「憲法って良く分からない」という人には、この山本太郎の演説がオススメ!

2017年11月12日に、名古屋で、「立憲主義を再始動し、安倍改憲を止める市民と国会議員の街宣」が行われました。その中で、自由党の山本太郎議員が憲法の意義について分かり易く説明していました。「憲法なんて自分に関係ない」と思っている人に憲法を身近に感じてもらうための格好の教材だと思います。YouTubeビデオのリンクを貼ります。

Facebookの山本太郎後援会様が書き起こしをしてくださったので、以下に引用いたします。参考にしてください。

引用始め
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「立憲民主党、そして共産党そして社民党、そして自由党、ここに所属するメンバー達が、名古屋の皆さんの呼び掛けに応えてましてここをお借りして、皆さんに『憲法』をキーワードにお話しさせて頂いてます」

「憲法とか言われたってよく分かんない、そういう方もいらっしゃると思うんです。原発事故がある前の山本太郎はそんな人間でした。小学校中学校、そんなところでちょこっとなら憲法の話で、その後の人生憲法の重要さをずっと引きずっては生きていけませんよ、はっきり言って」

「憲法の重要さ、何かって聞かれて、私は100%答えられるって人どれ位いらっしゃいますか?そう多くはないと思うんです。マニアックな方はいらっしゃると思うんですが。でね、先ず前提として皆さんにお聞きしたいんです。俺と私と政治は何も関係がない、そう思われる方っていらっしゃいますか?」

「政治が幾ら自分が頑張っても変えられるものじゃない。そういうふうに思われる方いらっしゃいますか?そう思われる方に1つお聞きしたいんです。どうして信号を青信号で渡るんですか?どうして信号が赤になったら止まるんですか?ルールだからですよね。これ道路交通法に書かれたルールなんですよ」

「もう1個お聞きしたいんです。消費税現在8%、私は消費税が気に食わないからといって、レジで消費税支払うのを拒否する人いますか?いませんよね。どうしてでしょうか?ルールだからですよ。消費税法に則ったルールに、皆さんレジで消費税分を加算した分を取られるんです。何が言いたいか?」

「そのルール、どこで作ってますか?(国会!国会!)国会なんです。立法府、国会によって色んな法律が作られる。先程言いました。私と政治は関係がない、そう思われている方。考え直して頂きたい。とんでもない。政治とあなたはつながりまくってるんですよ!(そうだ!そうや〜!)あなたが政治に無関心でも、無関係ではいられないっていうのはそこなんです!」

「10月に選挙がありましたよね。この選挙自民党安定して勝ちましたよ、結局。この先何をやっていくか?安倍政権がって事なんですけれども。恐らく憲法改正やっていきます。で、憲法、一体何なの?って方の為、1人でもいちゃいけない、原発事故前の私みたいな人がいちゃいけないので説明させて下さい」

「先程言いました、国会で作られたルール、法律はこの国に生きる人々を縛る為の鎖です。1人1人が好き勝手やってたら、この国無茶苦茶になりますよね。だから国家権力、国会など立法機関によって皆さんに対するルールを決めた法が法律。一方で権力者、天皇・総理大臣・国務大臣・国会議員、その他公務員が守らなきゃいけないこの国の最高法規が『憲法』ですよね。(そうだ!そうよね!)」

「憲法って何だ!権力者を縛る鎖なんだっていう当たり前の話ですよ。この権力者を縛る鎖を、権力者自ら緩めるような憲法改正を望むって、話が逆転してないですか!?(そうだ!!その通り!)これは例えていうならば、泥棒が窃盗罪を緩めたり、詐欺師がそれに関わる法律をもっと緩くしてくれと言ってるのと同じ事なんですよ!(そうだ〜!)」

「1万歩譲ります。憲法変えたいというならば、今ある憲法を守っている。それが大前提じゃないですか?それをちょっと簡単にチェックさせて頂きたいんです。自分はこの世の中に生きてても許される存在だと、胸を張って手を挙げられる方ってどれ位いらっしゃいますか?」

「自分がこの世の中に生きてて良いのか?悪いのか?生きてちゃいけないんじゃないか?そういうふうに思い込まされてませんか?それは誰の所為なんでしょう?(政治や!)そう、私もそう思います。あなたは生きているだけで、十二分に価値があるんだという世の中を作る事が政治の使命なんですよ!それが書かれたのが『憲法』なんですよ!」

