残虐な刑にするべき。
・外国と日本は違う。日本には仇討の文化がある。

 被害者感情を第一に考えた「思いやりにあふれる」コメントと言うべきでしょうか?死刑賛成の人は、自分や自分の親族が加害者になる可能性はゼロであると考えているのでしょうか?加害者の処遇を被害者の感情にゆだねるという考えは、前近代的で野蛮な印象を受けます。加害者になるに至った経緯や社会的な要因、再発防止策などには興味が無いのでしょうか?

 視野狭窄で思考が硬直化していると安易な手段に流されてしまい、進歩することがありません。仇討をして気が晴れればそれでOK、ではいけないのです。

 死刑制度自体には犯罪抑止効果が無いことが、統計的に証明されています。また、日本国憲法第36条では、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」と定められています。最高裁判所は、「絞首刑は人命を奪う刑罰だが残虐ではない。よって違憲ではない」と述べていますが、説得力が全くありません。死刑制度は残虐な刑罰なので明らかに違憲です。立憲主義に基づくならば、死刑制度は廃止すべきでしょう。
 
 社会システムの欠陥によるしわ寄せは社会的弱者へ行きやすく、特に未成年では本人の努力だけで困難を克服するのは無理でしょう。人格に異常が生じ、社会に害を与える存在になった者は、その社会の欠陥・本質を映す鏡であり、社会の他の構成員と無関係ではありません。確かに加害者という厄介者をこの世から抹殺してしまえば、社会制度や我々自身の欠陥と向き合う必要は無くなります。しかし、「臭い物に蓋」という態度にしがみついている限り人間社会が進歩することはありません。原因を究明せず議論もせず対策もせずに放置すると、同じような事件・悲劇が必ず繰り返されます。

 何か事件が起こった場合、本当の原因を直視した上で再発防止策を行う。この地道な繰り返しをせずに、暮らし易い社会を実現することはできません。死刑制度への賛成は、「臭い物に蓋」「厄介払い」という安易な姿勢の表れであり、人間社会の進歩にはつながりません。時間・お金・手間がかかる検証・改善作業を積み重ね、暮らし易い社会の実現のために努力することを避けてはいけません。

 この地道な作業を実行する為には、事件を起こした加害者が生きている必要があります。殺してしまったら話をすることすら出来ません。取り調べや裁判の記録などは情報のごく一部に過ぎないので全く不十分です。

 被害者感情を考えるのは大切ですが、加害者やその背景にある真の原因・社会の腐敗から目を背けてはならないと考えます。

以上

Pocket

【幻滅・・】プロ野球の声出し問題について考える:自浄能力を発揮できない組織は衰退するのみ。

Pocket

写真(円陣を組む巨人の選手たち) 出典:朝日新聞
写真(円陣を組む巨人の選手たち) 出典:朝日新聞

 私自身、プロ野球に関心が無くなってから久しいですが、実際にプロ野球人気は低下の一途を辿っているようです。その衰退しつつあるプロ野球を象徴する報道が最近なされました。

 以下は、巨人で実際に行われてきたことを朝日新聞デジタルが報じたものです。2016年3月14日付の記事から引用します。

引用始め
**********************
球団によると、試合前にベンチ前で円陣を組んだ際に、声出し役の選手が「がんばろう」などと活を入れる。チームが勝った場合、声出し役が各選手から「ご祝儀」として5千円を受け取り、負けた場合は逆に千円ずつ支払う仕組み。2012年5月ごろから自然発生的に始まったといい、声出し役は野手と投手で1人ずつ。順番に担当して、1日で約6万~8万円を手にすることもあったという。
**********************
引用終わり

 球団はゲン担ぎやモチベーション維持を理由に挙げています。こんなことをしないと、最低限のやる気さえ維持できないのが実態のようです。本当でしょうか?

