【悪魔の所業!】原発のゴミで作られた兵器により生命を脅かされている人たち

写真(劣化ウラン弾が原因で、先天性心臓疾患と四肢奇形になった女の子) 出典:Donna Mulhearn

写真(劣化ウラン弾が原因で、先天性心臓疾患と四肢奇形になった女の子) 出典:Donna Mulhearn

厄介な核のゴミを「有効利用」する方法

世界中の原子力発電所から発生した放射性廃棄物を安全・確実に処分する方法はあるのでしょうか?

下記の通り、実際には問題山積です。
・途方もないお金と時間がかかる
・最終処分場の候補地すら見つからない
・極めて危険である
・将来世代に負の遺産を残す
・その他

これらの事実から目を背けて原発再稼働を目論んでいる人たちは犯罪者と言っていいでしょう。

しかし、世の中には犯罪者を上回る悪魔がいます。

放射性廃棄物を利用して、劣化ウラン弾を製造、販売することを思い付いた人たちがいるのです。

金儲けにもなるし、放射性廃棄物の処分もできるので一石二鳥だと思ったのでしょう。

イラクなどの戦場で使われた劣化ウラン弾は放射性物質をまき散らし、兵士や住民たちに深刻な健康被害をもたらしています。

悪魔の所業です。

巨大な原子力産業を持ち、軍事的にもアメリカと結びつきが強い日本は劣化ウラン弾と大いに関係があります。

臭い物に蓋や、事なかれ主義は許されません。

劣化ウラン弾とは?

劣化ウランは、原発や兵器用の濃縮ウランを生成する過程で生まれます。

劣化ウラン弾は、1991年と2003年のアメリカ-イラク戦争で大量に使用されました。

劣化ウランは密度が高いので戦車の装甲板を貫通することができます。

劣化ウランが燃え上がると、放射性粉塵の酸化ウランが空気中に拡散するのです。

酸化ウランの半減期は約45億年。

人類が滅亡した後も、ずっと残り続けるのです。

項目 説明
主成分 ウランを使用した弾丸
劣化ウランの特徴 自然界に存在するウラン238よりも重いウラン235を使用し、非常に硬いため、装甲を貫通しやすい。
使用目的 軍事目的での敵の装甲破壊
健康への影響 劣化ウランは、微小な粒子状になって放出され、呼吸器に入り込んだり、体内に吸収されたりすると、がんや先天性障害などの健康被害を引き起こす可能性がある。
禁止国 多くの国で、使用が禁止されている。また、使用された場合、国際法違反とされることがある。

劣化ウラン弾による健康被害

劣化ウラン弾が使われた地域に入る時は防毒マスクを着用するように、イギリス国防省は自国の兵士に通達しました。

しかし、イラク国民に対して警告は一切無く、多くの人が放射性粉塵と接触してしまったのです。

その結果、劣化ウラン弾が使われた場所では数年後、先天性奇形や癌が多発するようになりました。

粉末状のウラン酸化物は、呼吸・食べ物を通して体内に取り込まれます。

血液中に溶けると腎臓を傷め、骨では周囲細胞が被爆し続けます。

内部被爆で遺伝子の突然変異が起こり、癌や奇形の原因となります。

その影響は世代を超えて継続するのです。

2010年に実施された調査結果によると、ファルージャで生まれた赤ん坊の14.7%に異常が見られたという。

参考↓↓(悲惨な画像なので閲覧注意)
劣化ウラン弾による奇形の画像

最後に:

下記のYouTubeビデオで、劣化ウラン弾による具体的な健康被害を確認できます。

むごい映像ですが、目を背けずに事実を確認して頂きたいと思います。

(→2012年5月公開されましたが、2023年2月現在、視聴不可となっています
https://www.youtube.com/watch?v=ZwWaQ0_c8wI&index=28&list=WL

参考文献リンク:
IPPNW(=International Physicians for the Prevention of Nuclear War:核戦争防止国際医師会議)の資料

以上

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