「憲法25条『国民は健康で文化的最低限度の生活を営む権利を有する』。大企業お仲間に好き勝手やらせておいて、結果この国がどうなったか?安倍政権になってから。民主党政権と比べてみても明らかなんです。民主党時代悪く言われる、でも数字で見たら明らかなんですよ。2012年と2016年で比べて下さいよ!1人暮らしの世帯の中で貯金出来てる人の数がどんどん減っちゃってる」

「貯金ゼロが、民主党政権時代よりも15%近くも増えてるのが現状なんですよ。国民生活基礎調査、厚生労働省発表!それを見てみれば、生活が苦しいという人々6割近く。子どものいる家庭6割以上が生活が苦しい。シングルマザー82%が生活が苦しい。単身女性20〜64歳まで3人に1人が貧困」

「これのどこが先進国だ!これの何がアベノミクスだと思いませんか!?皆さん!(そうだ!拍手)今ある憲法を守らない輩達が、憲法を変えようなんて100万年早い!!そう思いませんか!?(そうだ〜!!)ひと握りのお友達の為に政治を行い続ける国家の私物化。それは税制を歪めたり、労働環境をぶっ壊す事だけじゃなく、加計学園問題でもこう明らかなんですよ!こんな分かりやすい例はないから、野党はそれを追求し続けているんです」

「国家の私物化が許されれば、当然この国の未来なんてないですよ!憲法改正について教育の無償化、これを謳ってる。法律で出来る事を、どうして憲法でやろうとするんですか?圧倒的多数の自民党公明党で、教育の無償化を法律でやればいいじゃないか!?(そうだ〜!)余りにもあり得ないですよ。奨学金問題、首締まってますよね。これ大学生だけじゃないんです。大学を出てから支払いが始まるから、60代に及ぶ人達にまで首が絞まってる状況なんですよ」

「大学生も今や、2人に1人が奨学金。7割近くの人達が利息が付くタイプにされてしまっている。これによって一体誰が得するんですか?企業が儲ってんだよって!奨学金による利息だけで、年間380億円近く利益が上がる。これは金融機関に利息として払われる。何を若者食い物にしてるんだって話なんです。そして延滞金、年間40億円近く儲けがある。これ、その一部誰がかすめ取るんだ。日立がやってるようなサービサー、こういう債権の切り取りをやってる者達が儲るんだって話なんですよ」

「この国に生きる者達、若者達、この国の財産じゃないか!将来仕事をして頂いて、納税で返してもらうっていうのが先進国的な考え方。この国は今やもう若者でさえも、企業に差し上げる生け贄として差し上げられてるんですよ!こんな政治変えるしかないじゃないかって!!(そうだ〜!拍手)憲法15条、公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではないとあります。今やられている政治は紛れもなく、一部の者の為の政治!奉仕者と成り下がってませんか!?(そうだ!!)」

「数の力で物言わされるんです。このまま憲法の議論が進んだとしたら、恐らく国民投票にいくと思います。国民投票にいかせない、その前で止めるという話はよく分かる。でも現実を見れば、それを止めるのは難しいかもしんない。だとしたら国民投票の時に、今政治がやっている出鱈目とそしてその憲法を変えようとしている中身の危険性、これを1人でも多くの人達に伝える為には、皆さんお一人お一人の力が必要なんです!力合わせて止めましょうよ!!今ある憲法を先ず守れ!!税金ないところから取るな!あるところから取れ!当たり前の政治をやってからの話だ!!力合わせて頑張りましょう!!」
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引用終わり

以上

コメント

  1. あん より:

    私は、立憲主義で法治主義で民主主義の国は、良いと思っています。みんなもそう思っていると思っていました。
    でもふと、安倍さんたちは、そう思っていないのではないかと、思いました。
    もう一つ、日本の戦争放棄の憲法も素晴らしく、人類の夢の現実化の第一歩として、世界中に広めたいと思うのですが。
    安倍さんたちの国家観では、戦争こそが国家の大権であり、最も需要な国家の機能と思っているように見えます。
    国民は、兵とその生産者であるとしか思っていない、ようにも。
    「兵はいくら死んでも構わない。」という、昔の将軍の言葉を目にしたことが有りますが、現政権の国民への冷酷な仕打ちを見ると、それと同様な気配を感じてしまいます。
    昔現実に有った国家観・国民観なので、彼らが現在も、それと同様な思考をもっている可能性が、有るように思えてきます。
    憲法を考えるとき、国家とはなにか、という議論をしていく必要が出てきた気がします。

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