 そもそも、チームが勝利した場合、声出しした選手一人の手柄ではありませんから、他のチームメイトがお金を払う義務もありませんし、声出し選手がお金を受け取る資格もありません。チームが負けた場合、声出しした選手一人の責任ではありませんから、声出し選手がお金を払う義務はありませんし、他のチームメイトがお金を受け取る資格もありません。この無意味なご祝儀制度は、2012年5月頃から始まり、巨人だけでなく、阪神、広島、ソフトバンク、ロッテ、西武、楽天でも行われてきました。

 野球評論家として名高い?張本勲氏(75)は、この問題について次のように述べています。

「こんなことはどこの世界でもやってますよ。官僚であろうが、政治家であろうと」
「我々もよくやるじゃないですか、100円硬貨をポーンと上に投げて、裏か表か。それでラーメン賭けたりするじゃないですか」
「プロ野球というのはファンあってのものですから、ファンが『ダメだよ』と言ったらやめた方がいい。ファンに決めてもらいたい」

 私はサラリーマンをしていますが、このような無意味なご祝儀制度は聞いたことがありません。張本氏の言う通り、官僚や政治家の政界では、こんなことを本当にやっているのでしょうか?張本氏自身が身を置いていた業界なので擁護したい気持ちは分かりますが、あまりに稚拙な言い訳ですね。

 張本氏自身は、この奇妙なご祝儀制度の善悪を判断することが出来ないようです。ファンに対して判断の丸投げをしています。これでも彼なりに、ファンの気持ちを大切にしているようです。

 奇妙な金銭授受制度はこれ以外にもあります。巨人で実際に行われてきたことを朝日新聞デジタルが2016年3月15日付の記事で報じています。以下に引用します。

引用始め
**********************
野球賭博をしたとして昨年11月に巨人から契約を解除された松本竜也元投手(22)が、朝日新聞の取材に、現金のかかった練習があったことを証言した。チーム内では、トランプやマージャンなどの賭け事も選手間で日常的に行われていたという。

松本元投手によると、現金がかかっていたのは、投手へのノック練習。数人でノックを受け、エラーの数が一番多い投手が他の選手に現金を支払う仕組みだった。日々の練習やキャンプ時にもやっていたといい、松本元投手は「エラー3回なら3万円ずつをメンバーに払う。10万円以上負けることもあった」と話した。

この「習慣」は「入団したときからあった」という。2軍選手の参加は強制されないが「ノリが悪いやつだと見られるのでやっていた」。中には、現金がかかっていることを承知で、若手選手に厳しい打球をノックするコーチもいたという。
**********************
引用終わり

 ノリの良い悪いと言っているので、半分遊び感覚で現金をかけていたのでしょう。普通の職場ではあり得ないことです。プロとしての真剣味に欠けている印象を受けます。イチローさんあたりの感想を聞きたいものです。

 試合前の声出し御祝儀制度や、現金をかける練習・・・。これらは氷山の一角なのでしょうか?無意味で不必要な制度や習慣に付き合わされて、ウンザリしている選手は多いはずです。おかしいことはおかしいと声を上げればいいのですが、なかなかそれができない。ナゼでしょうか?

 日本社会では、お上が言うことに素直に従い、雰囲気を読み、他人のやることを気にし過ぎる傾向があります。それゆえ、自分の意見を持たず、意見があっても言わず、議論そのものが行われません。権力者にとっては支配しやすいですが、悪い習慣が改善されず、いつまでも続いてしまうことが多いのです。プロ野球の世界も同じみたいですね。

 プロ野球は個人事業主の集まりですが、臆せず自分の意見を言う人は例外で、基本的にはサラリーマンの世界と同じであることが分かりました。実際、選手会の動きは鈍く、当事者として提言をすることもなく、球団やコミッショナーの指示を待っているだけです。

