自衛官募集のポスターが萌え系になっているのはナゼか?

 歴代自民党政権の憲法九条解釈をねじ曲げ、強引に安保法制(=戦争法)を成立させた安倍政権。この米国傀儡政権は、米国とともに戦争をしたくてたまらないようだ。安倍さんのプチ覇権主義の妄想に、日米軍需産業の要請が加わり、戦争ができる国へまっしぐらである。2017年6月には、共謀罪法(=戦前の治安維持法)をロクな議論もしないまま強行採決し、気に入らない奴を社会から排除する準備もできた。

 また、北朝鮮の脅威を煽ることで、防衛予算増額への反対意見を封殺している。国民の多くが、生活が苦しいと訴えているのに、お構いなしだ。

 このままいけば、日本はアメリカの侵略戦争に加担し、戦前の過ちを繰り返すことになるだろう。戦争をやりたがる人間は、戦争による被害を受けることがなく、逆においしい思いをする立場である。一番迷惑なのは、日本の自衛隊員たちである。本当のことを知らされず、前線に送られ、命を危険にさらされるのだ。運よくケガをしなくても、心的外傷は免れず、帰還した自衛隊員の自殺率は異常な高率となる。

 戦前の旧日本軍は、前線で補給を絶たれ、飢え死にする者が続出した。作戦と呼べるようなものはなく、多くのものが無駄死したのだ。いまだに放置されている遺骨が多数ある。言語道断である。

写真(未回収の遺骨)出典:野口健氏のブログ

 日本の「責任者」などというものは、いざとなったら、部下を見捨てて逃げてしまうことが多い。決して、信用してはならない。

 このような現実に気付く者が自衛隊の中でも増え、その結果、辞めていく者が続出している。そればかりか、応募者数も激減している。防衛省も手をこまねいているわけには行かないので、対策に乗り出した。次のような自衛官募集ポスターを作ったのだ。





 あくまで一例であるが、最近、やたらとこの手の萌え系ポスターが目立つ。実情を隠せば、情報弱者である若者をだませると思ったのだろうか?なりふり構わぬ勧誘活動は詐欺と同じだ。まともな若者は、こんな募集ポスターを見たら不信感しか抱かないだろう。少なくとも、優秀な若者にたくさん応募してほしいという目的をもって作成したものではあるまい。見る側がどのように受け取るかという想像力が欠如しているのである。自衛隊という組織が自己崩壊を始めたのか?、と疑われても文句は言えまい。

自衛官候補生募集のポスター

 そもそもの原因は、安倍総理にある。「我が軍」などと言って自衛隊を私物化している安倍さん自身が、自衛隊への信頼を失墜させ、隊員たちのモチベーションを下げ、国民からの支持も失わせているのだ。誠に愚かという他ない。

 萌え系も含め、こんなふざけた募集広告はおそらく世界中を探しても見つからないであろう。機能不全を起こしている組織の悲鳴に見えてしまう。

 みなさんはどう考えますか?

以上

コメント

  1. アホの証明 より:

    民主党時代のポスターも含まれてるけどね(笑)

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