 自浄能力を発揮できない組織や集団には、衰退し消滅する運命が待っています。

参考リンク:
張本勲氏、プロ野球の声出し問題に「どの業界でもやっている。しかし…」
巨人、選手間で日常的に現金やりとり 「NPBの判断」で公表せず

以上

Pocket

【世界への恥さらし】日本の職場におけるセクハラ実態をイギリスのガーディアン紙が報道

Pocket

写真(東京都内の通勤客) 出典:Andy Rain/EPA
写真(東京都内の通勤客) 出典:Andy Rain/EPA

 日本の職場におけるセクハラ(性的嫌がらせ)実態について、イギリスのガーディアン紙が論じていますので紹介いたします。2016年3月2日付の記事リンクを以下に貼ります。( )内は私の邦訳です。

「Nearly a third of Japan’s women ‘sexually harassed at work’」(日本の職場では女性の約三分の一がセクハラ被害に遭っている)

 上記リンク先の記事内容要旨を以下に記します。

**********************
日本では「女性が輝く社会」を目指しているようだが、政府の報告書によると女性の約三分の一がセクハラ被害に遭っている。この種の調査は日本では初めてだ。

年齢や容姿のことを話題にされるだけではない。わいせつな行為を受けた人は40%、性的関係を強要された人は17%にも上る。

加害者で最も多いのが上司である(約24%)。

公に訴えるケースは少なく、63%の人が我慢している。被害者の1割くらいは訴えるが、対応がいい加減だったり、降格の憂き目に遭っている。

安倍政権は、職場における女性の地位を向上させる政策を掲げている。しかし、非正規雇用や低賃金にあえいでいる女性が多く、上場企業で役員に就いている女性はほとんどいない。国際的に見ても低い水準だ。

2014年に、東京都議会で質問に立った塩村文夏議員に対してセクハラやじが飛ばされ、話題になった。

写真(塩村文夏議員)
写真(塩村文夏議員)

妊娠した女性に対する嫌がらせも、日本の職場で頻発している。不当解雇・降格・言葉の暴力などが典型的だ。

男女格差がどれだけ少ないかを示す指数では、日本のランキングは低く、世界145か国中101位だ。

「Global Gender Gap Index 2015」
**********************

 外国から見ると、日本は女性にとって暮らしにくい場所のようです。このような状況が生まれている背景を少し考えてみましょう。

写真(碧志摩メグ) 出典:(C) MARIBON 再利用不可
写真(碧志摩メグ) 出典:(C) MARIBON 再利用不可

 上のキャラクター「碧志摩メグ」は、三重県志摩市が公認していた市の広報のためのキャラクターです。女性蔑視で不愉快という理由により、公認撤回を市民団体が申し入れましたが、市長は応じませんでした。しかし批判の高まりを受け、2015年11月5日、三重県志摩市は碧志摩メグの公認撤回を発表しました。

 キャラクター公認撤回運動をしていた団体は次のような見解を述べています。

 「17歳という未成年の設定でありながら、胸や太ももなどの表現に顕著な性的誇張表現がなされており、さらにその意図を裏付けるように、 彼女のプロフィールには身長と体重が明記され、「ボーイフレンド募集中」と書かれています。
私たちは、行政が、未成年の女性を性的なものとして表現し、市の広報のための公認キャラクターとして利用し、市役所などの多くの公共の場所で公開をしていることは問題であると考え、志摩市に公認撤回をお願いするための署名運動を行うことにしました。」

 この撤回運動に賛同した人のコメントを以下に引用いたします。

引用始め
***********************
「こういうあからさまな性差別と幼児性愛にまみれた表現を公的機関が普通に使うようになってる現状ほんとうに異常です。「女という存在は幼少の頃より性的に搾取されて当然だし、また我々が心地よく搾取できるように男への愛嬌と媚を身につけていくべきである。」というメッセージを大人達が毎日絶え間無く繰り返し、物心ついた時から子供達は強制的にその命令に晒されて育ちます。現在の日本の社会全体がそうした精神的奴隷状態を女性に強いることで成り立っています。近年こうした表現の異常さに社会は少しづつ慣らされ、公的機関さえも建前をかなぐり捨て、まるで「これこそ世界に誇るべきクールジャパンだ」とでも言うかのように、こうした性差別が子供達の目に付く場所に溢れています。
大半の子供達はこうした価値観にがんじがらめで成長する過程で自分の自尊心を諦め、性差別に順応し、服従するようになります。昔から繰り返されてきた最低のサイクルです。この広告キャンペーンを採用した絶望的に無神経な役人達は、自分達のお気に入りのポルノを市民に強制的にプロモートすることが役所の仕事だとでも勘違いしてハシャいでいるのでしょうか?一刻も早くこうした表現を役所が、社会が、公に支持することの重大な暴力性に気付いて頂きたい。この署名運動は当然の批判であり、苦痛を強いられる者達の悲鳴だと思います。」(小熊 陸氏)
***********************
引用終わり

 「現在の日本の社会全体がそうした精神的奴隷状態を女性に強いることで成り立って」いると、私も思います。普段は無意識下に埋もれている差別意識は、何かのきっかけで表面化します。職場でのセクハラ頻発は、数ある現象の一つに過ぎません。

 ご存じのとおり、日本社会があまりにも暮らし難くなったために出生率が下がり人口が減少しています。小手先の対策ではどうしようもありません。本質的なところに目を向けなければ、社会の衰退は止まらず、取り返しのつかない事態を招くことになるでしょう。

以上

Pocket

【日本は中世の国か?】アムネスティが日本の人権状況を報告

Pocket

写真(菅家利和さん) 出典:今日の出来事ロジー
写真(菅家利和さん) 出典:今日の出来事ロジー

 はじめに、アムネスティ・インターナショナルという組織について簡単に説明します。以下、ウィキペディアからの引用です。

引用始め
**************************
アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は、国際連合との協議資格をもつ、国際的影響力の大きい非政府組織(NGO)である。国際法に則って、死刑の廃止、人権擁護、難民救済など良心の囚人を救済、支援する活動を行っている。

アムネスティは多様な情報源を複合的に活用した高度な情報収集分析能力を持つことでも知られている。人権侵害の疑いのある国に対しては現地での調査を申し入れるのが常である。相手国が人権侵害の事実を否認し調査団の受け入れを拒否した場合でも、国外に逃れ出た難民に対する聞き取り調査などの代替手段を有効に活用して詳細な実態調査報告書を作成している。
**************************
引用終り

 アムネスティインターナショナルは、世界各国の人権状況に関して毎年報告書を発表しています。最新の調査報告書が、2016年2月23日にリリースされました。全文は、下記リンク先からダウンロードできます。

「Amnesty International Report 2015/16: The state of the world’s human rights」

 今回は、上記報告書の中から、日本の人権状況に関する部分を引用いたします。私が邦訳したものを以下に記します。

引用始め
**************************
戦争放棄を謳った平和憲法を持ちながら、安倍総理は2015年7月、自衛隊による集団的自演権行使を可能とする法制を衆議院で強引に可決させた。法案に反対する国民のデモは、数十年の中で最大級のものであった。
日本政府と韓国政府は、戦前戦中の性奴隷システムについて合意した。しかし内容は、生き残った犠牲者により大きな批判にさらされた。
死刑執行は、依然として続いている。

民族的少数派に対する差別:
 国連人種差別撤廃委員会が2014年に勧告を出したにも関わらず、自公政権は人種差別禁止の法案に反対した。それでも国会議員団は、人種差別禁止政策を政府に義務付ける法案を提出した。法案の審議は2015年8月に始まった。在日韓国人に対するデモが増加したこともあり、大阪などいくつかの市は、外国人や少数派に対するヘイトスピーチを取り締まる条例を成立させた。

難民と亡命者:
 難民申請の手続きに関しては依然として問題点が多い。2014年には5000人以上の申請者があったが、法務省が難民認定したのは11人に過ぎない。不適格申請を認定手続きから除外するため、法務省は2015年6月に事前チェック制度導入の計画を発表した。就業目的の亡命申請者が増えていると主張している。認定基準は曖昧だ。大阪地裁がスリランカ人男性の難民申請に対して主張を認める判決を下したにも関わらず、法務省が認定拒否を続けたため、その男性は別の訴訟を2015年8月に起こしている。これは、前代未聞のことだ。

移民労働者の権利:
 日本政府は相変わらず移民に対して厳しい制限をしており、より多くの外国人労働者を受け入れるために、現在の技能実習制度を拡充する計画を発表した。その実習制度の下で雇用者による虐待が起きており、結果として、強制労働・効果的査察や労働者保護の欠如・その他の人権侵害を引き起こしている。2015年6月の時点で、約18万人の外国人が技能実習制度の下で働いている。

性的少数者の権利:
 2015年4月に東京都渋谷区は、同性カップルを結婚と同等だと認める条例を日本で初めて成立させた。同性カップルとして登録されると、法的拘束力がない証明書が発行される。そして、病院での面会で親族扱いされ、賃貸契約で共同署名することが出来るようになる。東京都世田谷区でも同様のガイドラインを採択しており、東京以外のいくつかの市でも将来的に同性カップルを認める可能性がある。

女性に対する暴力:
 戦後70周年を迎えたとき、安倍総理は哀悼の意を表明したが、謝罪については過去の総理大臣談話に言及しただけだった。戦前戦中に女性たちが日本軍により強制的に性奴隷にされたシステムについて、深い責任を負っていることを日本は認め、2015年12月に韓国政府と合意に至った。その合意内容は非難にさらされた。生き残った被害者たちの視点や要望が取り入れられていないし、交渉の過程で彼女らは蚊帳の外に置かれていたからだ。

言論の自由:
 2014年12月に施行された特定秘密保護法は、政府の情報を入手する権利を侵害しかねない条項を含んでいる。この法律に対する懸念は以下の3つだ。政府は明確な基準も無しに秘密指定を行える。秘密指定を監査する国会権限があまりにも弱い。そして、秘密指定情報にアクセスし報道した記者が投獄される危険がある。
 内部告発者を保護し、法律の乱用を効果的に防止する独立監査機関を、日本政府は2015年末の時点で設置していない。

司法制度:
 警察・検察の取り調べ記録を完全に可視化するための法案が、2015年8月に衆議院を通過した。しかし、2015年末の時点で参議院での審議は始まっていない。この法案は、裁判員裁判の対象となる重大犯罪のみに適用され、それは全体の約2%だけである。また、この法案は代用監獄制度の廃止や改善に言及していない。代用監獄制度により、警察は起訴前に容疑者を最大23日間拘留でき、それが、取り調べでの拷問他ひどい扱いを誘発し、自白の強要につながっている。
**************************
引用終り

最後に:
 以上に述べたような内容は日本の暗部に相当しますので、政権の御機嫌取りに熱心なマスコミ(特に大手)の報道では、ほとんどお目にかからないと思います。是非この機会に、アムネスティインターナショナルという国際組織の冷静で客観的な視点を参考にして頂けたらと思います。

以上

Pocket

【自分は無関係ですか?】逮捕された清原容疑者の事例から奴隷根性の本質を考える。

Pocket

写真(覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された清原和博容疑者)
写真(覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された清原和博容疑者)

 2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されました。法律違反を犯し、身も心もボロボロになった挙句、逮捕された清原容疑者。社会的に知名度が高く収入が良くても、精神的に強い訳ではないことが分かります。自分の頭で善悪の判断を行い、自分で自分を律する能力に欠けていると言わざるを得ません。

 幼少から野球に打ち込みプロ野球選手になる過程で、いわゆる体育会系の行動特性を身に付けましたが、社会人として非常に未熟なまま今日まで来てしまったのです。上役には奴隷として仕える代わりに、目下のものに奴隷になることを強要する・・・ 巨人在籍時代の呼称「番長」は、強さの証明ではなく、卑屈さ・弱さの象徴なのです。48歳になるまで自分の本質を理解しないまま堕落を続けた清原容疑者は、これから死ぬまで自分自身と向き合う必要があります。

 薄っぺらな体育会系という行動特性を体現していた清原容疑者は、奴隷根性に凝り固まった弱い人間でもありました。奴隷根性のついて論じた大杉栄氏の著作:「全集・現代文学の発見・第一巻 最初の衝撃」(学芸書林)、から一部引用いたします。

参照リンク:
http://www.aozora.gr.jp/cards/000169/files/1006_13470.html

引用始め
**********************
奴隷根性論:

中略

 勝利者が敗北者の上に有する権利は絶対無限である。主人は奴隷に対して生殺与奪の権を持っている。しかし奴隷には、あらゆる義務こそあれ、何等の権利のあろう筈がない。

 奴隷は常に駄獣や家畜と同じように取扱われる。仕事のできる間は食わしても置くが、病気か不具にでもなれば、容赦もなく捨てて顧みない。少しでも主人の気に触れれば、すぐさま殺されてしまう。金の代りに交易される。祭壇の前の犠牲となる。時としてはまた、酋長が客膳を飾る、皿の中の肉となる。

 けれども彼等奴隷は、この残酷な主人の行いをもあえて無理とは思わず、ただ自分はそう取扱わるべき運命のものとばかりあきらめている。そして社会がもっと違ったふうに組織されるものであるなどとは、主人も奴隷もさらに考えない。

 奴隷のこの絶対的服従は、彼等をしていわゆる奴隷根性の卑劣に陥らしむるとともに、また一般の道徳の上にもはなはだしき頽敗を帰さしめた。一体人が道徳的に完成せられるのは、これを消極的に言えば、他人を害するようなそして自分を堕落さすような行為を、ほとんど本能的に避ける徳性を得ることにある。しかるに何等の非難または刑罪の恐れもなく、かつ何等の保護も抵抗もないものの上に、容赦なくその出来心のいっさいを満足さすというがごときは、これとまったく反対の効果を生ずるのは言うまでもない。飽くことを知らない暴慢と残虐とがはびこる。

 かくして社会の中間にあるものは、弱者を虐遇することに馴れると同時に、また強者に対しては自ら奴隷の役目を演ずることに馴れた。小主人は自らの奴隷の前に傲慢なるとともに、大主人の前には自らまったく奴隷の態度を学んだ。

 強者に対する盲目の絶対の服従、これが奴隷制度の生んだ一大道徳律である。そして主人および酋長に対するこの奴隷根性が、その後の道徳進化の上に、いかなる影響を及ぼしたかは次に見たい。

中略

 主人に喜ばれる、主人に盲従する、主人を崇拝する。これが全社会組織の暴力と恐怖との上に築かれた、原始時代からホンの近代に至るまでの、ほとんど唯一の大道徳律であったのである。

 そしてこの道徳律が人類の脳髄の中に、容易に消え去ることのできない、深い溝を穿ってしまった。服従を基礎とする今日のいっさいの道徳は、要するにこの奴隷根性のお名残りである。

 政府の形式を変えたり、憲法の条文を改めたりするのは、何でもない仕事である。けれども過去数万年あるいは数十万年の間、われわれ人類の脳髄に刻み込まれたこの奴隷根性を消え去らしめることは、なかなかに容易な事業じゃない。けれども真にわれわれが自由人たらんがためには、どうしてもこの事業は完成しなければならぬ。
**********************
引用終り

 奴隷根性は、体育会系を自認する一部の人たち特有のものではありません。

 選挙で投票せずに棄権する人たちは、社会の在り方を自分で決めようとせず、お上の言う通りに従いますと宣言しているのと同じです。これを奴隷根性と呼ばずして、何と表現すべきでしょうか?

図(2014年の衆院選における自民党獲得票数と棄権者数の比較) 出典:数値は総務省集計データ通りだが、図自体の出典は不明
図(2014年の衆院選における自民党獲得票数と棄権者数の比較) 出典:数値は総務省集計データ通りだが、図自体の出典は不明

 棄権した人は、「私は奴隷根性なんか持っていない。失礼だ。」と言うかもしれませんが、奴隷根性は無意識下に押し込まれているために気づいていないだけです。

 奴隷根性を持った国民たちによって誕生した安倍政権は、立派とは言えない人たちで構成されています。国民に対して奴隷であることを強要する代わりに、親分であるアメリカ様に対しては忠実な奴隷として尽くしています。

 例えば、広島・長崎への原爆投下はアメリカによる戦争犯罪ですが、こんな当たり前の事実さえもアメリカ様に遠慮して、国会の場ではっきり認めることができません。山本太郎議員は、「いつまで、没落間近の大国のコバンザメを続ける気ですか?」、と厳しく安倍総理を追及していました。詳しくは、下記リンク先の記事でご確認ください。

【山本太郎議員の追及】自民党はアメリカの奴隷であることを国会で明らかにした場面の紹介

最後に:
 冒頭で清原容疑者の例を挙げましたが、これは決して芸能ニュースの延長で気楽に眺める類のものではありません。かつては脚光を浴びていても、その奴隷根性(=精神的未熟さ)ゆえに凋落してしまった姿を、日本人一人一人は自分と重ね合わせてみる必要があると思います。先ほどの大杉栄氏の文章をもう一度引用して、本記事を終わりたいと思います。

「われわれ人類の脳髄に刻み込まれたこの奴隷根性を消え去らしめることは、なかなかに容易な事業じゃない。けれども真にわれわれが自由人たらんがためには、どうしてもこの事業は完成しなければならぬ。」

以上

Pocket

【アメリカのスーパーマーケットを比較する】あなたはどちらの店で働きたいですか?

Pocket

 アメリカに本社がある二つのスーパーマーケットチェーンを紹介いたします。

写真(ウォルマートとウィンコフーズの比較) 出典:the investigative
写真(ウォルマートとウィンコフーズの比較) 出典:the investigative

1)ウォルマート(写真左)
・アメリカのアーカンソー州に本部を置く世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、売上額が世界最大の企業です。
・創業者サム・ウォルトンの親族5名の総資産は約8兆円にもなります。ビルゲイツよりもお金持ちなんですね。
・従業員の労働条件が悪く、低賃金の非正規雇用ばかりで正社員採用には消極的です。労働組合を結成しようとする者は即刻解雇されてしまいます。
・年金も保険もなく、従業員の士気は低く、結果として顧客満足度は思わしくありません。

2)ウィンコフーズ(写真右)
・アメリカのアイダホ州ボイジーに本拠を持ち、2015年現在、店舗数は100程度。
・従業員持ち株会社という制度を採用しており、社員の士気は高いです。
・店員に支払われる時給は、ウォルマートよりもずっと高く、接客態度が良いです。
・貯金100万ドルの従業員が400人以上います。
・独自の年金システムを持っています。
・合理的なローコストオペレーションにより、ウォルマート以上の低価格を実現しています。

 二つのスーパーマーケットチェーンを紹介しましたが、あなたはどちらの店舗で働きたいですか?また、どちらのお店で買い物をしたいですか?

 正直アメリカに対しては、強欲資本主義ここに極まれり、という印象を持っていました。しかし、従業員のことを考えている良心的な企業も存在するのです。1)と2)、どちらが人間社会のためになるかは言うまでもないでしょう。

参考リンク:
ウィンコフーズ WinCo Foods

以上

Pocket

【おすすめビデオの紹介】暮らしやすい世の中にするためのヒントがいっぱい!

Pocket

出典:YouTubeビデオ「Video that will change your life. I have no words left.」より
出典:YouTubeビデオ「Video that will change your life. I have no words left.」より

 今回は、皆さんに一本のYouTubeビデオを紹介します。2016年1月19日現在で、再生回数が1300万回を超えています。時間は短いですが、暮らしやすい世の中にするためのヒントがたくさん詰まっています。セリフはありませんが、メッセージ性に富んでいます。どうぞご覧ください。

「Video that will change your life. I have no words left.」(4分35秒)

 このビデオを、一人でも多くの人に見て欲しいと思います。共感して頂けたら、ネット上での拡散にご協力をお願いします。

以上

Pocket